【カラスの「かぁ子】　2015年11月29日

　先日、現場からの帰り道、道路端の草むらで黒いものがバタバタしてるのが

目に入りました。

一旦は通り過ぎましたが、気になりＵターン、よく視ると怪我をしたカラスでした、

交通事故か何かでしょうか、左の足と羽が折れ、飛ぶことは勿論歩くこともまま

ならない状態でした。

このままだと死ぬ運命、仕方が無いので、連れて帰り保護したところです。

未だ幼いハシボソカラスの当歳子のようです。何も食べてなかったようで、餌と

水を与えるとペロリとたいらげてしまいました。

怪我の治療と思い、出雲の動物病院を当たっては見ましたが、鳥対応の病院は

有りませんでしたので、しばらくこのまま様子を見てみます。

取り合えず名前は「かぁ子」とつけました、（顔立ち、性格からたぶん女の子です）

しかし糞尿の多さには閉口してるところです。

【内法長押取り付け】　2015年11月27日

　ソーラーサーキットの家の現場、和室内部造作が進んで、「内法長押（うち

のりなげし）の取り付けを行っているところです。

此方のお家は、最近ではあまり取り付け無くなった、内法長押が取り付く本格

的な和室造作となっており、大工の腕の見せ所です。

長押は柱の垂直線にに対して、横線により室内の安定感を出すもので、室内

構成上大きな役目をしているものですが、最近はこういう和室文化も軽視され

がちでさびしい限りです。

【美肌県グランプリ４連覇】　2015年11月25日

　昨夜のテレビを見て知ったんですが、大手化粧品メーカーが行う、今年の

美肌県グランプリで我が島根県が一位だそうです、しかも４連覇、偏差値72.4

二位の山形県の65.3に大差をつけての一位です。

其の訳は、日照時間の短さと水蒸気密度の高さのようです、言い換えれば

常に湿度が高いと言うことです。

島根の気候は女性の肌ににとっては良いかも知れませんが、家にとっては

大敵です。

湿気る、日が当たらない、乾かない、家の寿命を縮めるのパターンに成りかね

ません。

湿気（通気）対策をした気候風土に合った家造りをしないと、他県では良い家造

りでも此方では通用しません。

【真弓の木の実】　2015年11月23日

　先日、御出でになったお客様が窓の外を眺めながら、「あのピンクの可愛らしい

花を付けてるのは何の木ですか」とお尋ねになりましたが、喉元までは出てるもの

の名前が咄嗟に思い出せず、お客様がお帰りになってから、「真弓の木」と回線が

繋がった蛍光灯頭でした。

　遠めには花に見えますが、実はピンクの種皮に包まれた中に赤い種を持つ

真弓の木の実です。

花は初夏に地味な小さい白い花を付けます。ニシキ木の仲間ですので、ニシキ

木の実に良く似ていますが、真弓の方が綺麗で可愛いです。

かっては弓を作る材料に使われたと言うのが名前の語源だそうです。

ピンクの花が好きだった家内が植えた木です。

【24時間換気システム、メンテナンス】　2015年11月21日

　今日は10年前に完成したソーラーサーキットの家の24時間換気システムの

メンテナンスをさせて戴きました。

今日は他のメンテナンスもあり社員大工二人が行く予定でしたが、他現場の仕事

が張っており一人しか行けず、換気メンテナンスは急遽、私の出番と成りました。

このお家の換気システムは小屋裏物置に設置してあります。10年を経過していま

すが、小屋裏は埃一つ無い綺麗な状態でした、ご主人曰く「小屋裏でも十分住め

ますね」と仰いましたが、「ソーラーサーキットの家は小屋裏とは言えども他の室内と

略同じ環境なんです」とお話したところです。

　皆さん、給気口や排気口の清掃メンテナンスはされますが、換気本体の清掃

メンテナンスと成ると、中々面倒のようです。毎年とは言いませんが、せめて2～

3年に一回は清掃メンテナンスをして戴きたいです。

　清掃をしないとフアンの羽（上）や換気調整弁（下）に塵が溜まり換気能力

が落ちたり運転音も大きくなり煩くなるばかりで無く、モーターに負荷が掛かり、

モーターの寿命を縮めることに成りますので早めの清掃メンテナンスをお奨め

致します。

　清掃後は下のごとく綺麗になり空気の流れが良くなります。

お施主様には運転音が静かになった事もご確認して戴きました。

　自分でするのは面倒と思われるお方は、ご連絡戴ければ、換気メーカー

又は我社による清掃メンテナンスをさせて戴きます。

我社による点検清掃費はメーカー価格の40パーセント引きでさせて戴きます。

【和室天井造作】　2015年11月13日

　ソーラーサーキットの家の現場、和室の天井造作が進んでいるところです。

和室は伝統工法を守った本格的な真壁壁和室です。

　上は、柱にまわり縁を納める、「えり輪欠き」仕口です。正面から見ると犬の

顔に見えるので、「犬づら欠き」とも言います。柱の断面欠損を少なくする為の

工夫がしてある仕口です。

下は、まわり縁の隅仕口、複雑な手仕事「目違いほぞ留め仕口」です。

　墨付け、刻みの後は手鉋で仕上げ墨を消して取り付けです。

　まわり縁、隅仕口を組み込んだところです。まわり縁は二重縁となっています。

　床柱には棟木が取り付いています。

　まわり縁を組み終わったら天井板を張り出して行きます。天井板は勿論、

無垢板です。

最近の造作は見た目が好く職人技の要らない早く、安く上がる簡単な工法が

多くなり、こういう職人技を発揮出来る仕事が少なくなり残念です。

しかし、何時までもこういう事を続けると職人は育たず、いよいよ職人不足は

深刻となり大変な事に成ると思います。

ハウスメーカーなどが手間賃をカットする為に大工職人を大工と呼ばず作業員

と言うような風潮も如何なものかと思います。

【紅葉が進んでいます】　2015年11月11日

　11月も半ばに近づき、庭の木々の紅葉も進み晩秋の趣を醸し出しています。

手入れの行き届かない庭でお恥ずかしい限りですが、紅葉狩りに行く余裕の

無い私にとっては自然の趣を楽しむには丁度いい荒れ具合です（笑）

　木製の玄関ドアにはカマキリ君が産卵をしようと右往左往しています。

【無垢フローリング張り】　2015年11月9日

　ソーラーサーキットの家の現場、床のフローリング張り作業が進んでいる処です。

フローリングは全て無垢材です。このお家は杉、桧、桜、栗、四種類の材を適材

適所で使い分けています。

水掛かりが多い洗面脱衣の床だけは科学塗装品を使いますが、その他は赤ちゃ

んが這い這いして舐めても安全な自然塗料を現場で塗ります。

写真に青いごみが散らかってるように見えますが、これは態とフローリングを少し

隙間を空けて張るためのスペンサーです。

無垢材のフローリングは環境に因って若干の延びちじみや変形が有るので予め

狂いを想定してで面倒でもクリアランスを取りながら張らないと後で大変な事に成

ります。

　玄関式台もフローリングに合わせ無垢の栗一枚板です。

式台は未だ自然塗装をしていませんので白ぽっいですが塗装をすると色が

揃ってきます。

【小屋組み化粧表し勾配天井】　2015年11月4日

　ソーラーサーキットの家の現場、内部造作が進んでいるところです。

　19.5帖のＬＤＫですが、南側に隣の建物が有り採光が望めないので、小屋裏

吹き抜けにしてトップライト窓を設け、明りと冬場の日射熱を取り込む（夏場は

庇により日射熱を取り込まない）省エネと住み心地を考えた設計と成っています。

　従って、小屋組み化粧表し勾配天井となっています。

天井が高いのでビテ足場を組んでの作業です。