順調に進んでいたソーラーサーキットの家の現場、天気予報が外れ昨日から雨に見舞われてしまい、二層目の屋根下地を半分残した状態で工事ストップしていましたが、今日午後は雨が上がったので大工総動員で、残りの屋根下地を仕上げ、屋根葺き作業に掛かりました。
葺いてる屋根材は大地震に強い鋼板瓦「コロナ瓦」です。
元々、コロナ瓦は年間地震発生数が200回以上と言われる、ニュージーランドの
お国事情のために開発されたものです。
いつ起こるかわからない大地震の被害を最小限に抑えるには、先ず屋根を軽くして重心を下げ揺れを少なくすることです。(重量は瓦の1/7です。屋根の上に人間が100人上がってるのと15人上がってるのとの違いです)
長いローンを組んでの家造り、如何に災害リスクを避けるかが重要と考えています。
今回の東日本大震災でも、家が倒壊しないまでも、瓦がずり落ちブルーシートで養生しながら、修理が中々して貰えず、困っておられる方が沢山いらっしゃいます。鋼板瓦は見た目では陶器瓦には劣りますが、災害リスクを考えると鋼板瓦をお奨めします。地震ばかりでなく耐火性や暴風雨にも耐える性能も持ち合わせています。
屋根下地は下のようになっています。
一層目の屋根下地に防水シートを敷き防水仕様の断熱材を張り、気密防水テープで止め二重の防止層を造ります。
その上から通気タルキを取り付け通気層を造り(左側)二層目の屋根下地を造り
(右側)防水シートを張り、コロナ瓦葺きと成ります。合計で四層の防水構造となっており、雨漏りにはこれでもかの四段構えになっています。
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