ソーラーサーキットの家の構造材が天然乾燥中です。
風通しの良いトタン屋根の倉庫で一ヶ月ほど前から干しているところです。
トタン屋根からの熱射とあいまって、乾燥が進んでいます。
含水率20%を切る材も有りますが、未だの材も有るのでもう少し干さなければ
なりません。
天然乾燥は木の表面の方から乾燥収縮していくため、内部の未乾燥の部分と
の引っ張り応力が発生し、如何しても表面にひび割れが発生します。
このひび割れは強度にはあまり関係有りませんが、見た目が悪く瑕疵と見られる
場合がありますが、見た目が良くて表面にひび割れが出ない人工乾燥材は内部
割れが有り、強度的にはむしろ危険と言えます。
湿気の吸放性能や耐用年数も天然乾燥材の方が優れています。
人工乾燥で強制的に樹脂を抜かれた材は初期強度は強いですが、高齢者の骨の
様に堅く粘りが無く脆いです。耐用年数も35年前後と言われています。
長期優良住宅と言いながらそういう材が平気で使われている事に疑問を感じます。
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