新建ハウジングニュースによると、「健康長寿住宅エビデンス取得委員会」は中古
住宅の部分断熱リフオームによる高齢者の改修前後の血圧を比較した実証実験で
血圧低下の効果が有ることを確認したと、1月20日発表したとある。
実証実験は、築30年前後の約40軒の断熱気密性能の低い住宅に住む、平均年齢
70歳の高齢者を対象に主に居間一部屋の窓、壁、天井、床の6面の部分断熱リフオームの改修前後の血圧を測定したものである。
それによると断熱効果が顕在化住宅に居住すると、高齢者53人について収縮期
の血圧が134.8から130.9に、拡張期血圧が80.2から48.4にそれぞれ低下、このほか
起床時後の抑制効果も確認された。
今回の4ポイント以上の血圧低下は高血圧症の薬物でも投与しないと得られない
結果で、断熱リフオームの効果は大きいと記事は結んでいる。
一部屋とか二部屋の部分断熱リフオームは、比較的に工期も短く簡単に出来ます
ので全面リフオームまでは手が届かないというお方にもお奨めです。
住み心地が良くなり元気で長生き医者要らずに成れば一石三鳥、安いもんです。
部分断熱リフオームでもこれだけの効果が出てる訳だから、新築で断熱気密性能
を上げればもっと効果が得られると思います。
家は住む器、とかくデザインや設備に目が行きやすいですが、健康で長生き(家も)
、省エネで安全に暮らせることが重要です。
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