雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【じゃが芋掘り】 2008年6月28日

今日から暫らく雨模様の天気予報。

昨夕は急遽、堀り残しのじゃが芋を掘りました、雨で濡れた土が芋に付くと保存が利かなくなるからです。

3月中旬に畑を耕しもしないで、種芋を置いて土を被せただけの極限の横着栽培。(時間が無かったので)

やはり収穫量は少ないです、野菜は不耕起栽培が向く物も有りますが、大根、人参、牛蒡、薩摩芋、じゃが芋等の根を収穫する野菜は特に耕さないと駄目です。

何事も汗の量が少ないと得るものも少ないという事です。

左の黄色のが男爵、右の赤いのがアンデスです。

 

【ロンお姐】 2008年6月26日

先日、お姐に成った我社の「ロン」君、術後少し痛がっていましたが、その後順調に快復して、昨日無事抜糸でした。

人間の都合で可哀想な事をしましたが、此れも共に暮らして行くには仕方の無い事だと思っています。

其の分、健康で長生きして貰い、なるべく一緒に過ごしてやりたいと思っています

昼間は一緒に出勤です、ソーラーサーキットの事務所で気持ちが良いのか、木の枕で、もっぱら昼寝です。

夜は家に帰って、先輩お姐の「うら」と雑魚寝です、寒がりやでコタツの下が大好きです。

もう一人(匹)の「グレ」お姐は夜遊びで外出中です。何時も、お姐トリオで寝ています。

 

【そとん壁、下地塗り】 2008年6月25日

 

ソーラーサーキットの家の現場では、梅雨雨の間を縫って「スーパーそとん壁」の

下地塗りが完了しました。

写真は下地材を塗り付けて、クラック防止のガラスファイバーネットを伏せ込んでるところです。

ファイバアーネットは耐アルカリ性の製品を使用します、安物のファイバーネットを使用すると、セメントのアルカリでボロボロに成り効果が発揮できません。

下塗りは10ミリ厚で仕上げます、下塗りが薄いと強度や防水性に問題が出て来ます、下塗りと言えど丁寧な仕事が要求されます。

もっとも、波形ラス8ミリにファイバーネットを伏せ込みますので、10ミリ塗らないと

仕事に成りません、左官屋さんもごまかしは出来ません。

この上に上塗り材を塗る訳ですが、スーパーそとん壁は通気性が有りながら、トップコート不要の防水も兼ね備えた自然素材100%の外壁塗り材です。(シラスの粒度特徴を生かし、引力を味方に疎水力を活用した世界特許)

此の事で雨水がラスにまで達し難くラスが腐らず長持ちします。

解体時は土に帰せる地球に優しいエコ材でもあります。

仕上げ塗りは、内部造作工事が終わり振動等が発生しなく成ってからです。

上塗り付け初期の振動は後からヘアークラック発生の原因となります。

 

【官製不況】 2008年6月23日

出口見えぬ「官製不況」昨日の新聞記事である。

耐震強度偽装事件を受け建築確認審査の手続きを厳しくした、昨年6月の改正基準法の施行から一年経ったが、審査期間の長期化等で依然として住宅着工件数は低調、国内景気を冷え込ませた「官製不況」の出口は見えない、としている。

困った事である、最近のお上は物事を決めるのが性急すぎる感がある、後期高齢者医療制度も同じだ、ろくに議論もせず、抜本的な事は考えず小手先だけ変えて性急に決定してしまう、此れでは弊害が生じる。

お頭の良さそうな御仁方の考えは凡人には理解出来ない。

そもそも確認申請「確認」とは事実の在否と適合性の有無を確認する事ではないのか?

其れをああせい、こうせいとマニュアルみたいな改正法で、安全性が保たれるとは限らない。

申請の法規制をいくら厳しくしても、現場のチェック方法を整備してチェック体制を整えないと、ごまかそうと思う者はごまかすだろう、(建築に限った事ではないが)

其の上、改正法は日本の木造建築の伝統工法の芽を摘もうとしている。

改正法では伝統工法で建てる事をし辛くしてしまった、片方では200年住宅等と

歌いながら、金物でガチガチに固め、筋交いや面材こけたら耐力ゼロみたいな、木の特性を生かし切れない建物で、申請や審査だけ厳しくしても200年持つ訳無い。

もう一つ悪法(あえて悪法と言わせて貰う)が来年から加わる、「住宅瑕疵担保履行法」。

悪質な欠陥工事をして、倒産してしまう様な一部の悪徳業者の為に、お金を溝に

捨てなければならない、儲かって喜ぶのは悪徳業者と保険屋、天下り役人だけである。

11年目に欠陥が出たり倒産しても誰も保証してくれない、35年ローンで高い保険金払って10年保証して貰ってもどうしようもない。

法の目を潜って10年持てば良いというよな考えの建物や業者がまかり通る様に

成る事が心配だ。

主要構造部保証35年なら、まだ保険金払っても良いが、欠陥が出る筈も無い10年保証ではバカらしくて保険金払う気に成れない、かと言って保証金3〜4千万円の資金を10年寝かせて供託するのも零細企業にはキツイ、来春までにどちらか選択しなければならない。

又、検査体制等が整わず工事が進まず住宅着工に支障が出るような確認申請の二の舞「官製不況」はご免被りたい。

安心を得る法とは言えないナンセンスな住宅瑕疵担保履行法だと思う。

 

【通信簿】 2008年6月20日

今日はソーラーサーキットの家の気密テストを行いました。

丁度、お施主様も現場見学にいらっしゃいましたので、立会って戴く事が出来ました。

現場は断熱ラインを貫通する全ての配管、配線工事が完了して、完成時の条件と同じに成り、もしもの時には気密補修が出来る今の状態が気密テストのベストタイミングで今日のテストとなった。

 

テストの結果は上々でした、総相当隙間面積は15平方センチ、建物全体で名刺1/3の面積の隙間しかないと言うことです。

C値に直しますと0.06と成ります、超高気密の家です。

気密が良いと今日の様な湿度の高いムシムシした時、湿度コントロールがし易く

梅雨も快適に過ごすことが出来ます、換気のコントロールもし易いのも言うまでもありません。

気密の良し悪しは、気密処理の手法と丁寧な仕事で決まります。

結果は気密テストで全て数値で表れます、決して手は抜けません。

気密テストは我々が貰う通信簿です。

 

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【波形ラス】 2008年6月19日

ソーラーサーキットの家の現場では外壁下地工事が進んでいます。

断熱材の上に通気ドーブチを取り付けラス下地板を打ち、透湿シートを貼って

今、ラス網張り作業中です。

使用するラスは8mmの波形ラスです、波形ラスを使用する事で、ラスを塗り壁の

中心に入れる事が出来、強度が上がり耐震性や防火性もアップ、塗り壁の弱点

クラックも入り難く成ります。

更にクラック防止対策には、下塗りにファイバーメッシュを伏せ込み塗りします。

従ってメッシュを伏せ込むには、波形ラスで塗厚を確保しなければなりません。

これ又、完成したら見えない処ですが、後々違いが出る大事な処です。

勿論此れだけではありません、下地板の選定や張り方等ノウ、ハウ色々有ります

塗り壁は土に返せる自然素材100%のシラス、そとん壁です。

 

波形ラスはこの後19mmの色付きステップルで70ミリ間隔で留められて行きます

色付きステップルを使うのは、留め残しが無い様に確認しやすくする為です。

 

【地震対策】 2008年6月17日

又、又大きな地震が起きました、「宮城、岩手内陸地震」

被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げると共にお亡くなりになれた方々には心よりご冥福をお祈り申し上げます。

今回、この地域の地震、30年以内に大きな地震が発生する確率0%、所謂ノーマーク地域の大地震でした。

ノーマークでも震度6強と安心出来なくなりました、我が島根も0%に近いノーマーク地域ですが「備えあれば患えなし」です。

今回の地域は火山噴火物を含んだ脆弱火山灰質の土地だった為土砂災害が特に大きかったみたいです。

反面、建物の倒壊等の被害は比較的少なかった様です、雪国で雪の重みを少なくする為、屋根を鉄板等の軽い材で葺き造りも頑丈な建物が多かったとみられます、やはり地震の時には屋根は軽いにこしたことは有りません。

其れと今回、地震の周波が長い波長だった為、建物の揺れと同調しなかったのも幸いしたかもしれません。

いずれにしても、地震対策は念を入れたに超した事はありません。

対力壁は建築基準法の1.5倍は確保したいものです、其れとくどいようですが

釣合(バランス)が大事です、幾ら強度が余計に有っても釣合が悪いと捩じれが生じ倒壊しやすく悪影響に成ります。

我社ではキチンと構造計算をしてバランスの良い建物にする様心掛けています。

更に念を入れるならば、地震の揺れを軽減する制震装置の取り付けをお奨め致します。

此方はオプションで対応しております、早く標準仕様に出来る様、努力する心算です。

又、今回食器戸棚等の扉が地震で開き食器やガラスコップ等が飛び出し、其れで怪我をされた方も多かったみたいです。

食器戸棚の扉には、地震時に自動的にロックが掛かる、アッパーロック金物の必要性を改めて認識致しました。

    

地震の揺れを軽減する            地震時に扉を自動ロックする

制震金物。                    アッパーロック金物。

 

尚、我社では制震装置を取り付けた建物の構造見学を只今、受付中です。

見学ご希望のお方はお気軽にご連絡下さいませ、ご案内させて戴きます。

完成したら見えなく成る部分、実は一番大事な処です、此の機会に是非ご覧戴きたいと思います。

今月末位まで見て戴く事が出来ます。

 

【初物】 2008年6月13日

先月の11日に苗を植付けたキュウリ、今日見事に収穫できました。

ピーマンは樹盛を保つ為の早取りで小さいです、ラディシュ(二十日大根)やアスパラはそろそろ終わりです。

今夜は初物のモロキュウで一杯です。

 

【梅雨入り】 2008年6月12日

中国地方も昨日漸く梅雨入り宣言が出ました。

関東甲信地方より遅い梅雨入りでした。梅雨入りは例年は南の地方ほど早いが

今年は逆転現象で関東甲信地方が早かった、13年ぶりの珍事だそうだ。

此れも地球温暖化の影響か、天変地異の前ぶれか?

此れから一ヶ月一寸、ジメジメとした鬱陶しい日々が続きますが、住まい方を工夫して快適に過ごしたいものです。

梅雨時、奥様方が一番困られるのは洗濯物だと思います。

梅雨は湿度が高く水分の蒸発が進み難い為洗濯物が中々乾きません、コツを少々。

浴室で浴室乾燥機や換気扇を使って干される場合は問題ありませんが、やむなく部屋干しされる場合は、換気扇や扇風機、エアコンを上手に使って空気の流れを作って下さい。

湿った空気と乾いた空気を入れ替える事で意外と早く乾きます。

又洗濯物の嫌な臭いは洗濯機にある場合もあります、密閉された洗濯機の中は

適度な湿度でカビや雑菌でいっぱいです。

洗濯が終わったら蓋は開けておき、中を乾燥させ清潔に保つのも一法です。

洗濯物も洗濯機に入れて放置しないで、籠などの通気性の良い物に入れて置く事も大事です。

又、洗い終わったら直ぐ広げて干すのもポイントです。

其れともう一つ、勿体無いかも知れませんが、部屋干しの場合は風呂の残り湯は

使わないが良いです。

残り湯は雑菌が多く、洗濯物に雑菌が移りやすくなり、臭いの原因と成ります。

以上梅雨の洗濯講座でした。

 

【気密処理】 2008年6月9日

ソーラーサーキットの家の現場ではサッシの取り付けが終わり、断熱工事が進んでいます。

断熱と同時に重要なのが気密処理です、気密施工の良し悪しで後々の住み心地や換気能力に違いが出てきます。

冬は勿論違いますが、夏も湿度管理や電気代に違いが出てきます。

又気密が良いと気象条件次第で換気扇(小屋裏フアンやレンジフードフアン)を上手に使って涼しくする裏技も出来ます(詳しくはソーラーサーキットの上手な住まい方に載せます)

   各種設備の貫通パイプはウエザータイトゴムを取り付け気密テープを張り防水と同時に気密を確保します、其の外気密処理にはノウハウがあります。

気密の良し悪しは施工精度で決まります、結果は来週末の気密テストで数値で出てきます、気を抜くと怖いです。  

 

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【菜園便り】 2008年6月5日

夕方、畑に出た、収穫の終わったエンドウ樹の片付けである。

支柱を取り樹を引っこ抜いて、スイカ、カボチャ、ウリの蔓の下に敷く、敷き藁の代わりである。

無農薬なので、雨降り時の泥はねに因る病気を出さない為である。

キュウリの蔓が大分延びだし、後10日もすれば収穫できそう、横着栽培したジャガ芋も大分大きくなりも直ぐ収穫です、ダメだったのが玉葱、暖冬の影響かトウ立ちして

玉太りが悪いです。

今日の収穫です早速今夜の、おかずです。

今日、昼のTV番組で「日本の食糧自給率39%、食糧輸入が止まったら如何なる」と

やっていましたが、大変な事に成りそうです。

食料政策を真剣に考えてもらいたい、御上は「しょうがないですねぇ」で終わりそうだから自衛策も必要カモ。

 

【窓の性能】 2008年6月3日

ソーラーサーキットの家の現場ではサッシの取り付けが始まっています。

4月以降製造の窓(サッシ、ガラス)には、経済産業省の省エネ建材等級表示ガイドラインによる「省エネ建材等級シール」が貼られる様に成りました。

一つ星(表示なし)から最高等級四つ星で表示され、一目で省エネ性が解る様に

成りました。

サッシの省エネ建材等級シールです、四つ星マークは熱貫流率2.33以下の製品に貼られます(樹脂サッシ、SCウインドーは熱貫流率1.8〜1.9です、アルミ複合サッシとは区別して欲しかった)

ガラスの省エネ建材等級シールです、左が断熱複層ガラス、右が遮熱複層ガラス

我社では東、西が遮熱複層ガラス、南、北は断熱複層ガラスを使います。

南側の断熱複層ガラスは冬場の太陽熱取り込みを考えてです、但し夏の熱射対策をしないと、室内が暑く成りますので注意が必要です。

冬の暖房時の熱の放出割合は窓から37%、夏の冷房時の熱の放出割合は窓から

53%と言われてる様に、窓の断熱性能は重要です、油もマダマダ上がりそうです

窓の選定は、省エネで快適に過ごす為の大きなポイントです。

 

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有限会社 伊東工務店 島根県出雲市大津町3614-55 TEL 0853-22-2031 FAX 0853-22-9495


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