今日はソーラーサーキットの家の気密テストを行った。
結果はC値=0.12と非常に良い結果でした。
建物全体の隙間、総相当隙間面積=28cm2です。建物実質延面積=234.7u
C値=28/234.7=0.12です
気密に拘るのは、住み心地に大きく影響する、空気の質に拘るからです。
空気質は、家の中に空気の淀みを作らない換気計画と計画通りに換気出来る施工
(気密)です。
我社がお奨めする第三種換気方式では特に気密性は重要です。
給気口からの新鮮空気の吸入率は、C値1.0で40%、0.5で55%、0.1で87%位と言われています。
空気の淀みを作らない為には、プランにも因りますが少し多めに給気口を配置しないと、上手く行かない事が多いです。
多く配置する為には、C値を上げて建物総相当隙間面積を小さくしなければ成りません。
何故なら、建物の隙間総量(総相当隙間面積)は給気口の開口面積の総量より小さくすると、給気口から新鮮空気の流量が確保され、計画換気されます。
因みにこのお家では4インチの給気口(12cm2)が7ヶ所付けられ、計84cm2の開口となり>総相当隙間面積28cm2でOKとなります。
この家で7ヶ所の給気口が維持出来るのは計算ではC値=0.35までです。
C値0.5では給気口を4ヶ所に減らさなければいけない計算に成ります、換気量は確保されても、空気の淀みの有る家に成ってしまいます。
省エネと言われる、一種換気、全熱交換換気をお奨めしない訳は、給気ダクト、清掃メンテナンスの事や、汚染物質、臭い等の給気側へのリターンが考えられ、熱を回収して省エネと言われても、熱交換率とほぼ同じ率で汚染物質が新鮮な空気に混ざる危険性の有る物はお奨め出来ない。
汚れた空気を吸って省エネと言ってもナンセンス、省エネより健康を優先させる考えである。
換気の先進国であるヨーロッパ諸国では全熱交換換気は住宅では使われていない。
国交省も全熱交換の汚染空気の混合の危険性の注意を記している。
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