雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【乾燥養生】 2007年3月30日


 上棟より一ヶ月経過したT様邸、先日よりサッシ取付け、外断熱工事に入った。
我社では上棟後一ヶ月の木材乾燥養生期間を経て、全ての金物類を締め直してから外仕舞い工事に入る、其の為工期はだいたい6ヵ月戴いている、早くても5ヵ月である。
金物は木痩せに追従するワッシャや自動で追い締めするナットを適材適所で使い分けてている。
T様邸はSCナビシステムの取付け第一号である、4月4日の入荷待ちで取付け準備中です。


【軽い屋根】 2007年3月28日


先日上棟したN様邸屋根工事が始まった。
屋根はガルバリウム鋼板の段葺きである、横ジョイント無しの通し物なので現場で機械成型である。
おかげで天気に恵まれ木材を濡らさずに完了出来そうである。
我社ではどちらかと言うと軽い屋根材をお奨めしている、このガルバリウム鋼板の段葺きかガルバリウム鋼板にストーンチップを吹き付けた「コロナ瓦」を良く使う。両者共に風にも強い。
軽い屋根材を使う理由は地震に備えてである。
我社では耐震強度は基準の50%増しで設計しているものの、屋根はやはり軽い方が有利である。
先日の能登半島地震、被害に遭われた方には御気の毒である、お見舞い申し上げます。
TV報道で見る限りやはり重い屋根の古い家が倒壊している、勿論重い屋根プラスのる理由が有る。
+下が店舗等で壁量が少なくバランスが悪い家。
+壁内結露で黒くカビて柱元、土台が腐った家。
+貫き構造の家で貫が土壁を付ける為にだけ入れた家。
+極端なの基礎にはアンカーボルトが一本も無い家も映た。
以上のような家が見受けられた。
屋根を軽くするのも一方だが其れプラス、耐力壁をバランス良く配置するプラン造り(設計)。
壁内結露で土台や柱元を長期に渡り劣化させない造り(外断熱、二重通気工法ソーラーサーキットは最適である)が重要である。

【新入社員】 2007年3月26日

 今年も今日から新入社員が入る。
高等技術高を先日卒業したばかりの若者H君である。
大工見習いとして此れから五年間の厳しい修業が始まる。
今朝は早速、先輩の熱い洗礼を受けた、なんと丸坊主で眉毛を落として出勤して来たのだ、丸坊主は許されるが眉無しはいただけない。
即「伊東工務店にはそんな格好した人間は要らない帰ってしまえ〜」と言う事に成ったらしいが、H君平謝りで以後気を付けますので何とか帰らせないで下さいと懇願したらしい。
だが其の格好で現場に出す訳に行かず、眉毛が生えるまで一ヶ月間、工場での謹慎処分となった。
一ヶ月間ひたすら朝から晩まで鉋、鑿等の刃物砥ぎと片付け清掃である、現場デビューは一ヶ月後と成りそうだ。
フアッションは自由だ、そこまで言う権利は無いと言われる方も有るかもしれないが、此れは我社の方針なので曲げて貰っては困る。
お客様から信頼されて家造りをさせて頂いている以上真心を込めて応えなければならない、身形の乱れは心の乱れ、仕事にも現れて来るもだ。
腕の良い大工に成る為には、いい加減なチャラチャラした気持ちでは困る、教える方も真剣勝負なのだ、我社では修行中はヒゲもピアスも禁止である。
やりたかったら一人前に成ってからやれと言っている、だが一人前に成ると誰もやらない、何故いけないかが解って来るのだ。
近年本当の大工が少なく成りつつある。
プレカットで墨付けは出来ない、手鉋は掛けられない、釘袋ぶら下げて、インパクト持って、格好だけ大工だが、建材で出来た物だけを取り付けるだけの取付屋、大工だ無くて、大八か大七である情けない、後10年もしたらどうなるだろう、心配だ。
H君には当分の間は辛いいだろうが厳しい修業に耐えて早く本当の大工に成り伊東工務店の将来を支える一員に成れる様頑張ってもらいたい。
「帰ってしまえ〜」で帰らなかったから未だ見込みは有ると思う。
あれで帰っていたら「明日から来なくて良いよ」と成っていただろう。


【N様邸、祝上棟】 2007年3月23日


 昨日は大安吉日、N様邸の上棟だった。N様は土地探しのお手伝いからさせて戴いたお客様だ。
好天に恵まれ、タルキまで打ち上げる事が出来、事故も無く無事上棟出来た。
夕方には最近では珍しく成った餅蒔きも賑やかに行われた。
お子様への思いで造りにと親心である。
N様にはSCナビシステムにも御理解戴き早速、導入を決定して戴いた。
我社では二棟目となる。


(左)垂木まで打ち上げ無事上棟終了。
(右)子供たちも大勢集まって賑やかに餅蒔き、お菓子も沢山入っていました。

【地盤改良】 2007年3月22日


先日地鎮祭を行ったI様邸地盤改良工事が始まった。
鋼材不足のあおりを受けて鋼管杭の入荷が遅れ一週間遅れのスタートと成った。
支持層が11〜12mと深い為、鋼管杭による地盤改良となった。
計算では100Aの鋼管でOKだが安全を見てФ139.8の鋼管を32本打ち込む事と成った。
土地選びは場所や値段だけでなく、地盤も考慮に入れた方が好い。
ただ利便性で場所優先で選ぶ場合はこの限りではない、地盤はお金で買える。
お金で買えないのは陽当り、方角、よく考察する必要が有ります。
素人では中々判断出来ないと思いますので御気軽に御相談下さい。
我社では土地購入に関する御相談、アドバイス、お手伝いは無料で行っています


【S様邸お引渡し】 2007年3月21日

先日はS様邸のお引渡しをさせて戴いた。

S様は御紹介のお客様である。何回かの完成見学会にお出で戴いてから我社に

決めて頂いたお客様だ、最近はどちらかと言うとホームページから来られるお客様が多くなって来た。

引渡しが予定より二週間早くなり少々慌てたが、何時もの滑り込みセーフでお引渡しする事が出来た。

何時もの事だが引渡しは完成の悦びも有るが反面寂しさも有る、我が子を手放すような心境、「此れから大事に可愛がって下さい」と言う気持ちでお渡ししている。

S様の御厚意で引越し前の一日だけの完成見学内覧会もさせて戴いた、感謝御礼申し上げたい、ありがとうございました。

完成内覧会は前々日の告知にも関わらず、九組の方に御来場頂いた、ありがとうございました。

一部、時間の都合で御来場が重なり十分な御案内が出来なかったお方にはお詫び申し上げます。

多数の方に自然素材による空気の違いを解って頂いた「先週行った見学会は頭が痛くなって長時間居られなかった、此処はぜんぜん違いますね」とか「エアコン止まってるのに寒く無いですね」とかの声が多かった。

住み心地の好さを解って戴き収穫多い見学をさせて戴いた。

 

【更なる住み心地を求めて】 2007年3月20日

昨日は大阪へ出張だった。
4月よりソーラーサーキット工法がバージョンアップする、SCナビシステムの登場である。
今までは二重通気の為のダンパーの開閉は季節毎に手動で行われていたがSCナビシシステムを取り付けるとセンサーによりきめ細かな時間単位でのダンパーの開閉が自動で行われる。
入れたい外気、入れたくない外気をコントロールする事でソーラーサーキット外断熱、二重通気工法の機能をより効果的に発揮出来るシステムだ。
我社では、更なる住み心地を求める手段としてこのSCナビシステムを導入する事を決めた。
其の為の技術研修である、ナビシステムを施工するにはこの研修を受け、許諾契約金、年間技術料を払わないと施工出来ない。
現在施工中のT様には既に御理解を頂き採用が決定してるので、4月からの導入開始に備え一足早く研修を受ける事と成った。
これで高齢者の方でもダンパーの開閉の煩わしさから開放され楽になる。
近々、既存のソーラーサーキットにも対応出来るよう開発中らしい。


【完成見学内覧会】 2007年3月15日

S様邸のSCの家が完成しました。
今日、行政の完了検査を無事終えた処です。
18日が引越しですので17日一日だけの完成見学内覧会をS様の御厚意でさせて戴く事に成りました。
完成見学御希望の御方は御連絡戴ければ御案内させて戴きます。

外壁は自然素材100%の白洲そとん壁仕上げ、屋根は地震、風に強い天然のストーンチップの美しさを加えたコロナ瓦です。

(左)玄関を入ると尺角の大黒柱が見えます。
(右)大黒柱を利用したニッチ。

(左)吹き抜けのダイニング。
(右)リビングは琉球畳です。

(左)最近では珍しい二間続きの和室。間界の欄間は旧宅の彫刻欄間を再利用です。
(右)二階の洋室も二間続きです

トイレはこじんまりと纏めました。

【祝、地鎮祭】 2007年3月12日

I様邸、今日は地鎮祭でした。
出雲一之宮、熊野大社より神官を迎え厳粛に執り行なわれた。
I様邸、町中の閑静な住宅地の角地と便利の好い好条件の土地ですが、地盤の状態が少し悪かったので地盤改良の作業からと成ります。
地上げ、土留め工事も有りますので上棟は5月中旬の予定です。


【基礎外断熱】 2007年3月10日

 N様邸基礎型枠が取れ、防蟻工事が進んでいます。
ターミメッシュフオームシステム(TMFS)ソーラーサーキット工法独自の薬剤を使わないで基礎の外側に張った断熱材にステンレスのメッシュを張って白蟻の侵入を防止する工法です。
基礎の外断熱に拘るのは、アンカーボルト等が熱橋となり結露で木材を腐らすのを防ぐ事も目的ですが、外断熱する事で冬は基礎コンクリートが蓄熱体と成り熱容量が大きく成って保温性も良くなり、外気の温度変化に影響を受け難く成ります。
夏は逆に蓄冷、保冷の効果で爽やかに暮らせます。
五年間ソーラーサーキットの家で体感した感想です。(当社体感ハウス)
住み心地を追求すると基礎外断熱と成ります。


【完成間近とお引渡し】 2007年3月6日

 S様邸外部足場が取れました。
急に慌しく成りました、当初の予定では3月末完成でしたが引越し屋さんの都合で18日引越しと成りました。
3月末とか4月始めは引越しシーズンで手間不足の為、新築物件わけてキズの付き易い無垢材仕様の家は慣れないバイト人員等が使えないので敬遠気味らしいです。
運が好いのかツイテルというのか先週は天気が好く、外壁そとん壁の仕上げ塗りが出来たお陰で如何にか間に合いそうです。今週だったらアウトでした。
完成内覧見学会をさせて戴く予定でしたが、これは少し無理みたいです。
最後の仕上げ作業が急ピッチで進んでいます。

午後はK様邸のお引渡しでした。
県住宅公社立会いの下、引渡し書類、鍵をお渡し、取扱い説明をしてめでたくお引渡し完了でした。
県住宅公社の方より、この家は竣工検査で手直し事項無しは珍しいことだし仕上がりも非常に好いとお褒めの言葉を戴き、建築屋冥利に尽きる一日でした。


【今日から3月】 2007年3月1日

 早いもので今日から3月、ポカポカ陽気に誘われて外に出たい雰囲気ですが残念ながら、持病の花粉症が暖冬の影響で今年は早く出始めた様で外には余り出たく無いところです、とは言っても現場を視ない訳にはいきません。
N様邸、昨日配筋検査を済ませ今日は朝からベタ基礎耐圧盤のコンクリート打ち込み作業でした。
外周にに白く見えるのが基礎の外側に打ち込む断熱材です、来週末には此れに白蟻侵入防止のステンレスメッシュを張って仕上げます(SCターミメッシュフオームシステム)



 
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