雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【ハイクリーンボード】 2007年6月29日

N様邸、内部造作、内装下地工事が略終わり来週から内装仕上げ工事に入る。

写真は下地工事が終わった処である、ピンク色のボードはハイクリーンボドを使用しています。

シックハウス症候群の原因と成るホルムアルデヒドを吸収分解し低減する石膏ボードです。

科学的に吸収分解するので再放出も有りません、我社の標準仕様です。

内装材や下地材は良くても、持込家具やシステムキッチン等も気をつけないといけません。

いくら4スター製品でも敏感な人には対応出来ない場合もあります。

先日お引渡ししたT様邸、システムキッチンの食器戸棚の中の臭いが少し気に成ると言う事でしたので、取り合えず、ホルムアルデヒドを吸着する「ホルムパックン」という吸着紙を戸棚に敷き詰めて様子を見て戴く事にしました。

「ホルムパックン」有効期間は6ヵ月で使用後は可燃ゴミとして処理出来ます。

今日、様子をお伺いした処、効果が有り好い方向に向かってると言うお話でしたので安心しました。

 

【着工】 2007年6月27日

今日からT様邸の増築工事に着工した。

T様邸、お話を頂いてから丁度一年で着工の運びと成った、昨日は岡山のヤマハリビングショールームに同行して、システムキッチン、システムバスを最終決定して戴いた。

T様邸、」既存建物を一部解体して、増築と既存部分のリフオームを兼ねた工事である。

台所、風呂、トイレも有る増築面積32坪、リフオームと合わせると38坪ばかりの工事面積と成り、増築と言っても新築とあまり変わらない工事となった。

山間部の長閑な処で近隣にもあまり気にしないで工事が出来る好い処だ。

都市計画外地域で確認申請事務もないので助かる、20日の法改正で、確認申請も厳格化され、申請事務も厳しく成る、未だ新しい情報は入って来ないが、聞くところに因ると、一発勝負で大変そうである。

来月着工予定の現場も偶々都市計画外で、確認申請が無いので助かる。

9月着工の物件まで時間が有るので様子を見て対処したい。

増築は既存建物の裏側と成るので先ずは工事車両用の仮設道を取付け、明日

から解体工事に入る。

 

【困った!】 2007年6月25日

倉庫を測量会社の事務所にリフオームする工事を今日から着手したが困った事が起きてしまった。

なんと、ツバメが天井の蛍光灯の笠に巣を掛けてしまった。

土も未だ濡れた状態で、出来立てのホヤ、ホヤと見てとれる、新築ホヤ、ホヤの愛の巣を取り壊す事など到底出来ない。

施主様と話し合いの結果、この部分だけ残しツバメの出入り口を確保して、巣立ちまで見守る事に成ったが、工事中の騒音、振動等でツバメが巣を捨てなければ良いが心配な処だ。

 

【梅雨本番】 2007年6月23日

今日は第四土曜日、現場はお休みだし、来訪者も少ないのでデスクワークも捗る

M様邸、基本設計に入る。

昨日は梅雨に入ってから始めて本格的な雨降りだった、我社SC体感ハウスも梅雨仕様で、小屋裏、床下ダンパーとも閉切っていたが今朝はカラット晴れ上がり

昼過ぎには外気は29℃まで上がったので夏仕様に切り替えたが午後は曇りだし

湿度も上がって来たので、また梅雨仕様で閉切った。

この一連の作業、天気に合わせて度々するのは、手動の場合結構面倒だ、やはりこういう時はSCナビシステムにすれば楽して快適さが得られる。

先日お引渡ししたT様宅、様子伺いさせて戴いたが、天気に合わせ上手に使いこなしておられた。

「ナビが迷ってる」と言う評言もされていた、温度センサーに因る開閉の為、開閉温度の境目辺りで何回もパタパタと開閉するので五月蝿いと言うほどでは無いが、若干気に成るとの事、ナビがきっちり仕事をしている証しという事でご了解戴いた。

我社体感ハウスも近々SCナビシステム導入を考えている処だ。

 

 

【ウェーブキー】 2007年6月21日

今日はN様邸、現場で今回採用する燃料電池コージュネレーションシステムの

設置打ち合わせを行った、設置工事は来月中頃の見込みだ。

N様、平日はお仕事で中々現場を見ることが出来ないと言う事なので、お休みに自由に現場を見て戴く為に玄関ドアの工事用キーをお渡しした(お子さん方も見たいらしい)

今回からお渡しするキーが代わった、今まではディンプルキーを採用していたが

今回からウェーブキーを採用する事に成った。

今まではピッキングに強いのはディンプルキーと認識していたが、先日見たTV番組でそれは崩れてしまった。

偶々点けたTVの防犯番組で、ディンプルキーをいとも簡単に開けるのを見てしまった。

防犯上、肝心な処はボカシが入り、詳しくは解らないが鍵穴に棒状の物を突っ込み、ハンマーでコン、コンと叩くとものの一、二秒で開いてしまった。

この棒状の物、まだ日本では手に入り難いみたいだが、諸外国では結構出回ってるらしい、今やネットの時代何時日本に上陸するかわからない。

ピッキグ対策としては其の他、電気錠、電子錠も考えられるが一長一短がある。

以前指紋認証キーシステムを取り付けた事があるが、雷でダウンした事も有る。

左がディンプルキー、右がウェーブキー(何れも工事用キー)

 

 

【電磁波】 2007年6月18日

電気製品等から発生する電磁波が人体に影響する事に付いてWHO(世界保健機関)が、小児白血病発症との関連が否定出来ないとして、各国に法整備や予防処置を取る事を求める勧告、「環境保健基準」をまとめ、電磁波の人体影響に付いての初の国際指針を公開するらしい。

我国も重い腰を上げざるを得ないだろう、スエーデンなど先進国に比べれば我国は取り組みが遅れていたが、これで対策が進めば安心だ。

其れまでの予防対策として、身近な物を電磁波チェッカーで計測して視た。

特に人体に影響が無いと言われている3ミリガウス(0.3マイクロテラス)以下にするには、携帯電話は15センチ近ずくと基準を超えたので、使用時は直接耳に当てずイヤホンマイクを使えば好いカモ。

電気カミソリ、意外と強かった40センチ近寄ってアウト、これは如何しようもない

安全カミソリにするしかない。

もう一つ意外と強かったのがACアダプター、50センチ以上離して置くことだ。

パソコンは意外と近くまで寄れた、20センチ位はOKだ、只ノート型は本体にキーボードが付いてるのでアウト、デスクトップのキーボードはOKなので通常50センチ位離れての操作はOKカモ。

コピー機はスイッチを入れて直ぐ50センチ以上離れればOK、電子レンジもスイッチを入れてすぐ一メートル以上離れればOK。

電気カミソリ同様取り合えず対策が取れないのが電気毛布とか電気カーペット、

住宅関連ではIH調理器、1メートル以下に近ずくと基準を超える、1メートル以上離れて調理は無理なので、此れから妊娠の可能性の有る女性や、頭の高さがIH調理器と同じ位の小さなお子様の居られる家庭は使用を避けられた方が望ましいと思う、前々からこういう方にはIH調理器はお奨めしていない。

只、今回のWHOの基準には数値目標が決められていないので、国が人体優先を考えないで、緩い規制値を設定すると効果無い。

人体に特に影響が無いと言われる3ミリガウス以下に設定してもらいたい、第二のアスベストなどと言われない為にも。

 

 

 

【N様邸、気密測定】 2007年6月16日

 

N様邸、SCナビシステムも取付け終わり、今日は気密測定を行った。

気密測定はお客様には出来るだけ立会をして戴いているが、N様今日はあいにく

お仕事で立会なしでの測定と成った。

何時ものように大工さんの休憩時間を利用して、3時より窓を閉め切って測定開始。

測定機のフアンが回り出した、緊張の一瞬であるが直ぐに圧力数値が上がった

ので一安心、気密が悪いと数値が上がらないので直ぐ解る。

結果は下の写真。

総相当隙間面積(右端)19平方センチ、つまり建物全体で約4.4センチ角の隙間しかないという事である、此れを建物実質延べ床面積で除すると「C値」と成る。

C値は、0.11と手前味噌だが「いい仕事」である。

将来の劣化も考えられるのでやはり初期値は良いに越した事はない、0.3以下が我社の標準仕様だ。

気密もさることながら、左端の数字をみて戴きたい、上が室内温度(23.4℃)下が

外気温度(28.6℃)である、現場はエヤコンなど掛けてないが5℃の温度差である、外断熱、二十通気、ソーラーサーキット威力が見て取れる。

外壁の「白洲そとん壁」の断熱効果のプラスアルファも有るだろう。

 

 

【梅雨のお引渡し】 2007年6月14日

空梅雨か?、と言った途端雨が降り出した、我が中国地方も梅雨入りした模様だ

 T様邸今日はお引渡し、SCナビシステムも梅雨モードでお引渡しだ。

T様邸、町のど真ん中、準防火地域での工事であった、流石のハウスメーカーも尻込みしたそうである。

数ある業者の中から縁あって我社にご用命頂き、住み心地と耐久性に拘りソーラーサーキット工法で建てさせて頂いた、感謝、感謝である。

解体工事も伴ったので工期も6ヵ月チョイと普通より少し長かったが、事故や近隣とのトラブルもなく無事お引渡しをさせて戴く事が出来た。

最後はお母様に態々お抹茶まで点てて頂き、完成の悦びと安堵で至福の一服であった、ありがとうございました、我が子との別れつい長居をしてしまった。

 

【空梅雨?】 2007年6月12日

 

昨日は入梅であったが其の気配は無い、例年だと5〜6日ごろ梅雨入りとなるが

今年は遅い、我々外仕事をする者には好都合だが、水不足も心配だ。

梅雨前線を押し上げる太平洋高気圧の勢力が弱い為、梅雨前線が南の海上で足踏みしてるのが原因とみられる。

また梅雨明けも早まりそうだ、五月に始まったラニーニヤ現象により太平洋赤道海域西側の海水温度が上がる為、太平洋高気圧が今後、急に発達して梅雨前線を押し上げ梅雨明けが早まる事も考えられる。

よって今年は空梅雨で猛暑の可能性、大である、水不足も心配される。

こういう年はビール、清涼飲料水関連株、エヤコン関連株を買うと儲かるカモ。

ラニーニヤ発生時は梅雨前線が活発になり大雨に成る場合も有り、豪雨災害の警戒も必要だ。

 

【畑その後(3)】 2007年6月11日

 植え付けから一ヶ月余り経った我社の無農薬、有機栽培の菜園、少しずつ収穫が始まった。

アスパラ、ラデッシュ(二十日大根)は既に収穫が終わり、夕方仕事の終わりに、蚊にボコボコに刺されながら果実野菜の整枝、摘心の真最中である。

          

 初取れのキュウリ                   収穫時の玉レタス

 

収穫が終わったラデッシュ、無農薬の証し、葉っぱは穴だらけ、虫にお裾分けである。

 

【建築基準法改正】 2007年6月9日

    先日は建築基準法改正の解説講習会に行って来た。

6月20日より施行される改正法、耐震偽装を行った一部の心無い建築士、建築業者、其れを見抜けなかった確認審査機関による耐震強度偽装事件対策として実施される法改正だ、真面目にやって来た者には全く迷惑な話だ。

此れにより確認審査が厳格化され手続きも厳しくなる、今までの様に確認申請図面の訂正や差し替えが認められなくなり、簡単に設計変更などは出来にくく成る。

プラン決定など入念な打ち合わせをして設計する必要がある、でないと後の手続きが面倒に成る。

中間検査制度も始まり、この申請事務処理も増える、いずれにしても確認申請事務費、手数料費が増える事は間違いない。

また建築士に対する罰則も大幅に強化された。

お客様の前で小屋裏物置の1.4メートルの天井は私の見てないところで・・・・・・・・

なんて独り言も言えなく成ってしまった。

 

【構造見学】 2007年6月6日

  

   

 先月の21日に上棟したI様邸、無事雨にも遭わずコロナ瓦も葺き上がり、筋交い

間柱、窓台等も入れ終わり、今月末まで木材の乾燥養生に入る。

この間行政の中間検査を受けます。

現場見学ご希望のお方はご連絡戴ければ随時ご案内致します、お気軽にご連絡ください(見学されても押しかけ営業等は致しません)

ご連絡はTEL0853-22-2031又はメールお問い合わせコーナーからどうぞ。

              

 

【値上げ】 2007年6月4日

心配していた事が現実と成った。

値上げが止まらない、建築材料、設備機器等値上げが相次いでいる。

原因は源油価格の高止まりで資材価格や運送費の高騰、中国特需による資材の高騰、諸外国の木材伐採規制、輸出規制等の影響である。

一過性のものと高を括っていたが、どうもそうでは無さそうだ、品物によっては手に入りにくい物もある状態だ。

今までは何とかお客様には負担を掛けない様努力をして来たが、そろそろ限界である、と言っても簡単に値上げをする訳にもいかない、値上げは最小限に留めなければいけない。

材料屋さんに無理を言って何とかなるレベルでは無くなって来た、材料調達方法を考え直さないとメーカーの言いなりでは此れから先乗り越えられない。

来月、大阪でセミナーが在るので勉強してきたいと思うところである。

メーカーによっては、生産方法の改善、源材料の調達方法、コストの見直し等に

最大限の努力をして当面の値上げはしないと言うメーカーも有る。

こういうメーカーの商品をなるべく採用して応援したいし又見習わなくてはいけない。

【SCナビシステム稼働】 2007年6月2日

 

引渡し間近のT様邸、SCナビゲーションシステムが稼働し出した。

ソーラーサーキット、SCの家にはインナーサーキットと呼ばれる壁内通気層が有る、季節ごとに床下ダンパー、小屋裏ダンパーを開閉して住み心地を向上させる事が出来る、気密と通気を併せ持つ衣替えの出来る家だ。

住み心地もさることながら、最大の魅力は壁内通気層により通気する事で耐久性が高まる事だ、経験上、山陰の気候風土で壁の中に断熱材を詰め込んで(内断熱)で密閉するのは、どうも気持ちが悪くていけない、木材を長持ちさせるには薬剤に頼るか、通気しかない。

今までは季節ごとのダンパーの開閉は手動で行っていたが、SCナビシステムの

登場で自動で開閉、センサーにより季節、時間ごとにきめ細かな開閉をする事で

さらなる住み心地の向上と省エネが期待出来る。

T様には早速採用して戴き稼働の運びと成った、おそらく全国でも早い稼働であろう。

     

完成したT様邸、未だ母屋取合い補修、外溝工事が若干残ってるので正式のお引渡しは14日頃となろう。

 

 
有限会社 伊東工務店 島根県出雲市大津町3614-55 TEL 0853-22-2031 FAX 0853-22-9495


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