彼岸も近いというのに、昨日、今日と朝起きて外を見ると真っ白、春の雪である。
「春之雪 身仁添比野須仕 伎恵也寸志」
出雲の俳人、故桑原視草氏の句である。丁度其の句の茶掛けの軸が床の間に掛かっていた、もう時期遅れで急いで掛け替えをしなければと思っていた処であったがピッタリと成ってしまった。
句の如く雪は屋根には少し残るものの、直ぐに融けて、お陰で仕事には余り影響は出なかったが、現場で作業される方は急な寒さの戻りで辛かったみたいです、ご苦労様です。
「暑さ、寒さも彼岸まで」あと少しの辛抱です、早く暖かい春がきて早く去ってもらいたい処です。(今年はまだ出ませんが花粉症です、四月は要注意です)
(追記)
私の趣味の一つに書画、骨董鑑賞が有ります。床の間の軸は季節ごとに掛け替える様にしていますが、忙しいとついつい遅れがちに成ります、もう少し心に余裕を持って仕事をしたいものです。もう雪は降らないでしょうから早速今夜、軸は掛け替えます。
私は俳句を嗜むほど教養は有りませんが偶々、家内の書道の先生が桑原視草氏のお嬢さんだったというご縁で視草氏の作品が何点か有ります。
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