昨日、今日と十二月にしては先ず先ずの天気、ソーラーサーキットの家の現場
では、外壁「シラスそとん壁」の下塗り作業を行いました。
明日も良い天気のようですので乾き具合にも調度良い塩梅ですが、頭を痛めて
いるのは上塗り作業です。
上塗りは下塗り後一週間の乾燥養生を経てかでないと出来ませんので、来週の
天気、気温具合では上塗り出来ない可能性も出て来ました。
再来週もチャンスは有るかもしれませんが、天気は良くても気温が下がり無理か
もしれません、例年20日位までが限度です。
「シラスそとん壁」は自然素材100%でありながら、高い防水性能と通気性能を
併せ持ち、木造建物の耐久性には非常に適した塗り壁材ですし、軽量の為外断
熱工法にも適した塗り壁材です。
その他、断熱性、吸音性、耐クラック性、メンテナンスフリーの耐久性等、外壁に
は非常に優れた材ですが、一つ欠点は我がままな材です。上塗りは気温5℃以
下は塗れない、上塗り時は勿論、塗り上げ後36時間は雨に濡らしてはいけない
塗り継ぎはいけない等、色々と制約が多い材です。
その為か、高性能な外壁材なのに島根では我社以外ではあまり使われていな
いようですが勿体無いことです。
仕事は楽に越した事は無いですが、10年や15年で足場を組んでシーリングや塗
装をやり替えるようでは、お施主さんはローンを返済しながらたまったもんではあ
りません(10年、15年後には又仕事が出ると言う業者側の考えもあるようですが)
いずれにしてもジャジャ馬を乗りこなすには、それに惚れ込むしかありません。
下塗り材塗付け後クラック発生防止のフアイバーメッシュを伏せ込んでる
処です。
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