和風のソーラーサーキットの家の現場、屋根工事も完了して只今、木材の乾燥養生中ですが本日はJIO(日本住宅保証検査機構)の躯体検査を受けました。
図面通りの部材や金物が使われているか一本、一本丁寧にチェックされて行きます。
後々のために確りと写真にも記録されます。
検査は指摘事項無しで合格、無事終了しました。
検査終了後、検査員の方から「久々に確りとした本格的な在来木造の検査をさせてもらいました」と言っていただきました。
「此方の筋交いサイズは太いですね」と言うお話も出ました。今、殆んどが基準法ギリギリの90サイズが使われているそうです。
我社の標準は120サイズです。これは阪神大震災の時に折れた90サイズの筋交いを沢山見て来た教訓です。
現在の在来木造工法(突っ張り工法)は大地震の時は筋交いが命綱です。
伝統木造工法のように木材の特性を生かして最後まで粘れません。
限界までは頑張りますが折れたら最後、パタン、キューです。筋交いはサイズ、材質共吟味が重要です。
かといって、合板等の面材と釘で固める面材工法、確かに初期の強度はあるかも知れませんが、大地震の場合いは何百回と繰り返される余震に面材と釘が耐えられるか今ひとつ疑問が残り採用に至らないところです。
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