引続き常時微動測定を行いました。今回は完成間近いソーラーサーキットの家
の測定です。
今回も簡易型計測システムの性能検証を兼ねて、二台の計測システムで同時測
定を行いました。(計測は長男担当です)
上が簡易型計測システムのデータロガー、下が加速センサー、簡易計測はセン
サーは二ヶ所設置で行います。
本格的計測システムの加速センサーは4ヵ所設置で行います。
このセンサーは超高性能、一台で軽自動車が買えます。
建物は常に人間が感じない程度の微小な振幅で振動しています、それを高性能
加速センサーで計測して得たダーターを解析して固有振動数(単位はHz、一秒間
に一回の周波数、振動数)を算出するのが常時微動測定です。
固有振動数は木造建物の剛性を示すため、建物の耐震性を評価する指標の一つ
と成ります。
求められた固有振動数により、建物の剛性(耐震性)を数値で確認して客観的に評
価出することが出来、図面上の強度を裏付けられます。
最近の一般的な木造住宅(基準法通りに建てられた)の固有振動数は6Hz(ヘルツ)前後と言われています。
測定建物は未だ正式な解析をしなければいけませんが、測定中のモニターを視る
限り、固有振動数は10Hzを超える非常に剛性の高い建物となっています。
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