リフォームの現場では床のフローリング張りが行われています。
カフェ風のダイニングキッチンカウンターに合わせて斜め張りです。
我が社では、耐久性と住み心地(踏み心地)を考え、床フローリングは無垢材を使い、合板フローリングは使いません。
材種は用途や好みで色々使いますが、此方のお家は広葉樹のナラの無塗装品です。一般的に広葉樹種のナラ、栗、桜等は湿気の変化等で材が狂うのを防ぐ為に全面を科学塗装で呼吸が出来ないように包んでしまいますが、此方のお家はお仕事柄、土足の生活スタイルをとっていらっしゃいます。従って科学塗装品では直ぐに剥がれてしまいますので、無塗装品のオイルフィニッシュ仕上げと成りました。
自然塗装のオイル仕上げは、材が呼吸できるので、湿気を吸ったり、吐いたりして膨張したり収縮したりして動きます。
湿気の多い時に膨張して材同しがぶつかり合い、フローリングが競り上がらない様にわざと0.5ミリ程度の隙間を空けて張ります。写真のフローリングの間に挟まってる紙片はその為の物です。
塗装前は白ぽっく見えますが、オイル塗装すると、木目や木肌がはっきり見えてきて、ナラらしい模様に成り無垢のフローリングならではの程好い堅さと温かさも感じられます。
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