ソーラーサーキットの家の現場、昨日はJIO(日本住宅保証検査機構)による
基礎配筋検査を受けました。
その折、検査員の方と布基礎のタテ筋(せん断補強筋)の加工についての話で、
先端にフックを付けるか付けないかの話になりましたが、伺うと殆んどの現場が
フックを付けない切りはなしのようです。
確認申請や行政、検査機関等の検査でも先端フックは要求されないという事もあるでしょうね。
我社では布基礎は鉄筋コンクリート造の地中梁と考えてるので、タテ筋(せん断補強筋)は、主筋を巻き込んで拘束するのが当り前、上に載るのが木造なので簡単にするのでなく、あくまでも鉄筋コンクリート造と同じと考え、いざという時の為にタテ筋の先端にはフックを付けています。
フックを付ける事により、コンクリートのかぶりを考慮すると布基礎の幅を厚くしないといけないので敬遠されることもあるでしょうが、フックを付けるのはより良い建物を建てる為の拘りです。
切りはなしの鉄筋は、タテ筋でなく、ベタ基礎の下バ筋です。
ベタ基礎厚が250ミリなのでスラブでなく小梁扱いの定着寸法となるので
上まで長く伸びています。タテ筋の補強にもなっています。
(鉄筋はSD295Aを使用)
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