新築工事の断熱は外断熱工法を採用していますが、増築工事やリフォーム
工事の断熱は既存との取り合い、納まり、コスト等を考慮して充填断熱工法を
採用する場合が多いです。
今回の増築工事も充填断熱工法を採用していますが、充填断熱は施工精度
により、断熱や気密性能に差が出やすいので施工には神経を使います。
(設計上の断熱数値が絵に描いた餅にならないように心がけています)
施工状態が悪いと断熱性能は半分以下にも成ります、100mmの断熱材を
入れても状況に因っては46mmの断熱効果しかない状態になります。
設計書類の上ででは100mmですが46mmの断熱性能では絵に描いた餅です。
施工もですが設計段階から断熱材寸法に合わせた間柱ピッチを設定する等の
考慮も必要です。
充填断熱は設計図面上の断熱性能と実際の建物の断熱性能は施工状態に
より著しく差が出るので只詰め込んで有れば良いというものではありません。
(良い施工も悪い施工も図面上では断熱性能は同じですが悪い施工は実際の
断熱性のは劣るので注意が必要と言うことです。)数値だけでの性能判断は
危険です。
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