雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【上棟、引渡し】 2006年5月31日

 昨日は友引と言うことでN様の上棟とN様のお引渡しであった、地鎮祭、上棟、お引渡しはやはりゲンを担いで大安とか友引に行うことが多い、あまり拘ってもいけないが、仕事をする方も仏滅よりも大安、友引の方が精神的に安心だ。

此処のところ天気がぐずついていたが今週はおかげで天気が良さそうだ、今日屋根断熱、屋根下地がほぼ完了するので今週中には屋根葺き工事も完了する予定である、雨に遭わず出来そうで一安心である。

上棟の合間を縫ってN様邸のお引渡しを行ったN様邸は延べ面積37.5坪4LDK住み心地重視でソーラーサーキット工法で造った家である。家はデザインや大きさでなく住み心地と耐久性を重視したいと言うことで我が社のドアを叩いて戴いた。

ご主人はあいにく仕事が外されず奥様とのお引渡しとなった、ガス屋さんとの取扱い説明の間二人の男の子の子守役だったが、元気の良いお子さん四半世紀ぶりの子守少々疲れた、30分や40分で音を上げていては情けない、なんと奥さんは4月に4人目のお子さんを出産され、子育てを頑張っておられる肝っ玉ママさんである。

少々の傷や凹み無垢の木は大丈夫です、やがて其れが味となり使い込む程に愛着がわいて来ます、木の香いっぱいの新居で子育て頑張って下さい。


【シラス、コンクリート】 2006年5月28日

 昨夜、先日「高千穂」より送って頂いたTV番組「素敵な宇宙船地球号」のシラスに関する資料を拝見させて戴いた。『古代コンクリートの謎、ローマ帝国の知恵が日本を救う』という興味あるタイトルだ。

何時来るか大地震に耐えられるコンクリートは有るのか、安全なコンクリートはないのか。

永遠の都ローマ、二千年の風雪に耐え抜いた謎のコンクリートが有った、ローマ帝国の時代の石杖を築いたと言われるコンクリート、其の秘密はポッツーリの塵と呼ばれる『火山灰』だった。もっとも劣った土壌から生まれ時と共に強固な石塊と成る火山灰を古代ローマ人は有効利用し環境に優しい強いコンクリートを造った。古代コンクリートの秘密は火山灰が含まれている事だった。

今、日本でも鹿児島大学、コンクリート研究室(武若教授)で古代コンクリートの様な丈夫で長持ちするコンクリートを造る研究が行われている。九州のシラス台地、東京ドーム40万杯分の火山灰「シラス」をコンクリートの骨材に使うと粘りが強く成ることで、砂利や砂と一体化し易くなりコンクリト強度を高めるそうだ、シラスコンクリートは1Cu当たり600kの荷重に耐える強度があると試験結果が出ていた。

硫酸ナトリュウムの溶液に漬ける腐蝕実験でも強酸性にも耐える事が実証されている、又ホルムアルデヒドなどのシックハウスの原因物質を吸着すると言う。

我が社でも良く使う「シラス」で造った塗り壁も紹介された。

不毛の火山灰台地のただ同然の資源が古代ローマの知恵で注目されだした。

鹿児島の名湯、霧島温泉ここで長さ300mの橋が架けられる事に成り、シラスコンクリートが採用された、訳は普通のコンクリートでは温泉の硫黄蒸気や高熱で直ぐにボロボロに成り10年ももたないからだ、「安全で長持ちするコンクリート」此れからは造りぱなしではなく、ちゃんとお守りをしていく、そしてそれを代々引き継いで行く、「どんな優れた建材も、それを使う人間の問題だ、今こそローマの知恵から学ぶべきだ」と結んで在った。

今までシラスを外壁に使用するのは他にも長所はあるが最大の理由は軽量という事だった、「シラスそとん壁」はu当たり18k、16mmのサイデング並みの重量である、その他の塗り壁は軽い物で28k、重い物で40k、外断熱の弱点である外壁の垂れ下がりを抑える為重視していたが、シラスにより壁の強度は出るし酸性雨などから劣化を防ぎ外壁を長持ちさせる事を検めて認識したところである。

今日は今から二組だけの完成見学会だ。


【「トッキョ、キョカキョク」】 2006年5月25日

 「ホーホケキョ」鶯に替わってカッコウの「トッキョ、キョカキョク」と言う鳴き声が体感ハウス横の林から聞こえるようになった。(何故かこの声と梅雨明け前の日暮れ時に「カナ、カナ」と鳴く蜩の声が大好きだ、マッタリとした気分に成れる)

今日は久々に5月らしい天気だ、此処のところ梅雨の様な天気ばかりで爽やかな5月晴れという日が無い、何時もなら春蝉の「ジイ、ジイ」と言う声も聞けるのだが今年はまだ聞けない、やはり異常気象なのだろうか。

体感ハウス横で造っている野菜も日照不足で発育が遅れている、野菜も不足して来てキュウリ等は60%も値上がりしているらしい、値上げは野菜だけでは無い、テイシュペーパーは25%UP、油もまだ上がりそうである、建築資材も其れに連れてジワ、ジワと上がる気配である。以前の雑記帳に「値上がりが心配だ」と書いた記憶が有るが現実と成りそうだ、零細企業には痛い。

方や税金資本に預金者の利息は搾って、サラ金とお手手つないで莫大なボロ儲けをする銀行、ミニバブルか何か知らないが何だか世の中少しオカシイ、何かカラクリが有るように思えて成らない、ジックリと見極めて対処したい。


【いつでも見学会】 2006年5月19日

 12月に着工した斐川のN様邸の完成が近づいた、完了検査、引渡しクリーニングが26,27日引渡しは30日の予定である。

まだN様のご了解は得ていませんが(多分大丈夫)完成見学ご希望の方が有ればご連絡下されば、28,29日に対応させて戴きます。

出雲のN様邸は基礎工事が完了して30日上棟予定で、今作業場では社員大工が手刻みの真っ最中である、ソーラーサーキット工法よりコストの安い伊東工務店オリジナルの外断熱工法の家である、30日以降構造見学OKである。

大社のY様邸は外部シラスそとん壁の下塗りが完了したところである。

乾燥養生を取って6月初めより内部造作着手予定なので、こちらも構造見学いつでもOKである。(ご希望の方はTEL、メールにてご連絡頂ければ対応させて戴きます) 

そのシラスそとん壁のメーカー高千穂より今日資料が届いた、先日の雑記帳でシラスに関するTV番組「宇宙船、地球号」を見損なって残念と言う記事を、何とメーカーの方が見て居られ、其の資料を態々送って戴いた、ありがとうございました。

私の拙い雑記帳を意外な処で見て戴いているものだ、ビックリしたところである。


【訃報】 2006年5月16日

 我が社の内装工事を二十何年来に渡りお世話に成っていた内装屋の社長さんが今朝、急にお亡くなりに成られた、68才とまだ若いのに残念なことである・・・・・

お悔みにお邪魔させて戴いた折、奥様が「日頃からセッカチな性格でしたので逝くのも急いでいかれました・・・・・」と仰っておられました。

私同様、確かにセッカチでしたがお陰で工期が遅れるという様な事は一度も有りませんでした、仕事も程々に健康管理に気をつけて行きたいものです。

心よりご冥福をお祈りいたします。  合掌


【晴耕雨読】 2006年5月11日

 GWの俄か百姓での筋肉痛もようやく癒えたが、普段の運動不足がもろに出た。

畑仕事は頭の中が空っぽに成り精神的には非常に好いのだが、歳のせいか肉体的には少し辛く成って来た。

お陰で無事苗の植え付けも終わり畑は、黒いマルチに風除けの白い行燈の花が咲き、畑の法面に植えられた雲仙の赤、白、ピンク、紫の満開の花とあいまってなんとも好い風景だ、心安らぐ一時だ。

ゆっくりと「晴耕雨読」の生活を夢見る今日この頃である。


【立夏】 2006年5月6日

 暦の上では立夏、夏野菜の植え付け時期も終わりに近づいている。今日は二組のお客様との打ち合わせを済ませ百姓に転職である。

先日、草取り、耕運、施肥を済ませたので、今日は畝たて、ポリマルチの準備をして、明日は植え付けの予定である。

GWをお楽しみの方には悪いが夕方より恵みの雨、ポリマルチ植え付けには非常に塩梅が好い。雨で湿った土にポリマルチを掛けると、水分が蒸発しないので、水やりの必要も無くなるし、肥料の流れ出しが無いので、元肥一発、追肥無しで行けるので病気も出難くなり無農薬栽培には適している、農薬、化学肥料は一切使用しない無農薬、有機栽培である。それと雑草が生えなく成るので後はフリーメンテナンスで行ける、私のような大着者には、もってこいの省エネ栽培である。

本来は一週間前に張って置くと、地温も上がり根の活着も好く成るのだが、俄か百姓では仕方ない。

マルチを掛けるのは手間では有るが、家造りと一緒で野菜も手間を掛けると安心できる好いものが出来る。


【五連休】 2006年5月2日

 昨日とうって変わって今日は少し肌寒い天気、温度差が十度もある。昨日は家の中に入ると涼しい〜、今日は家の中に入ると暖かいという感じである(ソーラーサーキット工法の特徴でもある)

30日上棟予定のN様邸の耐圧版基礎のコンクリート打ち込みを今日は行った。耐圧版コンクリート打ち込みには丁度好い天候で好かった、此れから温度が上がるとコンクリート打ち込みは養生が大変だ。

明日から現場は五連休だ、私も何とか2日は休もうと思っているところだ。趣味の「家庭菜園」なんとしても夏野菜だけは植えたい、玉葱、じゃが芋、エンドーは植えそこなったが、トマト、キュウリ、茄子、ピーマン、インゲン、西瓜、南瓜、糸瓜、出雲メロン、コーンは植える積もりだが、如何なる事やら・・・・・・


 
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