今年は建築士会の全国大会が松江で開催され、長男が在籍する「岐阜県立森林文化アカデミー」から参加された7人の先生や学生方の宿を引き受けたところ、残り時間を利用して「たたら」に関するものが視て見たいと言う事で、吉田村の菅谷たたら山内の菅谷高殿をご案内した。
菅谷高殿は高殿様式で現存する物としてはわが国ゆい一で、国の重要民族文化財に指定されています。
高殿は現在工事用の素屋根が掛けられ解体保存修理中(鹿島建設施工)で見学できませんが、運よく作業が休み中で、施設長さんのご案内で見学させて頂くことが出来ました。
中に入ると18メートル四方の建物の外回りの耐力壁は全て取り払われ、中央の押立柱の架構のみが残され補修中で、外回りの栗土台の加工中でした。
学生諸君には全体の架構構造が見れなくて残念でしたが、外された材や仕口を視て先人の匠達が考えた理に適った木組みが想像してもらえたたかな?。又こういう修理解体の現場を見れるいうことも滅多に無いチャンスだったと思います。
木構造や木の事が解る木造設計者になってもらうのに参考になれば幸いです。
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