雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【仕事納め】 2007年12月29日

 

山の木々もすっかり葉を落とし、窓からの風景もすっかり冬らしく成って来ました。

今年も残り二日です、池の鴨も正月でか帰省して来ました。

我社も今日で仕事納めです、今夜は社員大工、協力業者のみなさんで納会で〆とします。

今年の疲れを癒し、また来年も頑張って貰う様シッカリと飲んでもらいます。

明日よりお正月休みに入り来年7日より仕事初めです。

私はまだ仕事が残っています、事務所の片付け、清掃、大型リフオーム物件の実調もあります。

正月も、今日打ち合わせで最終プランを決めて戴いたお客様の設計作業も有りますので二日より出勤の予定です、根っからの貧乏性なので仕方ないです。

正月もだいたい事務所に出て居ますので、冬の体感ハウス見学ご希望のお方は遠慮なく申し付け下さい。

只、出たり、入ったりと成るかもしれませんので、前もってご連絡戴ければ助かります。

本年度中、お世話に成りました皆々様へ感謝を申し上げます。

また来年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

どうか良いお年をお迎え下さいませ。

 

【下塗り完了】 2007年12月28日

M様邸、実にタイミングよくシラスそとん壁の下塗りが昨日完了致しました。

M様の日頃の行ないが良かったのでしょう、下塗り作業の二日間だけ見事に晴れ渡り、気温も高く助かりました、30日から気温が下がりそうです、まさにグットタイミング、ツイテル、ツイテルでした。上塗りは気温の上がる三月までお預けです。

下塗り時にはクラック防止の為に対アルカリ性ガラス繊維で製造された「ファイバーネット」を伏せ込みます、ラス網はモルタルの中に食い込み強度の出るウエーブラスを使用しています。

 

 

 

【あと一息】 2007年12月27日

ここのところの好天に恵まれ、M様社屋の外部足場がようやく取れました。

気温も割りと高めだったので、心配していたシラスそとん壁のエフロ(白華)現象も出ず一安心です。

残りの内装仕上げを追い込み中、あと一息です。

 

【嬉しいお便り】 2007年12月25日

 先日、今年の夏にお引渡しをしたお客様から下記のような嬉しいお便りを頂いた。

喘息で薬が離せなかったお子様が、引越し以来薬を飲まなくても大丈夫に成ったとの事。

「こんなにも住まいが健康に影響する事を実感しました」と仰って頂いた。

住み心地に拘り健康住宅造りを目指す者には、この上ない喜びであり励みと成る有難いお言葉である。

拘った家造りをご理解頂き、喜んで頂けるのが一番嬉しい、職人冥利に尽きる時だ。

 

 

 

【制震工法】 2007年12月22日

    

M様邸、来週のシラスそとん壁の下塗りに備えて、現場は大工さん連休返上で頑張っています。

サッシ取付け、外断熱工事、外壁下地と順調に進み、どうやら来週は天気も良いようで予定通り下塗りが出来そうです。

今回M様邸では地震対策として、耐震プラス制震工法を採用して頂きました。

耐震対策には三つの工法があります。

◎地震の揺れに耐える「耐震工法」

◎地震の揺れを吸収する「制震工法」(最近HMがTV、CMで「地震にブレーキをかける」と言ってるのです)

◎地震の揺れを伝えない「免震工法」

今や耐震は当たり前、我社では大地震時に揺れを吸収して建物にかかるダメージを軽くして家を守る「制震装置」を考えていました。

色々と各メーカーの製品を比較検証した結果、性能ばかりでなくコスト、施工性等総合的に良かった製品に決めました。

特に決め手となったのは、筋交いと併用して取り付ける事が出来るという点でした。

他の製品は取り付ける場所には筋交いが取り付けられず、耐震強度を基準法の1.5倍で設計する場合は満足させる事が出来かねました(壁倍率の大臣認定が取れてない製品が多いから)筋交いと併用出来る事で強度を保ちながら大地震に粘る家にする事が出来ます。

但し大臣認定は取れていませんが、其れなりの強度は有りますので偏芯率計算の時は加えて計算してバランスを取る必要があります。

年明けの施工の予定です。

ご興味の有るお方は、現場は何時でも公開致しますので、お気軽にご連絡下さい、ご案内させて戴きます。

 

【千載一遇】 2007年12月20日

十二月に入って出雲の空にはお天道さんがあまり顔を出してくれなかったが、今日は久しぶりに一日中晴れ渡った良い天気でした。

雨模様が多く、中々外部の仕上げ塗りが出来なかったM様社屋現場、少し大げさだが今日は千載一遇のチャンス、シラスそとん壁の上塗りが出来た。

明日も引き続き良い天気の様なので仕上げ塗り完了の予定である、此れで来週足場が撤去出来そうだ。

シラスそとん壁、少しでも雨に濡らしたらダメ、低温はダメ(白華現象が出る為)と

自然素材特有の我侭な材料である。(それでも塗る訳はある)

精々塗れるのは年内、年が替われば三月にならないと塗れない、年内にM様邸の下塗りも済まさなければならない、幸い来週も二日ばかりチャンスが有りそうである、何時もの滑り込みセーフを神頼みするしかない。

 

【ワンちゃんその後】 2007年12月19日

我が家の愛犬「ロン」毎日元気に一緒に出勤しています。

ダスキンのお姉さんにプレゼントして貰ったお気に入りのハタキで遊んでは眠りこけています。

やはり杉の無垢床板は気持ちよさそうです。

此の写真は先日、ソーラーサーキットの家にお住まいのk様ご夫妻がHPを見て態々ご訪問戴いた時のツゥショット写真です。

凛々しい顔をしたイケメンの柴犬はk様の愛犬小太郎君です、未だ六ヶ月だそうですが、もの凄くデカイです。

今日、小太郎君の遊び場にフエンスを張りたいと言う事で、打ち合わせにお伺い

した時に頂いた写真です。

 

【総相当隙間面積】 2007年12月17日

10cm2、此れは今日気密テストをした、M様社屋の総相当隙間面積の数値です

解りやすく言うと、建物全ての隙間を加えたものが10cm2即ち、隙間面積が3cm

角強の大きさしかないと言うことです。

此れを建物面積で除したものがC値と成ります、此の建物のC値は0.07と成りました、超高気密です。

気密テストは断熱工事の通信簿みたいなものです、手抜きをすれば直ぐに数値に出ますので、いい加減な仕事は出来ません、我社ではC値は0.3以下を標準としています。

C値0.3以下は引き違いサッシの大きさや数に因って、いくら丁寧な仕事をしても

数値は上下します。

断熱気密サッシと言っても引き違いサッシの気密性は悪いからです、今回数値が

良かったのは引き違い腰窓が二ヶ所と少ないのも一因です。

気密性能は計画換気、湿度コントロール等、住み心地に大きく影響するのは言うまでもありません。

 

【換気経路】 2007年12月15日

 九月末にお引渡しをしたI様邸、先日お邪魔させて頂いた折に玄関の臭い溜りが少し感じられ(鼻が可也、敏感なもので)気に成っていたので、今日は念の為

に換気システムの風量を確認させて頂いた。

五ヶ所プラス一ヶ所の給気口と八ヶ所の排気口の風量測定をしたが、全て設計通りの風量が有り換気システムには問題無い事が判りました。

後は換気経路の問題です。

換気設計時にプラン上、玄関が少し谷間に成る感がありましたが、玄関には熱源が無いので、冬少しでも暖かい家にと想い給気口を付けない計画でいましたが

気に成っていたので、念の為給気口は取り付け、口は閉じていましたので此れを

開けましたので、これで多分大丈夫と思いますので様子を視て頂きます。

給気口を多く付けると換気風量が増えると思ってる方もいらっしゃいますが、換気風量は変わりません、給気口の風速が遅く成るだけでトータルの換気風量は同じです。

只これは建物の気密性が良い事が大前提です、C値で言うと0.3以下が望ましいです。

これから冬に向かい、過乾燥を防ぐ為に換気量を絞った時には特に違いが出てきます。

 

 

【中間検査】 2007年12月12日

先月末に上棟をしたM様邸、今日は中間検査を受けました。

中間検査は、建物位置、図面通りの寸法で敷地に納まっているか、柱、筋交い寸法、筋交い位置、金物が図面通りになっているかが、主な検査項目です。

指摘事項無しで合格でした。勿論、図面通りにキチンと仕事がしてあるので、言う事も無いかもしれませんが、確認申請時の様に重箱のスミをツツク事も無く直ぐに終わりました、現場主義の私には?でした。

検査員の方に「骨組みが太くシッカリしていますね」と仰って頂いた。

「最近の家は材も細いし集成材の家が多く成ってきた」とお話された「うちでは歴史に証明されない物は主要構造部には使いませんと説明したところだった。

 

 

【頭が痛い】 2007年12月10日

木材乾燥養生中だったM様社屋現場、内部造作、外装工事が始まりました。

外装は1Fはコンクリート打ちっ放しのサイデング、2Fはいつものシラスそとん壁塗りです、下塗りは終わりましたので、クラック防止の為外回りの内壁が完了次第、年内に上塗り仕上げをします。

年を代わると気温が下がり3月まで塗れなくなります、此の材の欠点です。

シラスそとん壁は気に入った材で良く使いますが、残念な事に御多分に洩れず先日

メーカーよりお願いのお便りがありました「企業としての努力も限界に達し、ここに至って原価格の維持は不可能になりました」と値上げの知らせです。

現在、請けている物件に関しては来年五月末までの納品は現行価格据え置きという事で助かりますが、それから先が思いやられるところです。

我々は簡単に末端価格を上げる事は出来ませんが、それこそ企業努力も限界です。

何か対策を考えなければいけません、頭の痛いところです。

 

【名前が付きました】 2007年12月8日

僕の名前は「ロン」です。

先月、天国に逝ったチロお姉さんの様に賢く成って欲しいということで、一字貰って「ロン」です。

ンは此れでお終い、止めのンだそうです、もう絶対飼わないそうです。

朝はお父さんと一緒に出勤します、帰りはお父さんは遅いので、お母さんと一足先に帰宅します。

今、トイレの訓練中です、たまにお漏らしをして叱られています。

僕の家は築40年の風通しの良い家で寒くてトイレが近くなります。

家では紐を外して貰いますので、猫のお兄さん達と一緒にコタツに潜り込んでいます。

会社はソーラーサーキットの家なので、とても暖かく気持ちが好いです、でも紐で繋がれています。

探検好きなのでチョロチョロして仕事の邪魔をしないようにです。

チロお姉さんの様に賢く成って早く紐を外して貰うよう頑張ります。

 

【新しい家族】 2007年12月5日

新しい家族が増えました。(未だ名前は付いていません)

もう二度と飼うまいと、心に決めていましたが先日の出勤途中、公園でおばさんに庭箒で追いかけられキャン、キャン泣いている子犬が目に入り、可哀想で取りあえず保護しましたが、円らな瞳で「助けて下さい」と訴えられ、遂に負けて車に乗せました。

     

車に乗るなり、よほど安心したのか      よほど疲れていたのか、会社に着いて

寝入ってしまいました。              からも此の通りでした、二、三日前から 

                                                               捨てられていたそうです。                         

     

生後二ヶ月過ぎと思われますが、シャンプーをして新しいベットを買って貰い、運動の合間はひたすら睡眠です、寝る子は育つ!

 

【日曜出勤】 2007年12月3日

昨日は日曜出勤だった。

29日に上棟したM様邸のコロナ瓦葺き作業でした。

今週前半は雨降りの天気予報、木材をなるべく雨に濡らしたくない想いで日曜出勤となりました。

コロナ瓦は自社で施工します、施工性が良く大工さんでも施工出来る利点があります。

屋根下地が終わると続けて、瓦葺きが出来、短期間で屋根工事が完了する為

山陰の変わりやすい天気には好都合の材です。

コロナ瓦は一枚1250×370の寸法で重量はu当たり7kと瓦に比べると1/7の軽さの為に大地震にも有利です。

本体はビス止め風速55mの強風にも耐えられた実績が有り飛散の心配がありません。

異常気象による突風が増えてきています、耐風対策としてもお奨め出来る材です

軽い屋根材の場合は突風に屋根ごと持って行かれない様に垂木金物の取り付けが必要です。

法的には取り付け義務の無い此の金物、意外と取り付けて無いのが現状です。

 

【残り一枚】 2007年12月1日

 

壁のカレンダーも残り一枚となり、今日より師走。

街ではクリスマスソングが流れ、年末の気忙しい雰囲気に成りました、平成19年も後30日で終わり平成20年代に突入です。

今更ジタバタしても如何しようもありません、こういう時は山でも眺めて心を落ち着けてラストスパートです。

 

体感ハウス、ダイニングからの眺めです、今年は紅葉が遅く漸く色付いたところです。

三刀屋の山が育ちは、やはり山を眺めると自律神経が緩みます、定年等で都会からUターンされる方が、生まれ育った環境に似た所で家を建てて暮らしたいと言われるお気持ちが良く解ります。

 

 
有限会社 伊東工務店 島根県出雲市大津町3614-55 TEL 0853-22-2031 FAX 0853-22-9495


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