雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【大安吉日】 2007年11月29日

大安吉日の今日、M様邸の上棟だった。好天に恵まれ、事故も無く無事、棟上げすることができた。

夕方ご近所の方が見学に来られ、「太い材料を使っておられますねぇ」と言って戴いた、「うちでは30年や40年で取壊すような家造りはしていません」とお答えしたところだった。

我社では耐久性に拘り木材はだいたい普通の三割増しの目の詰んだ材を使用しています。

現場は何時でも見れますので、現場構造見学ご希望のお方はお気軽にご連絡下さい、現場案内図を差上げます。

 

【200年住宅】 2007年11月28日

今朝の新聞記事に「200年住宅」構想実現へ、とあった。

国交省は数世代にわたって住みつづけることができる「200年住宅」構想の実現に向け、耐久性など構造が一定の基準を満たした住宅については税の軽減など

特例措置の具体案をまとめ、来年度税制改正で実施をめざすそうだ。

日本の住宅の多くは築30年程度で取壊されているのが現状である、住宅の長寿化を進め、資源の節約や廃材の減少が狙いだ。

200年住宅は福田首相の所信表明での提言でもある。

200年は少しオーバーに感じるかもしれないが、現に私が生まれ育った実家は150年を経過している、手入れさえすれば、まだ当分持ちそうなので、そう難しい

ことではないと思う。

ただ昔と違って今の家は冷暖房とかあるので、ただ単に柱や梁を大きくするだけでは解決できない、断熱方法等も考慮しなくてはならない。

未だどういう基準に成るか解らないが初期強度や数値、スペックばかりに拘らず

歴史に裏付けされた材や工法も取り上げて貰いたいものだ。

何れにしても住み心地と耐久性に拘って家造りをする者にとっては有難い話である。

 

【土台敷き】 2007年11月26日

 

天気の良かった今日、M様邸では土台の敷き込が行われた。

土台の上、黒く見えるのがSC気密シーリングテープです(この部分が下に成ります)

気密シーリングテープを貼る事により基礎と土台の気密をたもつのと、基礎コンクリートの水分と土台を絶縁する事が出来ます。

住み心地と健康を考え、防蟻剤、防腐剤等の薬剤は一切使用しません。

防蟻はターミメッシュ、防腐は内部通気と湿度管理でクリアーする考え方です。

気密処理は換気性能に大きく影響するのは言うまでもありませんが、もう一つ湿度管理にも大きく影響する大事な作業です、スカスカの家で、夏場エアコンでいくら除湿しても電気垂れ流しになります、夏は室温は少し高め湿度は低めの方が

過ごしやすく省エネに成ります。

国が推奨する室温28℃ですと湿度を下げないと湿度の高い山陰の夏は過ごせません。

冬は逆に室温は余り上げずに湿度を上げた方が得策です、湿度計を見ながら洗濯物の室内干しも効果有りです。(気密、換気性能の良い場合)

明日、足場組立て、明後日材料搬入、29日上棟です。

 

 

【菜園その後】 2007年11月23日

今月の九日に種蒔きと植付けをした菜園、時期が少し遅かったので発芽するかどうか心配していましたが、好い天候に恵まれ無事、芽が出ました。

手前は植付けが少し早すぎた玉葱です、余り早く大きくすると分球する恐れが有ります。

ホウレン草も見事発芽して芽が伸びだし     エンドウも可愛い芽を出しました。 

ました、12月に入ったらトンネルを架けて     此れで冬を越させます、余り大きく

やらないと発育が遅いかもしれません。      すると鳥に食べられちゃいます。 

 

 

【TMFS】 2007年11月20日

M様邸では人に優しい、薬剤を一切使わずに物理的にシロアリを防御する工法、TMFS(ターミメッシュフォームシステム)の工事が始まっています。

基礎外側に張られた断熱材(白い部分)にシロアリが貫通しない様にステンレスのメッシュを張り専用接着モルタルで塗り固めシロアリの浸入を防ぎます。

今日はその上に専用保護モルタルを塗る予定でしたが、雨の為延期となりました。

M様邸、外壁は何時ものシラス「そとん壁」塗りとなります、遵って気温の関係上、下塗りは年内、上塗りは三月以降と成りますので、外部足場の撤去が遅く成りますので

外部足場より設備関係配管工事を先に済ませ、工期に間に合わせる工程です。

保護モルタル塗りが完了しだい、配管工事、埋め戻し整地、足場、上棟の工程に成ります、上棟は29日の予定です。

 

【チロ逝く】 2007年11月18日

  訃報です、癌と戦っていたチロの容態が急変し、天国へ旅立ちました。

鳥大での説明は早ければ二週間、永くても年内の命との事である程度は覚悟はしていましたが、あまりの速さにショックが大きいです。

金曜日、夕方「頑張れチロ」と書き込んで三十分も経たないうちに、一足先に帰った家内から 電話「様子がおかしいから直ぐに帰って」取る物も取り敢えず直ぐに飛んで帰りましたが、ほんの一足違いで臨終を看取ってやる事が出来ませんでした、可哀想な事をしました。

せめてもの救いは、あまり苦しまずに逝ったということです。

先生のお話では「肺にも転移してる為、最後の二週間は相当に苦しむと思います

こう言う事は滅多には言いませんが安楽死も考えてやって下さい」と言う事でしたのでせめてもの救いだったと思って下ります。

昨日夕方、出雲市内が一望出来る場所に在る「いずもペットの丘」の斎場で荼毘

にふし納骨を済ませました。

沢山の元気をくれてありがとう、天国でも元気で飛び廻り、みんなから可愛がられる様、冥福を祈ります。

                                             合掌。

       

 

【頑張れチロ】 2007年11月16日

     

七月七日このページで紹介した我が社の受付嬢チロ、その後お腹を撫でているとシコリを発見し、病院に連れて行くと乳癌と解り、八月末に摘出手術を受けました。

その後一時元気そうでしたが、一ヶ月前ぐらいから急に痛がったり、足腰に力が入らなくなり、受付をせずに寝転んでばかりいる様に成りました。

       

地元の病院ではハッキリとした原因がつかめず、検査施設の整っている、鳥取大学、獣医学科の動物病院まで今日は行って来ました。

CT等の検査を受けた結果、癌の進行が意外に早く既に脳まで転移してる為と解りました。

行くまでは何とか好い治療方が見つからないかと一途の望みを持って向かいましたが、もうなすすべも無いと言う結果で残念です、帰りのハンドルは重たかったです。

後、してやれる事は、少しでも永い時間一緒にそばに居てやる事位しかしかありません、最後まで一緒に出勤です。

縁あって我が家に来て十二年と三ヶ月、一緒に生活をして随分癒しを貰いましたが、辛い別れが近いようです。           

 

【外断熱の訳】 2007年11月13日

昨日、一昨日は愚図愚図した天気だったが、今日は好天に恵まれM様邸、

基礎コンクリート打ち込み作業だった。

 

ベタ基礎コンクリート厚は250である、連続した小梁として設計してある。

強度もさることながら、蓄熱体の容量を増す為にも一役かっている。

ソーラーサーキットSCの家では基礎コンクリートを外側から断熱材でスッポリ包んでしまうので基礎コンクリートを蓄熱体として利用出来る、その輻射熱の恩恵が受けられる。

  

今、夜九時の体感ハウスの温度状況です。(無暖房)

上から外気温10.9℃、室内温度23.7℃、床下温度23℃、室内湿度47%です。

先日ご見学されたお客様も「暖房してあるんですか」と聞かれたぐらいです。

来週の19、20日は基礎断熱材にステンメッシュを張ってシロアリを防ぐ、TMFS、

ターミメッシュフォームシステムの工事が始まります。

薬剤を一切使用せずシロアリから家を守る、カネカの特許工法です、施工見学ご希望のお方はご連絡戴ければご案内致します。

                      

 

【土地探し】 2007年11月11日

  今日は土地探しのお手伝いだった。

定年で県外からUターンされ、此方で家を建てられる予定のお客様、昨日はご夫婦で体感ハウスをご見学戴きましたが、未だ土地が決まって無いという事で早速

今日、条件に合う心当たりの土地をご案内しました。

定年でUターンされる方の土地選びの条件は、都会で団地や町家住まいコリゴリリタイヤ後は自然の残る田舎風な土地を求められる方と、歳を取って車に乗れなく成った時の事を考えて、病院、マーケット、銀行、郵便局等が歩いて行ける町中の利便性の良い土地を求められる方と二通りいらっしゃいます。

今回のお客様は後者の方です、11件ご案内致しましたが、お奨め出来るのは2件だけでした。

今、町中の物件はわりかし有りますが、道路幅とか日当たり、周りの環境等を考えると、全て条件が揃う物件は少ないのが現状です。

土地探しは縁のものです、ひょっとした事で好い土地に出会う場合もあります。

焦らず、土地探しのお手伝いをして、好い土地が見つかり、ご縁が戴ければ幸いです。                          

 

【植付け】 2007年11月9日

遅れていた冬野菜の植付け、種蒔きをしちゃいました。

少し遅いですが今年は暖かいので何とか成るのではと思っているところです。

玉葱は少し早いですが思い立ったが吉日で植えてしまいました。

一番奥左から、セロリー、キャベツで真ん中、緑が収穫が少し残ってるのがサラダ牛蒡と人参がです。

その下は左から高菜、籾殻が見える所がホウレン草を種蒔きした所です、ホウレン草は十月の内に蒔きたかったですが、上手く発芽してくれる事を祈ります。

手前が玉葱と籾殻が見える所がエンドウ豆です、エンドウ豆は冬を越して五月中

の収穫、玉葱は六月初め収穫と成ります。

よく言われるのは「野菜は買った方が安いだろうに」と笑われていますが、農薬浸けの野菜は好きでないのと農耕民族の血が流れているのか暇が有れば畑に立っています。

無農薬栽培ですので虫と半分こです、見た目が悪いので人様に差上げられないのが残念です。

農耕民族の血は営業方法にも現れています、狩猟民族の様に網を張り取り囲んで獲物を取り尽すと次の処に移動するのではなく、同じ地でコツコツと土を造り、水や肥料をやり、真心込めて育て造るスタイルです。

                            

 

【外断熱工事】 2007年11月7日

    

M様社屋現場、樹脂サッシも取り付き、外断熱工事が進んでいます。

断熱材を張り終え、通気ドーブチ取付け、軒天貼り、壁下地、壁下塗りの工程と成ります。

今回は滅多に使いませんがデザイン上、メンテのし易い1F部分だけは16mmのサイデングを使います、上部はシラスそとん壁塗りです。

 

 

                            

 

【基礎工事始まる】 2007年11月6日

      

M様邸基礎工事が始まっております、床堀をして砕石を敷き込んでる処です。

平行して水道屋さんの配管工事も進んでいます。

基礎は床下通風を考慮した耐圧版方式ベタ基礎です。

現場は何時でも見学OKです、ご連絡戴ければ、ご案内致します。

 

 

                            

 

【畑仕事】 2007年11月4日

昨日は久々の土いじりでストレス解消だった。

 

まずは畑横の池の鴨にご挨拶「今から畑を耕すので煩いかもしれないが、少し我慢して、宜しくお願いします」と鴨曰く「長旅で疲れてるから最小限の処でお願いします」と言う事で、畑全部を耕す心算だったが、今回植付や種蒔きをする部分だけにして、出来る限り池から離れた所だけ耕す事にした。

早速、園芸屋に堆肥と肥料の買出しに出かけた。

 

   

忙しくて、白菜、大根等の秋野菜が    堆肥、有機石灰、有機肥料を入れ

何も植えられなかった菜園。         ミニ耕運機で耕し、畝を建てて植付

                            準備完了。

 

 

菜園は連作障害を防ぐ為七ヶ所に区切ってある、今種蒔き、植付出来るのは

エンドウ豆、ホウレン草、高菜、玉葱、セロリー位なので今回耕した三区画で十分である。

種蒔き、植付は施肥後一週間経たないとガス害が出るので今週末の予定である

農薬や化学肥料は一切使わない有機栽培である、家も一緒、人間が住む処、口にするものは出来る限り科学物質は使わないという考えが根本にある。

だが今日非常にショックな事が起きてしまった。

大○小学校の悪ガキ三人が来てエアーガンを鴨に向けて発砲してしまい、鴨は全部飛び立ってしまった。

全く持って信じられない、学校はあういう危ない物で遊ぶ事を許してるだろうか。

折角、鴨の目に成るべく入らぬ様、中腰で静かに作業したのが水の泡と成った。

 

 

                            

 

【偽装】 2007年11月2日

此処のところ食品関係の偽装事件が相次いでいたが、今度は又建築関係、建材メーカーのニチアス、住宅の軒天などに使われる耐火材の性能を偽装していた。

我社も今年の春施工した、準防火地域の住宅で既のところで使う処だった。

確認申請時に、耐火防火認定検索集の、ニチアスの軒天材認定番号に赤いマーカーを引いて設計に入れようとした跡が残っている。

虫の知らせか何故か気になり、他のメーカーに変え申請、施工している。

其のまま使っていたら、今頃大変な事に成ってるところだった、もう何を信じていいのか解らなくなる、やはり本物を見抜く目を養わなければならない。

 

明日、明後日は連休、日曜日は仕事が入ったが今の処、明日は久々に何も用事が無い、畑仕事が出来るカモ、だが畑の横の池には三十羽ばかりの鴨が長旅の羽を休めている、明日の朝、鴨と相談だ。

 

 

                            

 

 
有限会社 伊東工務店 島根県出雲市大津町3614-55 TEL 0853-22-2031 FAX 0853-22-9495


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