雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【まもなく、お引渡し】 2007年5月31日

T様邸昨日、行政の完了検査を終え、今引渡しクリーニングの真っ最中、まもなくお引渡しです。

住み心地と耐久性に拘りソーラーサーキット工法で造った母屋の隣に建つ独立した二世帯住宅と成ります。

                                

外壁は白洲そとん壁塗り仕上。        母屋に大きな玄関が在るので必要

                            最小限の玄関。

吹き抜けの有るLDK。      奥は一段上がった畳コーナー(下は引き出し収納)

                                                      

              

家事室よりキッチンを見る。            洗面の向こうは家事室 。

              

 ロフトの有る子供部屋、寝るときは寂しくないようロフトは繋がっている。

LDKと吹き抜けで繋がる           W.I.Cの有る寝室。

フアミリールーム。

         

解体した以前の家の床の欅地板を        階段途中に設けた二帖程の

再利用したトイレ手洗いカウンター。        お父さんの隠れ家。

 

【夏は来ぬ】 2007年5月28日

 

一年中で一番いい(好きな)季節と成って来た。

カッコウ、ホトトギスが鳴き出す頃が一番好い、昨日は気温も高かったので、我社横の林は賑やかだった。

「ぎい、ぎい」と鳴く春蝉(マツゼミ)夏鶯の「ホーホケキョ」其れにかん高い声で

「トッキョ、キョカキョク」と鳴くホトトギスと三部合唱でとても賑やかだったが心洗われた、正に♪夏は来ぬである。

例年だと春蝉の鳴き出しは5月初め、ホトトギスも20日過ぎには聞けるが今年は5月前半気温が上がらなかった為か何れも遅い鳴き始めだ、カッコウの声はまだ聞けない、急に気温が上がったり、下がったり、やはり異常気象か。

ホトトギス、カッコウ科の鳥で自分では巣を造らず、鶯の巣に卵を産みつけ、鶯に

育てさせるらしい、それで鶯の住む林に来るみたいだ。

 

【畑その後(2)】 2007年5月26日

三軒一緒のプランニングで弱いお脳がオーバーヒート気味、こういう時はいくら考えても前に進まない、野良仕事で頭を冷やすに限る。

今日は五時で早仕舞い、GWに苗を植えて投げ放しだった夏野菜の風除け行灯を取り支柱建てをした。

 

早く何とかしろと行灯から顔をだす     畑の脇に植えてあるグミの木、実が

カボチャ                      真っ赤に熟れて食べごろ、作業の合                            間につまみ食い、甘くてとても美味し                            かった。

作業が終わったころすっかり暗くなって   (土曜日に書き込んだはずだったが

しまった。                      消えていた)


【コロナ瓦葺き】 2007年5月24日

21日に上棟したI様邸、工事も順調に進み、一層目の屋根下地、断熱材張り、

二層目の屋根下地も終わり今日は、二階の屋根からコロナ瓦葺きが始まった。

我社ではコロナ瓦は殆どの場合大工さん(自社)が施工してしまう。

自社で施工する事で、時間的なロスも無くなり早く屋根工事が終わり、山陰の雨の降り易い天気でも、木材を雨に遭わす事が少なくて済む事が魅力だ勿論、軽量で大地震に有利なのは言うまでもない、此れで3500uばかりの施工実績と成る。

 一層目の屋根下地の上に断熱材を    中央、棟の処黒く筋が見える所が

張り通気垂木を取り付けている処。    棟換気の開口、此処に棟換気コアー

この上に二層目の屋根下地を張り    を取付け、排気、排熱をする。 

コロナ瓦葺きと成る。


【工事再開】 2007年5月23日

電気か、ガスかで、工事が一時中断していたN様邸、ガスに決定と言う事で今日から工事再開である。

当初の設計ではガスでエコジョーズシステム、途中からオール電化エコキュートシステム、そしてLPガスから生成された水素と酸素で電気が出来、その熱を回収してお湯を沸かす事が出来る、家庭用燃料電池システムにと変更決定した。

二年間のモニター条件での採用である。

システムにより、配管、配線の場所も違い断熱、気密処理も出来ない為、中断と成っていた。

今日は白洲そとん壁の下塗り作業からである。

JIS(日本工業規格)改正により窯業サイデング厚が14o以上に成るらしい、12o

サイデングは近々生産中止に成りそうだ。

サイデングも14o以上に成ると塗り壁とのコスト差も少なくなり、此れから塗り壁が増えてきそうな気配だ。

只、塗り壁はクラックが付き物、色々なクラック対策をしておかないとクレームと成る場合がある。

クラックも品質を損なう様な、構造体の動きに追従出来ずに発生する、構造クラックやジョイントクラックと呼ばれるもと、自然素材特性の乾燥時の容積変化に因って発生する深刻な品質低下につながらないヘヤークラックの違いをお客様には

説明して、ご理解を戴いておく必要もある、塗り壁は生き物である。

     

白洲そとん壁下塗り後追っ駆けで      鏝で押えながら塗り込める、この作業

クラック防止のフアイバーメッシュを     により、下地も平らに成ると共に水も

張る。                        通さない密実な下地が出来る。

                           (白洲そとん壁は通気性と防水性を

                            併せ持つ材です)


【上棟日和】 2007年5月21日

 

今日はI様邸の上棟日、好天に恵まれ最高の上棟日和と成った。

朝八時、塩とお神酒で清め作業開始、好天で作業も捗り、事故も無く無事上棟する事が出来た。

I様邸、住み心地と耐久性に拘った、外断熱二重通気工法、SCナビシステムを備えたソーラーサーキットの家である、9月中頃の完成予定である。

工事中の現場は何時でも見て戴く事が出来ます。

現場見学ご希望の御方はご連絡頂ければご案内をさせて戴きます。

(お問い合わせのコーナーからどうぞ)

 

 


【打ち合わせ】 2007年5月19日

今日は二組のお客様と打ち合わせをさせて戴いた。

午前は、我社が施工した家で既にお住いの家が拝見したいと言う事で、先のGWにK様邸を見学して戴いたお客様、先日電話が有り「伊東工務店でお願いしたい」とありがたいお言葉を戴き、ご家族が揃われる今日、初回の打ち合わせをさせて戴いた。

午後は以前より土地探しのお手伝いをさせて戴いていたお客様。

如何にか条件に合う土地が見つかり、不動産屋さんと色々と交渉を続けた結果

多少長引いたが、此方の条件を受け入れて戴き、今日めでたく契約と成り立会の後、早速今後の打ち合わせと成った。

ご両家とも此れからプラン作成作業に入る、信頼を裏切らないよう、いい家が出来るよう頑張らなければいけない。明日も二件の打ち合わせである。


【準備OK】 2007年5月18日

 

I様邸、いよいよ月曜日(21日)は上棟です。

昨日は土台に気密テープを張り土台を敷き終え、腰廻りの木材を搬入、養生

今日は足場を組み立て、明日は残りの木材を搬入して準備OKです。

後は好い天気と無事故を祈るばかりです。


【もう直ぐ完成】 2007年5月16日

外部足場も取れたT様もう直ぐ完成です。

今、内装の最終仕上げ中です、初めてのSCナビゲーションシステムも取付け、効果の程、期待をしているところです。

月末には行政の完了検査を受ける予定です。

     左官屋さんが自然素材100%の      住み心地を自動でコントロールする

薩摩、中霧島壁を仕上げています。     SCナビ、コントローラー。


【丸太梁】 2007年5月14日

I様邸、21日の上棟に向けて今、刻み方の真っ最中です。

我社ではプレカットはせず、後々狂いが生じないよう気の癖を一本一本視ながら

墨付けをして手刻みです。

手刻みと言っても要所要所が手刻みで後は機械加工です、機械加工を全て否定するものではありません。

要はプレカットのように木の癖も視ないでコンベヤーで流れるまま加工したり、材の応力も考えず同じ仕口、継ぎ手にしないで、其々木の癖を読んで木を組んだり

材の応力を考慮してなるべく材を傷めないよう、仕口、継ぎ手を工夫する事が

重要です。

写真は松の丸太梁の加工風景です、眉毛が生え謹慎が解けた新入社員のH君

一ヶ月間の刃物砥ぎの修業を経てホソ穴堀の修行中です。

松丸太梁は屋根荷重を受けると共に水平面の剛性を保つ為に、通しで渡り顎仕口で組んで入れます、いくら沢山筋交いを入れても水平面の剛性が無ければ大地震に対処出来ません。

 


【白蟻発生】 2007年5月11日

先日、23年前に新築させて頂いたお客様から電話が有り浴室から羽蟻が出たとの事。

早速行って視ると、浴室の入り口付近の床がフカフカしていたので多分この当りから発生したのは間違いないと言う事で、後日詳しく調査に伺いますとお約束。

今日は白蟻駆除業者の方と一緒に行き、床下に潜り他に蟻道は無いか調査点検をした。

幸い浴室入り口サッシ下の根太が一本齧られただけで他は被害は無いみたいだ

外回りも点検したが蟻道は見かけられずOKだった。

只、床下換気孔の周りに沢山物が積んで有り、床下通風を妨げていたので片付けて白蟻が嫌う環境にして戴くようお願いした。

このお宅の風呂は下から薪きも焚ける様に造ってある為、薪きも地面に積んで有ったので、「地面に直接積まない方が安全ですよ」と伝えた。

お客様は以前薬局を経営しておられた方、高齢の身体に影響が無い様に

「駆除は薬剤の使用を最小限にしてほしい」と言う事で最小限の局所駆除をする事に成った。

業者の方も「今の内だったら局所駆除で大丈夫、やたらに薬剤を蒔く必要無い」

と言う事だった。

必要も無いの人の身体や環境の事は考えずに儲け主義でやたらと家中薬剤を蒔きたがる悪徳白蟻業者には御注意を。

 

今、I様邸では人体や環境に優しい薬剤を使わない、ノンケミカル防蟻工事、

ターミメッシュ(TMFS)工事の真っ最中である。

 


【土に還せる外壁材】 2007年5月9日

     

T様邸今、外壁の仕上げ塗り中です。

塗り壁の仕上げ塗りは、季節的に出来ない場合も有りますがクラック防止の為

出来る限り、内部造作が終わり内部から振動が出なく成ってから仕上げ塗りをする様にしています。

コストを考えると内部造作と平行して早く塗って仕舞うと、足場設置期間も短く

コストも下がりますが、いい家を造る為にはソロバン勘定だけでは出来ません。

T様邸、外壁仕上げ材は白洲そとん壁です。

白洲そとん壁、他の材にはない色々な特長を持っていますが、我社が好んで使うのは軽量で外断熱工法に適している事です、16mmのサイデングと略同じ重量ですので外断熱工法に安心して使用出来ます。

其の他、断熱性能もモルタルの5倍、通気性は有るが水は通さない、モルタルに比べクラックも入り難い、又建替え時には「土に還せる」環境に優しいエコロジーな外壁材です。

ただ自然素材だけに気難しい処が有ります、今日の様に天気が好過ぎる天気には写真の様に日除けシート養生をしたり、塗りつけ前に噴霧器で下地を湿らせたりしたりと手間が掛かります、サイデングを張ってしまえば楽なんですが、10年先の事を考えるとサイデングを張る気には成れません。


【衣替え】 2007年5月8日

衣替えの時期に成ってまいりました、と言っても人間の衣替えで無く家の衣替えです。

ソーラーサーキット、SCの家は衣替えの出来る家です。

人間も暑く成ると薄着に成り胸元を少し開けると涼しく感じるのと同じで、家も夏仕度でダンパーを開け通気をすると爽やかに成り過ごし易く成ります。

通気をする事で木材の耐久性も高める事も出来ますので一石二鳥です。

衣替え(ダンパー開け)の時期は概ねGWの前後と成ります、該当のお客様にはご案内が終わった処です。

今年は朝晩の気温が中々上がらず、昼は開けたいが夜は閉めたいという日が長く続き、面倒なので朝晩の気温の上がったGW明けの衣替えと成りました。

こういう時はSCナビシステムが有ると自動で開け閉めしてくれますので便利で効果を発揮してくれます。


【畑、その後】 2007年5月6日

 

このページで6日は植え付けの予定と書き込んでいたので「伊東さん6日は畑仕事でしたよね」と皆さん気を使って戴き、打ち合わせ等6日を外して戴いたので

GWの最終日今日は丸一日休みでゆっくりと畑仕事が出来ました。

先日、施肥をしてたてた畝にポリマルチを張り17種類の苗と5種類の種を蒔きました。

多少小雨が降っていましたが植え付けには好都合でした、収穫が楽しみです。


【お住い拝見】 2007年5月4日

今日は二年ばかり前に竣工したお宅のお住い拝見と成った。

予てよりホームページを見て、如何してもこのお宅が見せて頂きたいと言う御希望のお客様いらっしゃいたので、双方都合の合った今日のご案内と成った。

既にお住いのお宅を見せて頂くのは心苦しいところでは有るが、此れから家を建てられる方は、お住いの方の生の声を聞きたいと言うところも有ると思うので、お願いををして見学させて戴く事になった。

このお宅既に夏、冬共に2シーズン過ごされたSCの家だ、住み心地、使い勝手、

冷暖房の様子等をおたずねになりお話をされていた。

お客様にはホームページと実物との印象は如何だったか、気に入って戴けたのかは何れ答えが出るだろう。

K様にはお休みの処ご無理なお願いにも関わらず快く見学を承諾して戴きありがとうございました、感謝申し上げます。



【外断熱】 2007年5月2日

 

上棟より一ヶ月間の木材乾燥養生を経たN様邸、今樹脂サッシが取り付けられ

外断熱工事が進んでいます。

断熱材は柱の外側に張れば良いというものではありません、其れなりのテクニック、技術が必要です。

断熱工事は鉄筋工事と一緒で後からは見えなくなる処ですが、家の性能、住み心地を左右する非常に重要なところです。

ポイントは気密テープと気密パッキンです、継ぎ手、取り合いは経年劣化をなるべく抑える為必ず気密テープ、気密パッキンの二重施工です。

断熱工事は後の気密テストで数値で結果が出て来ますのでいい加減な仕事をしたらやり直しである。

我社ではC値は0.3以下が標準仕様です。

 
有限会社 伊東工務店 島根県出雲市大津町3614-55 TEL 0853-22-2031 FAX 0853-22-9495


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