日経ホームビルダー5月号で「軒ゼロ住宅の雨漏り、結露」として特集が
組まれている。
私が予てより危惧していたことが現実として起こりつつあるようである。
最近流行のデザイナーズ住宅とか言う、屋根の軒の出が無い家である、
ローコスト住宅でもよく見かける、格好が好くて、お金(コスト)が掛からな
い造り手にとっては都合の良い手法であるが、雨漏りや結露で家の寿命
を縮めるリスクが隠されている。
太平洋側はともかく雨や湿気の多い山陰地方では屋根の軒の出の無い
デザインやコスト優先の家は造らないのが賢明である。
やはりその地方の気候風土に合った家造りをしないと家は長持ちしない。
35年ものローンを組んで建てる家、ローン支払い途中でメンテナンスや
修繕で多額の出費があるようでは家庭まで壊れる破目になりかねない。
最近は高気密、高断熱化が進み、軒の出のある一般住宅に比べ、雨漏り
の危険性が一段と高まっているので設計や施工の注意が必要と記事は伝
えている。
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