雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【健康住宅と換気】 2005年10月31日

 最近おかしな話を耳にする様に成った。

「自然素材で造ったのに」、「4スター建材で造ったのに」、「換気システムを取り付けたのに」、家の中に居ると気分が悪くなる、完成見学会に行ったら気分が悪く成った、HMのモデルハウスに行ったら中に長く居られなかったとの声をチラホラ聞くようになった。(感じない人もあるかもしれないが)

素人は勿論であるがプロでも結構勘違いされてる人は多い、計画換気機能が働いていないのだ。

いくら自然素材で造ろうと、無垢の木で造ろうと計画換気が成されていなければ真の健康住宅とは言えない、仮に全て自然素材で造ったにしても身の回りにはの揮発性の科学部質を発散させる物が沢山有る、家具は勿論、本、新聞等の印刷物、殺虫剤、マジック、サインペン上げればきりがない、中には無垢に木にでも反応される人も有る。

換気計画の考え方にも問題があると思う、現行の法律では居室でない、納戸、押入れ、クローゼット等は換気経路に入れなくても良いことに成っているが、これはまずいと思う。

クロウーゼットには防虫剤が入るし、納戸、押入れは換気が悪いとカビ発生の原因となり、ダニの温床と成りかねない、納戸、押入れ、クローゼットは法は求めていなくても必ず換気経路に入れたい。

換気システムは付いているが?なという家を良く見かける、気密処理が成されていない中気密である(昔の様なチョウ、スカスカなら大丈夫だが、その代り冬はチョウ寒い)気密が悪いと温熱環境も悪く成るが其れよりも計画換気が出来なく成る。穴の開いたストローでジュースを飲むと一緒だ。

一種換気でという手も有るが、一種換気の給気ダクトの内部環境にはいまいち疑問を持っている、メンテナンスがこまめに出来る方は別だが・・・

何れにしても健康住宅を考える場合、自然素材、換気、気密は3点セットでなければならない。

 

【正夢】 2005年10月26日

 今日この拙い「雑記帳」が大島建材店さんのホームページ http://www.oshimakenzaiten.co.jp で紹介された、実は昨夜、夢を見ていた大島さんに「ソーラーサーキットの加盟店なのだからもう少しソーラーサーキットの情報を発信しないと駄目じゃないない」と苦言を言ってる夢だった。

朝出社して大島さんのHPを覗いてビックリなんとソーラーサーキットの情報がチャント載っていたのだ此れには驚いた、此れを正に正夢と言うのだろう。

ソーラーサーキットは島根ではまだ一般的でなく余り知られていないので加盟店さんには頑張って情報を発信して戴きたい、我々工事店も有る程度は発信しますが我々はソーラーサーキットはあくまでも「いい家」を造るための手段ですのでソーラーサーキットが目的では有りませんのでここは情報発信の上手な大島建材店さんに今以上に頑張って戴きたいと思います。

期待しております。

 

【初霰】 2005年10月22日

 今日は急に寒くなった、午後四時過ぎには初霰が何時ときパラパラと降った。折角咲き出した駐車場横の山茶花の花が寒そうだった。

外気温度11℃、室内温度22℃(暖房無し)今日、紹介で初めて御出で戴いた

体感ハウス見学のお客様、第一声「暖房点けておられますか」?いいえ「此れが外断熱の蓄熱効果です」と説明したが驚いておられる様だった。

又もう一組のお客様来月11日竣工予定のK様、今日は最後の打ち合わせ内装材の色確認をして頂いた。

この時にも異口同音「暖房点けておられますか」?だった11℃の温度差を実感されていました。

K様、今お住まいのRC官舎は結露が酷くカビだらけ、エヤコンを点けないと冬は寒いし夏は暑いし困っておられた。

K様宅は今年の冬からは快適ですから大丈夫ですよと言うことで最終打ち合わせは無事終了した。

(追記)

K様のご了解を頂いたので外断熱二重通気(ソーラーサーキット工法)で建てた「無垢の木と自然素材で造った家」のこじんまりとした完成見学会を予定しています。

チラシ、新聞広告等はしません、これから建築予定のお客様へのご案内と、このHPをご覧になり見学希望の方(見学ご希望の方はメール、TELでご連絡下さい。ご案内させて戴きます)だけです。

11月12〜13日の予定です。

 

【冬の使者】 2005年10月20日

 体感ハウス横の池に冬の使者、鴨が飛来した。

第一陣としてマガモの夫婦が5組10羽ほどが飛んできて羽を休めている。

体調が悪くこの春北へ帰れなかったカルガモが1羽居るので合計11羽、久々の再会を喜んでいるように見えた。

これから段々数が増え多い時には100羽近くになる時も有る、今年は池の水が少なく心配だ。

例年より3日遅い飛来である、温暖化の影響か?しかしいったい何で感知擦るであろうか、鴨が飛来すると朝、晩の温度が急に下がりだす。

参考までに当社SC体感ハウスの温度データーを書き込みます。

(20時30分現在)

外気温度=13.5℃ 外気湿度=47%

室内温度=25.3℃ 室内湿度=53% 室内壁、天井、床、表面温度=25℃

床下温度=22.0℃ 基礎温度=22℃

外部通気層=15℃ 内部通気層=23.8℃

小屋裏温度=25℃

これから段々と高気密、高断熱の家の良さが解ってくる季節になりました。

 

【ご無沙汰】 2005年10月17日

 此処のところ雑記帳が開けなかった。

賃貸住宅の物件、予算が中々折り合わず建物を少し小さくして設計変更した為本図面の書き直し、施工図面の書き上げとちょいと苦しかった。

造成も終わり今日から地盤改良に入っている、いつもの事だが滑り込みセーフである、不思議とどうにか間に合わせる。

賃貸住宅の場合は一般住宅と違い、施主様と一緒に家造りを楽しみながら造り上げるということはない。

最初の設計に少し手間を掛け全部を決定してしまい設計通りに事務的に仕事をしてしまうので楽ではあるが、あまりやりがいは無いが同じ図面で何棟も出来るので効率は非常に良い。

ただ賃貸住宅も飽和状態に成りつつあるので、生き残る為差別化を図らなければならず、賃貸住宅と言えども建物の仕様とか部屋の取り方等はかなりハイグレードと成っている。

五年や十年で空き室がでたり、メンテナンスをしなければ成らないような建物は造りたくない。

 

【休日出勤】 2005年10月8日

 世間一般は今日土曜日は休みであるが、打ち合わせ予約のお客様が有ったので休日出勤である。

今日のお客様は来年末完成予定のN様である、先日はお一人でおいで戴いたが

今日は奥様、お子様もご一緒においで戴いた。

床板の材種による違い等をモデルハウスで体感して戴いたり設計調書も書いて来て戴いたのでそれに付いても少しお話をさせて頂いた。

偶然かもしれないが、来年完成予定のお客様のイニシャルN様が3人いらっしゃる。

また今日もう一組のお客様K様はホームページからおいで戴いたお客様でソーラーサーキット工法で来年末の完成予定でお願いしますと言うことで早速設計調書も書いてきて戴いたので少しお話をさせて頂いた。

何れにしてもアリガタイことである、感謝、感謝である。

今施工中のソーラーサーキットのお客様もお二人K様なのでK様も三人になる。

何か不思議である。

午後は施主様と一緒に来週から着工する現場の近隣挨拶廻りをしたりリフオームのお客と見積もり打ち合わせをしたりと、結構忙しい休日出勤であった。

というのも明日は久しぶりに丸一日休もうという魂胆である、明日は実家の秋祭り37年ぶりの遷宮祭なので幼友達にも会えるし、職業がら大工遷宮も見ておきたいので楽しみにしているところである。

 

【秋たけなわ】 2005年10月6日

 此処のところ朝出社して車を降りると、とても好い香りに包まれる庭に植えられている金木犀の香りである。

仕事に追われ中々外の風景はゆっくりと眺めることは出来ないが香りだけは自然に香って来るので癒される、協力業者の方に新築のお祝いに植えて頂いた木である。

中に入って窓のカーテンを開けると金木犀の脇にはコスモスの花ざかりである、

まさに秋たけなわの今日このごろである。

東のブラインドを上げるとそこは山の中の一軒家の雰囲気である、山の木々しか目に入らない百メートル先は西谷墳墓群の林である、手前の方には雑木林が有りその中には栗やアケビが実を付けている、アケビは自分の敷地の中なのでそのうち私の腹の中に入ることになる。

もう少しすると真っ赤に色ずくハゼの木ドングリのなるクヌギの木も有る、その南側は大きな池に成っている、後二週間もすれば冬の使者カモがこの池にやって来る、多い時は百羽位飛来する、これを眺めているととても癒される。

ただ斐伊川、神戸川合流工事の為山を掘削した為南山よりの水脈が断たれ最近水量が少なく成った感じで心配している。

この風景が気に入り六年前にこの地を求め四年前に建物を建てて会社を移転した。

元々三刀屋の山家育ちの私は歳を重ねたせいか、山が恋しくなり、こういう処で仕事をすればさぞかし仕事が捗って良いだろうと思っていたが、中々そういう訳にはいかなかった、仕事に追われ(そんなに忙しい訳ではない、歳と共に自分の作業能力が落ち暇が無いだけ)風景を眺める程の精神的余裕が無い。

最も暇でも困るのだが。

今朝は見積もりの物件が一段落したので、モデルルームのダイニグの椅子に座り10分ばかりボケーと秋の風景を眺めながら頭をリセットしてサアー次の仕事だ。

 

【衣替え】 2005年10月1日

 10月1日今日は衣替えの日であるが冬服を着るような状態ではない。

昼間は半袖で充分いける気温である、確実に地球温暖化が進んでいる。

衣替えの時期は平均気温が17度位が適当と言うことで10月1日に決まったらしいから確実に2〜3度温度は上昇している、平均温度が17度に成るのは多分10月中ごろと思われる。

従って海水温度が上昇して、大型台風、ハリケーン、集中豪雨などの異常気象の発生が多くなっていると思う、自然界からのシッペ返しである。

郵政民営化も結構であるが、一刻も早く地球温暖化対策に本腰を入れるべきである。

我々の家造りも目に見えるところだけに拘らず省エネ対策をしてCO2を減らす様な家造りをして少しでも温暖化対策に貢献しなければいけない。

そうしないと地球の未来は無い。

 
有限会社 伊東工務店 島根県出雲市大津町3614-55 TEL 0853-22-2031 FAX 0853-22-9495


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