又もや北陸、中越地域に震度6強の大きな地震である。
被害に遭われた方々はお気の毒である、お見舞い申し上げます。
TVで押し潰された家を見ると胸が痛む、最低でも命を落とすような家は造っては成らないとつくづく痛感する。
古い木造建物は地震に弱く、新しい基準法で造られた木造建物は地震に強いと
言われているのは強ち間違いではないが?なが残る。
40年、50年先で同じような大きな地震が起きた場合、果たして倒壊を免れる建物はどれ位だろう。
下手をしたら、今の初期強度ばかりを強調する建物の方が脆いかもしれない。
今の考え方、30年、40年先の事を考えず初期強度ばかり強調し、合板等の面材を柱に釘で打ちつけ、おまけに気候風土も考えない家造りが耐震上強いと言う
考え方は非常に危険と思う。
古くなった薄い合板、細い釘、余震で何回も揺さぶられたら一溜まりも無いだろう
其れよりも、気候風土を考えた断熱方法や内部通気を図ることで結露や白蟻から、土台、柱、筋交い等の主要構造部材が劣化し難い家を造る事が重要に思う。
だいたい、10年保証とか言う住宅性能保証制度なるも、如何かと思う、裏を返せ
ば、10年持てば良いと言う事にも成る、だから初期強度ばかり強調する家造りが
罷り通る。
構造躯体が10年保証なんて可笑しな話である、構造躯体はせめて30年以上にしないと、いい加減な家造りは無くならないと思う。
我社も、住宅性能保証制度には加盟はしているが、余り使わない、保険金をドブに捨てる様なものだ。
其のお金で、筋交いの一本、鉄筋の一本でも余計に入れた方がよっぽどマシだ。
我社に家造りを依頼されるお客様、10年保証制度、付けて下さいと言われる方は先ず無い、我社が10年や20年で駄目に成るような家造りをしていないことを承知して戴いているからだ。
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