木材乾燥養生中のソーラーサーキットの家の現場、JIO(日本住宅保証検査機構)の躯体検査を受けました。(毎度同じ様な事を書くな!と言われそうですが、お施主様への作業報告も兼ねていますので、悪しからずお付き合いの程お願い致します)
このところの天気で乾燥状態は良好です。再来週から金物を締め直し、サッシ取付け、外断熱工事に着手します。
検査の方は問題なく合格でした。検査の後、検査員の方と少しお話をさせて戴きました。
規定より太い通し柱や筋交い、全柱の長ホソ差し込み栓等を視て「久々に本格的な在来軸組み工法を見せて戴き勉強になりました」と仰って戴いたところです。
在来軸組み工法と言っても、最近は殆んどがプレカットやピン工法で面材で固める箱の家が多いようです。通し柱の無い家も同様多くなってるようです。
面材(合板等)で固めるモノコック工法とか言う箱の家、確かに初期の強度は強いですが、釘や面材の耐用年数や大地震時に何度も来る余震に揺さぶられ釘や面材がどうなるかが疑問です。
通し柱を無くすことは机上では理に適っていますが、実際現場では危なそうな仕口を見かけます(面材で覆ってしまえば判らなくなってしまいますが)
出隅の場合は胴差し組の仕口が難しく、難しいです(片方木口を化粧に出す場合は別です)やはり通し柱を太くした方が納まりは良いようです。
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