今日は十月始めにnetよりお問い合わせ戴いたお客様T様宅へお邪魔させて戴いた。
T様にはモデルハウス見学、完成見学会を経て訪問依頼を受けて今日の訪問となった、T様曰く「他の業者は頻繁に仕事をさせて下さいと挨拶に来られるけれどおたくはゼンゼン来られませんが町中のやり難い仕事で敬遠しておられますか」と言われてしまった。
失礼をしたと思ったが、私共はお客様よりご依頼が無い限り押し掛ける様な営業、お宅訪問はしない事にしています。営業社員も居りません、営業経費は出来る限り掛けずその分建物に回す様にしています。坪いくらと言う事に成ると目に見えない処にお金を使う建て方をする以上こうせざるを得ません。
私共の営業方針をお話して決して殿様商売で無いことをご理解戴いた。
今回のご計画はご両親がお住まいの母屋を残しT様ご夫婦が今お住まいの座敷を撤去しての住宅の建替えである。既存建物と敷地の調査をさせて戴いた、撤去建物を拝見すると大正年間の建物だそうが、当時としてはかなりお金を掛けられた建物に見て取れた。大工の私が見ると涎が出るような四間通しの松柾の見事な軒桁、もし縁有って仕事が頂ける事が出来れば是非、命を延ばしてやりたいと思って眺めていた。
町中にしてはかなり広い敷地で四軒分は有ろうかと思われるが計画建物の北側に母屋、南側に土蔵が二棟有りますが、配置計画と間取りプランを工夫すればいい家に成りますとご説明して、設計調書の記入をお願いして帰路に着いた。
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