雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【今年もお世話に成りました】 2010年12月30日

 早いもので今年もあと一日で終わろうとしています。皆様、今年も大変お世話に成りました、感謝申し上げます。

現場の方は昨日で仕事納め、事務所の方は今日、明日で片付けをして仕事納めとします。

来る年も「住み心地」と「耐久性」を大切にした「家」を造り続けて参りますので、宜しくお願い致します。

それでは皆様よいお年をお迎え下さいませ。

 

 新年は6日より営業させて戴きますので宜しくお願い致します。

正月休み中の体感ハウス見学ご希望のお方は事前にご連絡戴ければ対応させて戴きます。(ソーラーサーキットのホワァ〜とした、やわらかな暖かさを体感して戴くには、今の時季が一番です)

 

     

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【ふるさと紹介(里坊)】 2010年12月28日

 一年ぶりのふるさと紹介です。

三刀屋町「里坊」は生まれ育った「禅定」の隣地区になります。実家から里坊中心地区までは約一キロ、実家の50m後ろは里坊地区になります、因って子供の頃は「里坊」でもよく遊びまわっていたので懐かしいです。

里坊の地名は天台宗の古刹「禅定寺」の僧が住む里坊が人の住む集落として発展し「里坊」と呼ばれるようになったと言われています。(当時、禅定寺は七堂伽藍が整い、僧坊四二院を数えたと伝えられています)

「里坊」は何が有名とかは無いですが、里坊発祥から一千年以上続く素晴らしい

自然を保ち続けてる地区です。

先日リフオーム現場に立ち寄った折りに撮った写真を載せます。

 「里坊」地区は禅定寺山(鍋山)の連山と向かい合った高平山の山並みに囲ま

れた標高200mばかりの自然豊かな盆地です。右手の山裾を上がると「神話の見える丘があります。

左手の山を上がると高城と言われる、尼子の出城(砦)が有った処があります。毛利の拠点で有った稗原の戸倉城攻めの際、あの山中鹿之助が采配を振るったところでもあり、里坊周辺は戦国時代は激戦の舞台でもあったようです。

山中鹿之助は禅定寺に九ヶ月間ばかり逗留して、散々悪事を働き軍資金を集めてたというイメージの違った記録も残ってるようです。

 眺めのいい「神話の見える丘」からは遥か日本海、日御碕、大社稲佐の浜が望めます。

天気いい日には出雲大社の大鳥居も見えます。手前山並みの間からは神戸川の流れも見えます(古志橋付近)出雲市中心部から浜山、大社半島と続いています。

反対側からは遠くは伯耆大山、木次や三刀屋の町並みが望めます。

 松江、尾道道、三刀屋、木次インター付近が中央に見えます。

 

     

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【二重屋根】 2010年12月27日

 クリスマスイブに上棟したソーラーサーキットの家、その後の雪や風の悪天候で

作業が思うように進みませんでしたが、クルクル変わる天気の合間合間に少しづつ作業を進め、如何にか年内に屋根工事完了にこぎつけました。

これで安心して正月が迎えられます。

 ソーラーサーキットの家は屋根が二重になっています、従って屋根仕舞いを二回する為、如何しても時間が掛かります。

右側の白い部分が一層目の屋根下地に断熱材を張り、通気、排熱の為の通気垂木を取り付けたところです。

左側のグリーンの部分は二層目の屋根下地、通気垂木の上に屋根板を張り瓦下地ルーフィングを敷いたところです。

屋根材直下の屋根下地板は杉屋根板です、合板は使いません。夏場の屋根材直下の温度は60℃以上になります、二十年もすると合板は熱と結露で悲惨な

事になります。

 屋根瓦は、メンテナンスフリー(30年保証)で大地震にも強く、台風や激しい雨にも安心のコロナ瓦です。

施工性が非常に良いので自社(大工)で施工します。こういう天候が悪く予定が立て辛い時でも、自社で施工出来る事で、工程管理がし易く、助かります。

 平瓦の施工が終わり、ケラバ瓦の取り付けに入っています。

 排気、排熱する為の棟換気を取り付ける準備をしてる処です。

 

     

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【建方でした】 2010年12月23日

 ソーラーサーキットの家の現場、本日は建方でした。

明日は「大安」吉日、中段は「成」(建築、新規事に吉)二十八宿も「鬼」(大吉なり、万事によし)とめったにない好いお日柄で、上棟の予定でした。

ところが天気予報では、明日から寒波襲来で荒れ模様になる模様。お日柄も大事だが今の時季は天気優先、急遽予定変更、一日早く建方作業に入った。

(毎日クルクル変わる天気予報に悩まさせられます)

明日、朝一番で棟木を上げて上棟、屋根仕舞い作業に進みます。年内に屋根を葺き上げて、正月を迎える予定です。出来ればホワイトクリスマスは勘弁してもらいたいところです。

 大黒柱は270角、通し柱は165角仕様です。

 12月にしては珍しい青空です。

 棟木だけ残して建前完了です。

 

     

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【「200万円」の補助金が受けられます】 2010年12月21日

 国交省公募の平成22年第2回、長期優良住宅「先導事業」にソーラーサーキットの家が採択されました(省エネ分野)

ソーラーサーキットの家は単に断熱性能が高いというだけでなく、地熱や通気(通風)といったパッシブエネルギーを利用して、耐久性や省エネを実現しながら、日常の快適性や住み心地を大切にする家造りが評価、認められたものです。

これにより一棟「200万円」(工事金1/10以下)の補助金が受けられます(未着工で23年3月末日までに着工出来るものが対象です)

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

     

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【安心な防蟻工法】 2010年12月19日

 結露被害同様、シロアリ被害も自然現象とみなして、住宅瑕疵担保責任保険の

保証からはずされています。

長期のローンを組んでの一生の大仕事である家造り、もしも返済途中での結露やシロアリ被害での余分な出費が有ると、返済計画が狂い泣くに泣けなくなりま

す。そういう家造りはお奨めしたくありません。

一般的な防蟻処理は薬剤処理が主流であるが、保証(薬効)は五年しかなく、長期的にみると不安ですし、健康的にも良いとは言えません。

 

ソーラーサーキットの家の現場では、薬剤を一切使わない物理的防蟻工法「ターミメッシュフオームシテム」の施工が行われています。保証は10年であるが20年や30年で腐るものではありません。薬剤により健康を害される心配も無い工法である(特許工法)

 基礎の外側にシロアリが通過しない細い目のステンレスのメッシュを張り巡らし

地中からのシロアリの侵入をシャットアウトします。

施工は認定施工士によって行われます。認定施工士にはレベル0〜4レベル4Sまでランクが有り出来る仕事が決められています。ほっかむりで頑張ってるのが、レベル最高ランク4Sの大島建材の林社員です。

 ステンレスメッシュと基礎(断熱材)を接着させる為、専用の接着モルタルで塗り固めて行きます。

 メッシュを保護する為に、左官屋さんが専用保護モルタルを塗って行きます。

此れは下塗りで後日仕上塗りをして仕上ます。

この様に手間の掛かる仕事ですが、長期的にシロアリ(ヤマトシロアリ、イエシロアり)に対して安心出来る工法です。

 

 

     

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【気密に拘る訳】 2010年12月16日

 国は去年の省エネルギー基準の改正で、ハウスメーカーに気を使いC値(相当隙間面積)の基準は削除してしまいました。断熱材や窓の性能数値を机上で競うだけの家造りを進めさせています。

 

 今、省エネ、エコブームとかで断熱材不足で業界は大騒ぎです。断熱材だけを厚くして、やたら数値だけを良くしても、気密(防湿)を疎かにすると大変な事に成ります。壁内結露で家が腐りだす事も有り得る事です(かって北海道で大問題に

なりました)高断熱中気密は危険です。(結露で家が腐っても保証はされません。

結露被害とシロアリ被害は瑕疵担保責任保険の保証からはずされています)

 

 いくら断熱材を厚くして断熱性能を良くしても、気密が悪いと隙間風で室内上下の温度差が大きくなり、断熱効果は半減します。

いくら厚いカシミヤの上等のオーバーを着ても、ボタンを留めないと暖かくないのと同じ事です。

 

 もう一つ住み心地に大きく影響するのが、換気です。

計画的に換気する為には如何しても気密が良くないと、計画通りに換気出来ません。穴の開いたストローでジュースが飲めないのと同じ事です。

一般的に計画換気出来る、「C値」は0.7p2/u以下と言われています。理想は0.5

p2/u以下です。(換気性能による、給気口からの吸入率はC値0.7p2/uで約58%、0.5p2/uでは約68%、0.3p2/uで約78%位と言われています)

我が社のC値の標準仕様は0.3p2/u以下としています(今までの平均施工値は

0.15p2/uです)

 

 気密は断熱のように机上の数値でなく、現場でのテストで実際の施工精度が、数値に表れます。絵に描いた餅には成りません。

住む人の事を考えるなら、書類上の審査や数値でなく、現場での検査、テストが

必要です。長期優良住宅にしても、書類審査だけで現場検査なしで、逃げ道を作ってるのも可笑しな事です。住む人の事など考えない、景気浮上優先の政(国)策です。

 

 

     

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【気密テストを行いました】 2010年12月14日

 ソーラーサーキットの家の現場、お施主様立会いの下気密テストを行いました。

断熱ラインを貫通する全ての配管等は完了してますので、完成時と同じ条件の下でのテストです。

現在、現場は外壁塗りたてで、振動によるクラック発生防止の為、作業を休止してますので、気密テストには好都合でした。

 テストの結果は総相当隙間面積(建物全体での隙間面積)13p2(約、名刺1/4の大きさの隙間)で、C値(総相当隙間面積/延べ床面積)は0.05p2/u

と満足のいくいい結果でした。

 病的までに気密に拘るのには、訳があります。住み心地と耐久性を考えると

気密は避けて通れない処です。

ここで語ると長くなるので、つづきを書きます。

 

     

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【思い出の品】 2010年12月12日

 今年も残り19日、もうすぐ正月です。少し早いですが来年用の床置きを出して

みました。

来年の干支はうさぎ年、備前焼のうさぎの置物です。陶彫で著名な備前焼作家

「浦上善次」作(岡山県重要無形文化財2006年没)です。

これは36年前(S49年)に新築をさせて戴いた、お施主様から「いい仕事をして貰ったので記念に」と戴いたものです。来年はうさぎ年と言うことで態々岡山まで行って求めて戴きました。「伊東さん、うさぎ年には必ず出して飾って下さいね。そして12年に一回でいいから思い出してね」と笑いながら仰られたのを思い出します

今思うと、当時独立間もない20代の若僧に大仕事を任せ、この様な気遣いを下さった、お施主様には感謝の念でいっぱいです。

又、このお施主様は書画骨董に造詣が深く、色々教えて戴き勉強させて戴いた

事も思い出します。

来年はあれから4回目のうさぎ年、このうさぎ来年は一年中、感謝の念を込めて

大切に飾らして戴きます。

 

 

     

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【初雪】 2010年12月9日

 気が付けば12月も1/3終わり何となく気忙しく成ってまいりました。

今朝は今冬初めての積雪、薄らと白くなり、一段と師走を感じます。

 ソーラーサーキットの家の現場では、日本住宅保証検査機構の基礎配筋検査

を受け、指摘事項なしで合格でした。

明日は少し天気が良さそうなので、断熱材を張り、基礎コンクリートを打ち込む

予定です。毎日、天気予報と睨めっこで大変です。気温も下がって来たので、コ

ンンクリートは温度補正で強度を割り増し、27N/mm2で打ち込みます。

 

 

     

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【地中梁方式ベタ基礎】 2010年12月7日

 基礎工事が始まってるソーラーサーキットの家の現場、鉄筋の組立て作業が

進んでいます。

あいにくの天気でカッパを着ての作業ですが、今の時季は仕方の無いことです。

このお家の基礎は「地中梁方式」のベタ基礎を採用しました。「耐圧盤方式」の

ベタ基礎を採用するのが多いですが、この現場は軟弱地盤が深く、改良はして

有りますが更に安全をみて、地盤に負担を掛けないように基礎自重を軽くする為の「地中梁方式」のベタ基礎です。

 

 鉄筋組立てが終わると、型枠建て込み作業になります。

 

 

 

 

 

     

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【絶好の天気】 2010年12月4日

 爆弾低気圧も去り、今日は絶好の天気となりました。又とない塗壁日和です。

ソーラーサーキットの家の現場では来週から、外壁シラスそとん壁の上塗仕上

げを予定していましたが、来週水曜日位から気温が、ぐぅんと下がりそうなので

急遽予定を変更、今日から上塗作業に入りました。

本来はクラック防止の為、内部造作完了後に塗り出すですが、材料の特性上

気温が5℃以下になると塗れなく成るので、造作j工事をストップして、塗り壁優

先の作業です。

塗り壁が完全に硬化するまで、外壁に振動を与える作業はお預けと成ります。

完全に硬化しないうちに、振動を与えるとクラックが発生しやすくなります、この

クラックは最初のうちは解りませんが後々出て来ます、これはどの塗り壁にも言

える事です(たとえノンクラック工法でも)

12月と思えない青空の下での上塗作業、多分これが12月最後の塗り壁日和と

思います。天の助け、ツイてます。

 乾き具合を見図いながらパターンを付けて仕上げて行きます。

 

 

 

     

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【ハイブリッドコラム「タイガーパイル工法」】 2010年12月1日

 先日、地盤調査を行った、ソーラーサーキットの家の現場、地盤改良工事が

始まりました。

調査の結果、軟弱層が深く、柱状改良では対応出来ず、ソイルセメントコラム

芯部に異形鋼管を挿入する、ハイブリッドコラム「タイガーパイル工法」採用し

ました。

タイガーパイル工法は鋼管杭の安定した材料強度とソイルセメントコラムの大

きな摩擦力を合成させ、お互いの短所を打ち消し、長所を引出し高い支持力を

得ることが出来る工法(特許工法)です。

 機材のセット中です。

 まずは試堀をして土質確認です。

 セメントミルクを吐出しながら、掘進、混合攪拌中です。

 ソイルセメントコラム打設完了後、コラムの中心に異形鋼管を建て込み、所定

の深さに挿入してコラム頭部を仕上げます。

 

 

 

     

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