内部造作工事が進行中のソーラーサーキットの家の現場、来週から、外壁「シラスそとん壁」の下塗り作業が始まるので、もしもの場合、気密補修が出きるそれまでにと、お施主様立会いの下、気密テスト(測定)を行ないました。
設備の配管等、断熱ラインを貫通する施工は完了済みで、完成時と同じ条件の下でのテストです。
機密性能はC値(シーチ)=(建物全体の隙間面積/建物床面積)p2/uで表します。(数値が小さいほど高性能)
次世代省エネ基準ではC値=2cm2/u以上が高気密と歌われていましたが、一般的にはC値=1cm2/u以上が高気密と言われていますが、換気や湿度コントロールを考えると、C値は少なくとも0.5cm2/u以上が望ましいと考えています。
断熱性能を表すQ値は施工精度には関係無く、机上の計算で表す数値です(施工の良し悪で性能にバラツキが出ますが確認することが出来ませんので注意が必要です)が、気密性能を表すC値は実際に建物を計測すので施工精度は数値で表れるので施工の良し悪や性能はは一目で判ります。
2009年の省エネルギー基準の改正でC値の基準値は、大手ハウスメーカー擁護の為か削除されてしまいましたが、健康を左右する換気のコントロールや住み心地を左右する湿度をコントロールする為には、気密性能は欠かせませんし、省エネにも繋がる、重要事項と考えて家造りをしています。
テストの結果は、建物全体の隙間面積(総相当隙間面積)が34cm2(略6cm角の隙間)で床面積で除するとC値は、0.14cm2/uと「超高気密の家」です。
このお家は引き違いのテラス戸が5箇所も有り、C値は悪くなるのではと心配していましたが、好結果に安堵したところです。
新しくなったSCウインドの気密性能も証明されました。
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