昨日行ったソーラーサーキットの家の気密テストの結果です。
総相当隙間面積(建物全体の隙間面積)「13cm2」(名刺1/4の面積)
実質延べ床面積で除したC値(相当隙間面積)は、「0.06cm2/u」と
完璧な施工精度でした。
何故にここまで気密に拘る訳は、何れも住み心地に関係しますが
室内の上下の温度差を極力無くす為、断熱性能を上げる為、湿度
コントロールの為、換気性能を上げてクリーンな室内で生活する為
です。
因みに下の表は相当隙間面積(C値)に因り給気口からの給気量の
割合を表した表です。
C値、2cm2/uでは30%、1cm2/uでも50%としか給気口から吸気
出来ず計画通りの換気が出来なく成り、汚れた空気や臭いが澱む結
果と成ります。(隙間面積が多いと給気口の数が制限され換気され無
い、空気溜まりを作る原因にもなります)
国は、民の住み心地の事などは蔑ろにして、Q値(熱損失係数)だけ
に拘り、C値を省エネ基準から外して、大手ハウスメーカーに配慮した
ザル基準にしてしまいましたが、とんでも無いことだと思います。
断熱材を厚くしてQ値を誇っても、C値が悪ければ風の影響を受けると
隙間風が入り温度差が有ればQ値は下がってしまいます。
(いくら厚いオーバーを着ても、ボタンを留めないと寒いのと同じです)
C値が悪ければ折角の断熱性能も発揮出来ません、C値が伴わない
Q値は絵に描いた餅に過ぎません。
Q値は設計値(カタログ値)C値は実測値です。
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