雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【0.16】 2006年9月30日

 S様邸、外断熱工事も終わり気密テストが出来る状態に成ったので今日は、S様立会いの下気密テストを行った。
山陰の建物は如何しても窓を大きく、多く取る傾向にある、熱環境的には不利だが、地域がら出来る限り明るくしたいと思われる方が多いのは致し方ない。
S様邸も和風仕様の為引き違いサッシが8ヶ所も在るので結果を心配していたが気密テストの結果はC値0.16と出たので一安心という次第でした。


S様立会いの下気密テストの様子

 

【招かざる客】 2006年9月29日

 我社の軒下にスズメ蜂が巣を掛けてしまった。
玄関横の上地上6mの処で、二階ベランダの直ぐ横でもある、直径は30センチ位はあろう、今盛んにスズメ蜂は巣を出入りしている。
困った!如何しよう、お客様に被害が有っても困るし、蜂にしてみれば折角住み心地の好い安全な処を見つけ住処を造った物を駆除というのも偲びない、蜂の巣は一年限りなので後二ヶ月もすれば空家に成るし余り刺激をしなければ大丈夫みたいなのでもう少し様子を見て見る事にします。

 

【着工と引渡し】 2006年9月25日

今日は大安吉日ということで、着工と引渡しの現場があった。
基礎着工したのは先日、仏式で地鎮祭を行った平田のS様邸、ソーラーサーキット工法と無垢材で造る健康住宅だ、完成は来年三月中旬の予定です。
お引渡しをしたのは、オリジナル外断熱の家N様邸だ、引渡し前のすべり込みでのお客様もいらっしゃったが無事お引渡しする事が出来た。


S様邸基礎着工

【完了検査】 2006年9月22日

 4月に着工した当社「オリジナル外断熱の家」N様邸、工事が完了して今日、行政の完了検査を無事終えた。
今回は引渡しまで、あまり時間が有りませんが見学ご希望の方は御気軽にご連絡下さい(N様にはご了解頂いています)
引渡しは25日夕方の予定ですので25日PM4:00まででお願い致します。


(左)無垢材で仕上げた内装
(右)シラスそとん壁とガルバで仕上げた外装

 

【風対策】 2006年9月20日

 心配していた台風も大きな被害もなく無事通り過ぎてくれて一安心という処だ。
此れが通り道になって次のが来なければ好いが。
それにしても最近の台風、様子が変わって来た様に思う、竜巻や突風の発生が多く成って来たようだ、地球温暖化で海水温が上がったのが影響してるらしい。
TVで宮崎の竜巻の現場を見て、ゾットした。
此れからは地震対策も大事だが風対策も良く考えて、設計、施工しなければと思った。


写真は意外と取りつけられて無い垂木の耐風金物。
(松江S様邸)

 

【リフオーム】 2006年9月15日

 何ヶ月もお待たせをしたリフオーム増築現場の、今日は上棟日だった。
最近はこういう増築を伴う大規模なリフオームが多く成りつつある。
リフオーム工事の場合新築と違い着工したら完成まで現場を空ける事が出来ない。
其の為、新築工事の間を少し空ける様にして上手に間に組み込まないといけない、調整の為如何しても工事をお待ちして頂く事が多いがご理解をして戴きたい。
下請けに出してしまえば悩まなくても済むだろうが、大工仕事は自社大工でして下請けには出さないという営業方針を貫いている処である。
「伊東さんところはリフオームもされるんですか、新築だけかと思っていました」と良く言われる事がありますが、リフオームもコツコツとやってます。
介護用の手すりの取りつけから大規模な増築リフオームまで、ご希望の方は御気軽に声を掛けて下さい。(少々お待ち頂く場合も有りますが)

 

【「いかんともしがたい」】 2006年9月13日

 先日の新聞に「森との共存を求めて」という記事があった。
木に関わる仕事をする者にとって耳の痛い考えさせられる内容だった。
割れや狂いがクレームの対象と成りにくい集成材や合板が重宝され、本物の木は敬遠される様に成った、価格も安い外材に押され三分の一に下落、山林経営は成り立たなくなったのだ。
「効率第一主義でこられたら、いかんともしがたい」山林所有者の苦悩が書かれていた。
見合う収入が得られず、多くの林業家が山を見放してしまい、手入れをされない山は木々の成長が阻害され、木の根も太く成らなくなり、水源涵養機能が働かなくなり、大雨が降ると鉄砲水、土砂崩れなどの災害を招きやすく成る。7月豪雨災害の一因でもあるかもしれない。
「山の価値は経済性だけでは語れない、はげ山から手を入れて育てて来るとお金に換算出来ない価値を実感する」と山主の言葉、森造りへの使命感が感じ取れた。
我々も少しでも森造りのお手伝いが出来る様、木の特性をお客様に良く説明をして、ご理解を頂き出来る限り本物の木を使いたいものだ。
孫、子の時代にシッペ返しが来ない様に。


【シラスそとん壁】 2006年9月8日

 此処のところ設計作業に追われ雑記帳もご無沙汰だった。
N様邸の完成が間近い、外壁「シラスそとん壁」の仕上げ塗りが今週の月曜、火曜日の予定であったが火曜日より三日連続の雨に祟られ施工が成らず天気待ちの状態だった。
今日はようやく晴れ間が見えたので、残りの仕上げ塗りが無事出来て安堵した処である。
「シラスそとん壁」性能は非常に良いのだが、施工中に少しでも雨に濡らしたり、低温に成ると、色むらやエフロ(白華現象)が出る、気難しい処が難点だ。


【中間検査】 2006年9月1日

 7月末に上棟した松江のS様邸、今日は行政の中間検査だった。
出雲市は中間検査制度は無いが松江市は、この中間検査が有る。
女性検査員二名による女性らしいきめ細かな一時間近い丁寧な検査であった。
何せ、筋交いが81本も有る、我社は基準法の1.5倍の耐力を標準仕様としているので、如何してもW筋交いが多くなる為規定通りにするとホールダウン金物だらけに成る、木材と相性の悪い金物は出来るだけ避けたい、外断熱工法だから未だ安心だが、そうでなければ金物が結露で木材を傷めて家の寿命を短くする可能性が高い。
其れを避ける為面倒では有るが「N値計算」をして出来る限り金物を少なくする様にしている。
細かい字のN値計算書と照らし合わせながら、柱、筋交い一本一本の上下の金物チェック、時間が掛かっても仕方無い。
こんな検査をしていれば耐震偽造マンションも出来なかったろうに・・・・

 
有限会社 伊東工務店 島根県出雲市大津町3614-55 TEL 0853-22-2031 FAX 0853-22-9495


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