雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【超高気密の家】 2013年8月31日

 内部造作工事が進行中のソーラーサーキットの家の現場、来週から、外壁「シラスそとん壁」の下塗り作業が始まるので、もしもの場合、気密補修が出きるそれまでにと、お施主様立会いの下、気密テスト(測定)を行ないました。

設備の配管等、断熱ラインを貫通する施工は完了済みで、完成時と同じ条件の下でのテストです。

機密性能はC値(シーチ)=(建物全体の隙間面積/建物床面積)p2/uで表します。(数値が小さいほど高性能)

次世代省エネ基準ではC値=2cm2/u以上が高気密と歌われていましたが、一般的にはC値=1cm2/u以上が高気密と言われていますが、換気や湿度コントロールを考えると、C値は少なくとも0.5cm2/u以上が望ましいと考えています。

断熱性能を表すQ値は施工精度には関係無く、机上の計算で表す数値です(施工の良し悪で性能にバラツキが出ますが確認することが出来ませんので注意が必要です)が、気密性能を表すC値は実際に建物を計測すので施工精度は数値で表れるので施工の良し悪や性能はは一目で判ります。

2009年の省エネルギー基準の改正でC値の基準値は、大手ハウスメーカー擁護の為か削除されてしまいましたが、健康を左右する換気のコントロールや住み心地を左右する湿度をコントロールする為には、気密性能は欠かせませんし、省エネにも繋がる、重要事項と考えて家造りをしています。

 テストの結果は、建物全体の隙間面積(総相当隙間面積)が34cm2(略6cm角の隙間)で床面積で除するとC値は、0.14cm2/uと「超高気密の家」です。

このお家は引き違いのテラス戸が5箇所も有り、C値は悪くなるのではと心配していましたが、好結果に安堵したところです。

新しくなったSCウインドの気密性能も証明されました。

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【地盤調査立会】 2013年8月29日

 地盤調査に立会って来ました。

後からデーター書類を確認すれば良いようなもんですが、此の目で確認しないと納得いかない性格なもんで・・・(笑)

調査は普通五ヶ所のデーターを取りますが一ヶ所は必ず立会うようにしています。

調査機のロッド回転や下り具合とモニターを視ていると、地盤のだいたいの良し悪しは判ります。

今回の地盤は思っていたより良く、2.5mより下の地盤は安定しており、その上を如何するかの判断になります。

ベタ基礎でギリギリ行けなくもなさそうですが、念のために設備機器のグレードを少し落としてでも地盤改良するかは、正式な解析データーが届いてからの結論となります。

 

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【TMFS】 2013年8月28日

 基礎の型枠が外されたソーラーサーキットの家の現場では、薬剤を使わない防蟻工法、「TMFS」(ターミメッシュフォームシステム)の施工が進んでいるところです。

基礎の外側に断熱材を貼る、基礎外断熱は地熱の恩恵も受けられ温熱環境的には非常に有利ですが、シロアリに侵入されやすい弱点もあります。

それを薬剤を使わずに物理的にシロアリの侵入を防ぎ、家をシロアリから守るシステムが「TMFS」です。

最近、ホウ酸含有の断熱材を使用してるので大丈夫と宣伝してる工法もあるようですが、シロアリは下等な生き物で、ホウ酸入りであろうが、無かろうが、そこにあるものは何でも齧る性質をもっていますので、被害に遭わないと言うのには疑問が残ります。

今のところ、基礎外断熱防蟻工法として「TMFS」システムは、一番信頼出来る工法と言えます。

「TMFS」システムはソーラーサーキットの特許工法です。

 写真では解り難いですが、断熱材にステンレスメッシュを貼り付けたところです。

 アップすると解り易いですがステンレスメッシュはシロアリが通過出来ない細い目の製品です。

 専用の接着モルタルを塗布してステンメッシュと断熱材を接着します。

 最後は左官屋さんが専用の保護モルタルを塗ってメッシュを保護します。

 

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【恵の雨】 2013年8月26日

 集中豪雨で被害に遭われた方々には申し訳ないですが、先週に打ち込んだ基礎コンクリートにとっては恵の雨で、労せずして水中養生することが出来ました。

これで急激な乾燥に因るクラック発生も無く、地中からのシロアリ侵入の心配も無くなります。

コンクリート強度もテストピース養生と略同じ条件下ですので安心できます。

これで型枠を外し、基礎外側断熱材に薬剤を使わない、防蟻工法(ターミメッシュフォームシステム)で物理的にシロアリをシャットアウトします。

 

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【夏の造作】 2013年8月23日

 今、現場では和室の造作作業が進んでいます。

写真は内法鴨居(かもい)を取り付けているところです、此の上に長押(なげし)が取り付きます。

 鴨居の仕口はこのごろ主流のビス止めや釘付けでなく、昔ながらの両ホソ入れボルト締めの伝統工法です。

夏場の造作は大変です、手の汗の脂分が材に付くと、後々染みとなって出てくる為、大工は手袋での作業と成ります。

下の吊り束(鴨居が下がらないように取り付ける吊り柱)の仕口は「シノサシ蟻」という、鴨居が束から離れないように鴨居と束を止める細工です。

このような仕事は仕上げて仕舞うと見えなくなってしまい、無駄のように見えますが、後々狂いの無い家造りをする為には欠かせない仕事です。

家の寿命は20年や30年のスパンでは考えたくないです。

 

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【遂に36℃】 2013年8月20日

 今日は遂に気温が36℃に達しました。(上段=室内、下段=室外)

お盆を過ぎれば暑さも少しは和らぐと思っていましたが、和らぐどころか余計に暑くなっていく感じです(暑さ疲れもあるかもしれませんが)

 そんなな中、現場では基礎コンクリートの打ち込み作業がすすんでいます。

本当はこういう天気ではコンクリート打ち込み作業は避けたいですが工程上、

仕方ありません。後は養生管理を確りやるしかありません。

お盆を過ぎれば気温も少し下がるだろうと、作業工程を組んでいましたが、考えが甘かったようです。自然現象には中々勝てませんね。

 乾き過ぎでのクラック発生を防ぐ為、水分蒸発を遅らせるように最後は養生シートを張って作業完了です。

明日からは水を張って水中養生です。

 

 

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【網ラス張り】 2013年8月17日

 お盆休みも、「あっ」と言う間に終わり本日より作業開始です。

ソーラーサーキットの家の現場では、外壁「シラスそとん壁」の下地、網ラス張り作業が進んでいるところです。

 エアータッカーで張りつけていきますが、ラス網を取り付けるステップル(又釘)は、打ちもれミスが無いか確認できるよう赤く着色して施工します。

 網ラスは一般に使われる平ラスでなく、下塗りが厚く塗れるウエーブラス(波型)を使っています。厚い下地ができると共にラス網がモルタルの中に食い込み強固な塗り壁下地となります。

 

 

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【炎天下の鉄筋組】 2013年8月13日

今日13日から16日まで、お盆休みとさせていただきますが、工程の都合上、本日も作業してる現場もあります。

炎天の下、鉄筋組立て作業が行なわれているところです。鉄筋は素手で触れないほど熱くなっていて大変ですが、皆さん頑張ってくれて感謝です。

不公平が無いように此の現場は今週いっぱいお休みです。

 

 

 

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【アウターシェード(洋風簾)】 2013年8月12日

 今日は外の温度がついに35℃を超えてしまいました。

(下段が室外、上段は室外です)

 夏至を過ぎて50日ばかり、太陽高度もだいぶん下がりだし、庇で防ぎきれない

陽射しが窓から入り始めました。

最近、家の中が以前より暑く感じるように思われる方が多いかもしれませんが、

陽射しに因り家の中に熱がたまりだしたのが原因です。

これを防ぐには、くどいようですが兎にも角にも窓から陽射しを入れないことです。

カーテンやブラインドでも良いですがそれよりも、外から陽射しを遮る、簾やタテス

の方が効果が有ります。(グリーンカーテンも良いです)

 簾やタテスは格好悪いと思われるお方は、アウターシェード(洋風簾)も各種有ります。詳しくはお問合せ下さい。

 

 

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【暑気払い】 2013年8月9日

 連日の猛暑が続いていますが、昨夜は、仕事を早めに切り上げ加工場で「暑気払い」のバーベキュー会でした。

此処のところ連日の暑さで皆少々バテ気味、冷えた生ビールとバーベキューで身体に溜まった熱気を取り除き、暑さを取り払う「暑気払い」でお盆休みまでもう一息頑張ってもらいます。

 

 

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【立秋なのに】 2013年8月7日

 今日は「立秋」、暦の上では秋ですが暑さは和らぐどころか一段と暑くなったような感じです、予報によるとこの暑さは当分続きそうです。「立秋なのに」

今日も温度はうなぎのぼり、外は33℃を超えました(下段)(上段は室内)

熱中症指標表示も厳重警戒を超え、「危険」表示になっています。水分を十分に取り熱中症にかからないように気をつけましょう。

 でも秋はそこまで来ています。今朝はツクツクボーシが鳴き始めたし、栗の実もだいぶん大きくなり、秋の気配も感じる今日この頃です。

 

 

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【蝉の羽化】 2013年8月5日

 今朝の犬の散歩途中、舗装道路の上で蟻に纏わり付かれ、喘いでいる蝉の幼虫を見つけました。

直ぐに蟻を取り払い保護、事務所に持ち帰りましたが、かなり衰弱してる様子です。

羽化させよと観葉植物の枝に登らせますが、直ぐに落っこちてしまいます。爪のたちやすい、柔らかい和紙の塗り壁に止まらせたところ上手に登りだしました。

午前中は忙しかったので、すっかり忘れていましたが、昼休みに見ると既に見事、脱皮していました。弱っていたので羽化するか心配でしたが、見事「油蝉」の誕生です。

脱皮間もないようで、未だ透明感のある薄い色です。脱皮途中の様子が写せなく

残念!

 

 夕方5時前、漸く羽が乾き色も濃くなって成虫となったので窓を開け、放してやったら隣の林に向かって元気に飛び発ちました。(羽化に時間が掛かったのは衰弱していた為か室内で温度と湿度が低かった為と思われます)

蝉の幼虫はだいたい夕方に地中から這い出し、外敵の少ない夜に羽化するんですが、この蝉さん夕方と朝を間違えたようです(笑)

 

 

 

 

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【水盛り遣り方】 2013年8月2日

 ソーラーサーキットの家の現場では、水盛り遣り方の作業が始まりました。

見積書を見て「水盛り遣り方」てなんですか?とお客様に聞かれることがよくあります。

「水盛り遣り方」(ミズモリヤリカタ)一般的には丁張(チョウハリ)とも言います。

建物の位置や高さの基準を出す、家を建てる時に一番最初に行なう作業です。水盛りとは水を盛って水平を出すこと、現在は水を使わず、レベル等の測量器具で水平を出します。(水平を出すことを水を出すとも言います)

遣り方とは建物の周りにめぐらす水板と杭のことです。杭に水平基準線を出し、それに板を水平に取り付けます、これを「水板」といいます。これが地盤面からいくら上がりとか基礎天からいくら上がりとかの高さの基準となります。

その水板に壁や柱の中心線を印して、建物の位置を出していきます。

建物の直角を出すには現在はトランシットやレーザー墨出し器を使いますが、昔は現場で作る「さん、よん、ご」(3,4,5)と言われる大矩がつかわれていました。

水盛り遣り方は基礎工事が終わると壊されてしまいますが、工事の一番最初にする作業で一番重要な作業であります。

この作業がいい加減だと図面通り正確に家を造ることは出来ません。

 水盛り遣り方作業状況。

 

 

 

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