雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【地盤改良着手】 2012年5月31日

 ソーラーサーキットの家の現場、地盤改良に着手しました。

此処のところ中々良い地盤にめぐり合えません、今回は柱状改良可能ギリギリの少し深い改良と成りました。

自社での宅地造成だったので、コストを少しでも切り詰める為に、予め建物部分を改良天端で造成、一段低い処での作業です。

 

 

 

 

             

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【珍客現る】 2012年5月30日

 

 夕方、我社の庭に珍客が現われました。

狸です、東側に隣接する西谷古墳群の山から出て来たようです。

食べる物が無いのか痩せてガリガリです。可哀想だったのでキャットフードを与えると、恐れずに近くに来て食べています。

よほど腹が減ってたんでしょう、早く元気になるといいんですが。

 

 

 

 

             

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【先人の知恵】 2012年5月28日

 屋根瓦葺き作業が進んでいるソーラーサーキットの家の現場、家を長持ちさせる為に細部にも拘った仕事で作業を進めています。

 これは屋根の端(破風)部分の納まりであるが、昔ながらの納め方で袖瓦と登り木の間に隙間を取った納め方で葺いてあります。

こうする事で、雨水が登り木に伝わり難くなり屋根材が腐らず長持ちします。

隙間を30〜45ミリ取る納め方もあるが、風の影響を受け易いので水が切れる程度の12〜15ミリで納めてあります。

最近は面倒くさいから、袖瓦を登り木に密着させる収まりが主流であるが、雨降り時に観察すると袖瓦から伝う雨水は意外と流れ出るので、屋根材の腐りを早めたり、雨漏りの原因にも成ります。

特に入母屋屋根や棟違い屋根の破風尻には要注意である。

 破風板下端には「眉欠き」と言われる溝が切られてる、破風板がスマートに見えるように意匠的な目的もあるが、雨水が裏に廻って破風板を腐り難くする水切りの役目の方が大である。

何れも、今まで長い間に古い家の屋根を修理したり解体した折に垣間見た「先人達の知恵」を検証した結果の、家を長持ちさせる為の仕事である。

 

 

 

 

             

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【石州瓦葺き】 2012年5月25日

 ソーラーサーキットの家の現場、上棟以来良い天気に恵まれていましたが、今日は生憎の小雨模様のなか、瓦葺き作業が進んでいます。

瓦は来待石を釉薬に使った渋い赤色の来待赤石州瓦です。同じ赤でも品のある落ち着いた感じの屋根に仕上がります。

 瓦は、台風や大地震時にもずれない様に、一枚一枚ステンレス釘で止めて行きます。

 棟の処に取り付けてあるステンレス製の金物は、台風や大地震で棟瓦が崩れ

ない補強の為と、一層目の屋根と二層目の屋根の間にある通気層の湿気や熱気を排出する換気孔となっています。

棟瓦を積んで仕舞うと見えなくなってしまいますが、家を長持ちさせるのと、住み心地を良くする為の仕掛けの一つです。

 

 

 

 

 

             

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【屋根仕舞い進行中】 2012年5月22日

 先日、上棟したソーラーサーキットの家、天気に恵まれ順調に屋根仕舞いが進んでいます。

現在、一層目屋根仕舞い、断熱工事が終わり、二層目の屋根仕舞い進行中です

 進行作業状況です。

先ずタルキを取り付けて、一層目の屋根板を張り屋根仕舞いをします。

ここまでは普通の家と同じです。

 次は作業安全、気密保持、防水の為にルーフイングを張ってから、断熱材を張って行きます。ソーラーサーキットの家は住み心地を良くする為に屋根で断熱します。

熱容量も増えるし、小屋裏環境も良くなります。

 断熱材は気密防水テープを張って仕上げます。

この断熱材は水を通しませんからこれで防水層になります。仮に漏れても下にも防水シートが有るし、瓦下の防水シートも有るので、瓦の下は三重の防水構造としてますので、先ず雨漏りとは無縁の家です。

 その上に、湿気や熱気を排出する為に通気タルキを取付け通気層を造ります

 屋根板を張り二層目の屋根下地を造ります。

二層目の屋根仕舞いが完了すると、防水シートを張って瓦葺きとなります。

 

 

 

 

             

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【シラスそとん壁下塗り作業中】 2012年5月19日

 ソーラーサーキットの家の現場では外壁「シラスそとん壁」の下塗り作業が始まっています。

 

 塗り付けの後クラック防止のグラスファイバーネットを張ります。

塗り付けながら伏せ込んで行きます。

 最後は上塗材の接着力を高める為、箒引きで仕上げ下塗り(下地)完了です。

 「シラスそとん壁」は不思議な材料です、下塗り材は雨水は通しませんが、空気(水蒸気)は通します(上塗材は両方通します)、従って壁の中が湿気難く、木材が長持ちするので、湿気の多い山陰地方の外壁には打ってつけの外壁材です。

シラスそとん壁は二層構造となっており、下塗り部分が防水層となっていますので、下塗りといえど丁寧な仕事が要求されます。

何時も左官屋さんにしつこく言ってます、「下塗りじゃなくて、下地仕上げだよ」と

 

 

 

             

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【上棟でした】 2012年5月17日

今日はソーラーサーキットの家の上棟でした。久々の和風のソーラーサーキットの家です。作業の様子を少し載せます。

先ずは大黒柱から。

 二階部分から建てて行きます。

柱ホソは伝統工法、基礎まで達している長ホソ差し込栓打ちです。たとえ土台が木痩せや腐食しても柱が下がることも無く、大地震時にも最後まで粘ります。

アンカーボルトワッシャは木痩せに対応するスプリングワッシャです。

 基本的に梁や桁は強度を上げる為8メートルまでは継ぎ手を設けない通し物

を使いますが、それ以上のものは伝統工法の継ぎ手「金輪継、追っ掛け大栓継」

で対応します。簡単な蟻継や鎌継では大地震時には対応出来ません(引っ張りには弱いから)

 通し物の丸太梁で組むことによって水平力の強度も上がり、建物がガッチリと固まります(背骨の役目)

 午前中の作業終了です。

 二階部分も大分組み上がりました。

 いよいよ棟木を納めて上棟です。

 夕日を受けて上棟無事完了です。

 

 

 

             

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【こんなの咲いてます】 2012年5月16日

 此処のところ、我社の玄関アプローチには色々な草花が小さな可愛い花を咲かせています。

亡くなった家内が自然の草花が好きで、暇さえ有れば庭に出て庭の片隅に自然風に植えつけたものです。(手入れをしてないので本当に自然風の野の花になってます)

次男が帰って手伝ってくれるようになってから少し気持ちに余裕が出来、漸くこういうものが目に入るようになりました。

草花の名前はまったく判りませんが癒されます、スライドショーでどうぞ。

 

             

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【上棟準備】 2012年5月14日

 ソーラーサーキットの家の現場では17日の上棟に向けて、準備が始まりました。

本日は土台の敷き込み作業、明日は材料搬入、明後日は足場組立てで準備完了の予定、17日は良い天気になってくれるよう祈るばかりです。

近所のおじいさんが作業を見ていて「土台に防腐剤は塗らなくても大丈夫ですか」?と心配をしていただきました。どうも手抜きに見えるみたいですね(笑)

でも大丈夫です、ソーラーサーキットの家は基礎、床下も断熱気密構造となっており、床下空間も室内環境と同じなので身体に影響無いように、防腐剤等の薬剤は使いませんが、シロアリにはターミメッシュ、腐食には二重通気工法で対処してあります。

又、基礎コンクリートの湿気の絶縁と気密保持の為に土台の下側には気密防水テープも張ってあります。

 

             

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【透湿防水シート張り】 2012年5月12日

 外壁「シラスそとん壁」の下地板を張り終えたソーラーサーキットの家の現場では、透湿防水シート張りが始まっています。

このシートはモルタルのアルカリにも強い「ラミテクト」です、強度もアスフアルトフエルトの五倍あります。

外壁も通気工法をとっていますので、フエルトでも良いんですが、「シラスそとん壁」の特性を生かして下地木材が更に耐久性を増すように透湿防水シートを採用しています。

 

             

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【大地震にも粘り強い家造り】 2012年5月9日

 17日上棟予定の、ソーラーサーキットの家、現在、作業場では大工による手刻み加工作業が進んでるところです。

伊東工務店では大工職人の手による、日本古来の伝統継ぎ手や仕口に拘って木組みを行い、木の持つ特性を生かした、「大地震にも粘り強い家造り」を目指しています。

 

             

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【基礎化粧仕上げは要注意】 2012年5月7日

 そろそろ羽蟻(シロアリの)が飛び立つ季節になって参りましたが、ソーラーサーキットの家の現場では、薬剤を使わない防蟻工法「ターミメッシュ、フォームシステム」の工事が進んでいます。

連休中にメッシュ張り、接着剤塗布が完了してるので、その上に専用の保護モルタルを塗ってるところです。

これから天気が良くなると、乾き過ぎてドライアウトに因る肌離れが起き、その隙間からシロアリ侵入もあり得ますので、慎重に作業を行っています。

幸い今日は曇り空でその心配は無いようです。

 

最近はこの工法に限らず、殆んどの家が基礎コンクリートの上に何らかの化粧仕上げをするのが一般的ですが、「コンクリートととの肌離れの隙間からのシロアリ侵入例が多くなった」とシロアリ駆除屋さんの談でしたので、基礎化粧仕上げは要注意です。

 

             

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【今年は梅雨入りが早そうです】 2012年5月4日

 大型連休も後半に入りましたが、ソーラーサーキットの家の現場は作業を行っています。

雨で二日ほどずれ込みましたが、薬剤を使わないシロアリ防蟻ターミメッシュ工事です。

今年は梅雨入りが早そうです、早ければ今月末にでも入りそうな感じなので、それまでに屋根瓦を葺き終えたいです。従って、如何しても連休中に防蟻ターミメッシュ工事を完了してないと工程的に難しい為、休日の作業となった次第です。

上棟は17日の予定です。

 

 

             

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