雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【漸く】 2007年10月31日

着工が遅れていたM様邸、漸く確認が下り一ヶ月遅れの着工です。

それにしても重箱の隅を針で穿る様な確認審査何とか成らないものですかねぇ。

偽装を無くす為の厳格化のはずだが、何か的が外れてる様に思えて成らない、もう少し的を絞ったスピーディな審査は出来ないだろうか。

今回解った事は、確認を早く下ろすには金物等は余計に使用してでも、構造計算は止めて構造規定に従ったが早そうである。(来年からは木造も構造計算が必要になるもよう)

今日は大安吉日、遣り方を掛け着工と成った。

外断熱、二重通気SCナビシステム搭載のSCの家である。

我社では五棟目のナビシステムである。

 

 

                            

 

【深まりゆく秋】 2007年10月28日

紅葉の時期も近づき、我社横の池にも例年の如く鴨の群れが飛来して来ました。

今年は暖かく、紅葉は一、二週間遅れるみたいですが、鴨の飛来は一週間早く

先発隊は15日に来ていました、寒く成るのが早いという事かもしれません。

朝晩少しずつ冷え込むようになり秋の深まりを感じるように成りましたが、外断熱二重通気、SCの家では蓄熱による輻射熱のホワッとした暖かさ気持ち好い時期でもあります、外出の際は必ず一、二枚余計に着込で下さい、其のまま出られると風邪をひかれる事があります。(特に今年初めての冬を迎えられるSCの家にお住まいのお方、要注意です)

池の中のツブツブが鴨です、手前は秋野菜が植えられなかった菜園です、冬野菜はなんとか頑張って植えたい処です。

鴨が見え難いので少しアップしてみます。

 

 

私のカメラでは此れが限界です。

二十羽ばかりのマガモのの群れです、此れから徐々に増えて百羽位に成ります

 

 

                            

 

【危ない仕事】 2007年10月25日

先日よりリフオーム工事に着手したH様邸、既存のDK、和室、トコ、縁側等を取壊し、ワンフロアーのリビングダイニング、オープンキッチンにキッチン納戸を増築する工事である。

床、内壁、天井を撤去して見ると、唖然としてしまった、とんでもない危ない仕事を見てしまった。

 

床板や根太を入れる為か筋交いが半分以上欠き取られている、これでは大地震が来たら完全にアウトである。

これは手抜きと言うより、現場管理者、大工の無知から出た危ない仕事と思われる、筋交いがどういう役目をしているか、まったく理解していない。

今、確認申請が厳格化され一見良さそうであるが、書類がいくら立派に整っても

こういう現場も有るのが現実である。

現場管理がキチンと出来て信頼できる腕の良い大工が居る業者に仕事を頼む事が大事である。

幸い今回リフオームにより見つかり良かったが、そうでなければ大変の事に成るところだった。

筋交いは入れ直し、更に構造合板で補強して、地震に備えたい。

 

この筋交いも半分欠き取ってある、おまけにシロアリも入っている。

この筋交いは途中、丸みが入り断面が半分しかない、大地震が来たら此処から

完全に折れるだろう。

二階床組みも至ってお粗末、構造補強しないと持てそうにない。

                            

 

【屋根工事】 2007年10月23日

上棟から一週間経ったM様社屋、雨にも遭わず無事、屋根工事が完了しました。

    

屋根はガルバの瓦棒葺きです。                         

                         

                       

                        筋交い入れも始まっています。

 

【植栽】 2007年10月20日

先日お引渡しをしたI様邸、今日は残っていた植栽工事を行った。

植付け時期や樹種が決まらなかった事もあり、引越し後という事で今日の作業と成った。

シンボルツリーはh=4.5メートルのヤマボウシに決まった。

これ一本で家の雰囲気が随分変わってきた。

道路沿いには60本のアベリアが植えられた。

基礎が高い為腰高に見えたが、これでグリーンのスカートを穿き、安定感を感じられるだろう、二、三年後が楽しみである。

 

【住宅ローン相談会】 2007年10月18日

 

今度の日曜日21日、JAいずもで住宅ローン相談会が行われます。

住宅ローンを、お考えの方は是非お出かけ下さい。

JAいずも、とは提携を結んで有りますので1%の優遇金利が受けられます(詳しくはお尋ね下さい)

ご連絡戴ければお取次ぎさせて戴きます。

 

【新聞記事】 2007年10月17日

今朝の山陰中央新報の新聞記事です。

審査厳格改正建築基準法施行「住宅着工が半減」零細業者は悲鳴、資金繰り苦しむ、とある。

資金繰りに苦しむとまではいかないが、確認が下りず着工が遅れ、仕事の段取りが狂い困っているのは事実である。

あまりにも性急な法改正で、国交省が審査方法や記載事項等を定めた指針をやっと出したのが施行日直前、これでは我々業者は何を書いたら好いかも解らないし、審査する行政も解釈に手間取り、このありさまである。

そんな中、埼玉で又しても耐震偽装の発覚である。

価格競争が有る限り、法をいくら厳しくしても、この手の事件は無くならないかもしれない。

今回の建築士も孫請の設計事務所、下請、元請の設計事務所が在る筈、処罰は

トカゲのシッポ切でなく、ピンをハネタ下請、元請の建築士も同罪で処罰すべきである、そうすれば元請建築士は、コスト優先でおかしな建築士には仕事が出せず

この手の事件は減る様な気がするが如何だろう。

それとも大金を賭けて構造計算適合性判定を受ける位なら、いつそ構造計算は

お上(国)がすれば問題無いだろう?

それにしても一部の心無い建築士の為に日本の建築士資格も地に落ちたもである。

 

【上棟日和】 2007年10月15日

今日はM様社屋、上棟でした。

朝方は少し清めの雨が降りましたが、直ぐにやみ秋晴れの、絶好の上棟日和と成りました。

屋根はアール屋根です、外断熱、二重通気、ソーラーサーキットですので少し工夫が要る処です。

      

 

【準備万端】 2007年10月13日

    

M様社屋現場、足場組立て、材料搬入、土台敷き込も終わり上棟準備完了です

専用住宅ではありませんが(二階は住居です)ソーラーサーキット、SCの建物で

快適な環境でお仕事頑張って商売繁盛して戴きたいと思います。

勿論SCナビシステム搭載です。

 

【「何とかせい国交省」】 2007年10月11日

 昨日はM様邸、着工前の現場近隣の挨拶回りをM様とご一緒に行った。

着工は今月初めの予定であったが、例によって中々、確認が下りない。

提出して一ヶ月経つが事前相談とやらで引張られ、ようやく順番が廻って来た様なので、あと二週間位で下りる見込みだ。

六月二十日の法改正後、運好く都計外の工事が二件続き、確認申請が要らず助かったが、法改正後、今回が最初の確認申請である。

話には聞いていたが「エッ」と言うよな事まで要求して来る。

あきらかに一般的に使われているガスコンロの仕様書まで添付しろとは、あまりにも過剰に反応しすぎである。

いったい何の為、誰の為の法改正だろう。

耐震偽装をなくす為の確認審査の厳格化は結構な事であるが、何か方向が違ってる様に思えてならない。

安全側に設計していても、不整合だとケチを付けたり、訂正印による修正を一切受け付けないなど現実的でない、書類ばかりいくら厳しくしても現場を視ないでは

あまり意味がない。

途中の変更も駄目、確認を取り直せとは可笑しな話である。

特に注文住宅の場合はお客様は素人、図面で理解するのは無理である、多少の変更は付きものだし、我々も設計を完璧にしたと思っていても、実際に現場で造っていく過程で、もっと好い方法に気づく事もあるのだ。

今までは臨機応変に対応出来たが、これからは難しくなる、たとえ強度を増したり

お客様の利益になる事でも駄目だとは、オツムの弱い私には理解出来ない。

今回の法改正、下種の勘繰りかもしれないが、木造注文住宅を規制して、地場工務店を締め出し、規格、画一型のハウスメーカーの救済措置と思えて成らない

元から変更出来ない、型式認定で確認一発、まさにハウスメーカーにとっては、

都合の好い法改正である。

役所も指導が楽で責任負担も減り好都合かもしれないが、地場工務店の家造りを否定するような動きは国民の利益にならない。

「何とかせい国交省」

 

 

 

【衣替え】 2007年10月6日

庭の金木犀の花も咲き出し、我社玄関アプローチにも芳香が漂い秋の香りが感じられる様になった。

今年は10月に入っても30℃近い暑い日が続いています、松江気象台によると平年に比べると3℃から4℃も高いと言うことだ。

我社の窓の日除けも昨日ようやく巻き上げた処だ。

   

   

衣替えが出来る、ソーラーサーキット、SCの家では衣替えの時期と成りました、

外していたシャツのボタンをとめて上着をはおり勃々衣替え、冬支度です。

月曜日から雨模様の様ですので、明日の夕方位がダンパーの閉めごろです。

現在の床下基礎コンクリートの温度は24℃〜25℃位あるのでダンパーを閉め、

保温をして冬に備えましょう。

まだ日中暑いと感じられる場合は小屋裏ダンパーだけを開放して下さい。

小屋裏ファン仕様の家は二階の窓(階段等)を少し開けて(開けないと玄関ドアが開け辛くなる)小屋裏ファンを回して下さい。

SCナビシステムの場合はメインダイヤルを秋に設定にすれば、外気温に因り

床下モード、小屋裏モード、停止モードと全て自動で動いてくれます。

特にこういう中間期には有効に働く便利なシステムです。

SCナビシステムはユニットバスやシステムキッチンのグレードを少し下げてでも

是非取り付けたい設備です。(奥様方には顰蹙を買いそうですが・・・・)

 

 

 

【まもなく完成】 2007年10月4日

               

六月末に着工したT様邸増築工事、解体、既存リフオームなど有りすっかり手間取りましたが、まもなく完成です。

明日は外部足場を撤去して最終仕上げ、クリーニング、引渡しとなります。

 

【刻み作業】 2007年10月3日

       

M様社屋工事、大工による刻み作業が始まりました。

まずは丸太小屋梁からです、面倒がられる丸太細工も指矩一本で正確に墨付けするのも大工の基本技である。

最近はプレカットに頼り丸太組もろくに出来ない大工も多くなり、情けない事です。

やはり家もぶれない様に背骨を通したいものです、上棟は15日の予定です。 

 

【お引渡しでした】 2007年10月1日

昨日はI様邸、お引渡しでした。

四時からの予定でしたが、三時からの見学のお客様が二組有り、三十分遅れの

四時三十分からのお引渡しとなりました。

検査済証、各種取説、保証書等をお渡しして、一通りの説明の後、本鍵をお渡しして、工事用鍵の使用不能にセットして戴いて引渡し完了です。

帰りはすっかり暗く成っていました、お引渡しの安堵感からか車中は眠くてたまらなかった。

見学会の合間に撮った完成写真です。

                           

外壁は自然素材100%シラスそとん壁塗。  屋根は地震、台風に強いコロナ瓦

ポーチ柱を抜いたポーチ。    玄関はシュウズクローク付き。

        

自然素材で仕上げたリビング。  ワーキングカウンターのあるダイニグキッチン        

キッチン横の通路兼パントリー。     二世代の洗濯機が置ける脱衣室。

        

 小便器付きのトイレ。         トイレの隣は畳コーナーのある高齢者室。

トップライトで明るい階段ホール。  二階洗面化粧室とトイレ。

  畳コナーのある寝室。           真ん中がウオークインクローゼット。

  下部は収納スペース。           その向うがご主人の書斎スペース。向うの窓下は文机を置いて奥様の              

書斎スペース。

                                               二階の洋室。           

 

 
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