雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【危ない仕口】 2012年1月30日

 日経ホームビルダー2月号に興味深い記事が載っている。

「出隅にある筋交いは土台や柱をはかいしやすいか」と言う記事だ、この事は予ねてより危惧していたことである。

下の写真は中越地震で筋交いに押し出され土台や柱が破損した状態である。

現行の基準法通りに造っても、仕口の工夫や筋交い金物選定を考えなければ

同じ様な現象は起こってしまう。

 今まで、壁倍率を求める為に行われた試験方法は土台に余長のある試験体で行われており、出隅の試験体では行われていない、今回それを検証する為、出隅の試験体を造り、試験が行われたよである。

 

 試験の結果は加圧されると筋交いに柱が押し出され、見事に土台が破損している。

土台に余長が無い為アリの端が飛んでしまっている。(試験体の為アリは欠き取らず鋸目を切り込んだだけの状態)

 下の図はプレカットなどで持ち入られる一般的な土台出隅の仕口、蟻穴で柱ホソ穴が寸断されている。これでは土台端の余長が無い為、筋交いに押し出され壊れる危険、大である。

 我社では土台は蟻男木を下木にする伏せ蟻工法、これにより女木、蟻が下につき、柱ホソ穴が寸断される事無く土台が繋がるので、壊れ難くなります。

それと外断熱工法ですので断熱材厚分50oほど余長が長く取れ安全です。

それと筋交い金物ですが、最近は施工が楽だという事で柱と筋交いだけに止める柱付金物がつかわれていますが、出隅の場合は滑り止め効果もある、柱、土台に止めるボックス型金物を使いべきです。下が我社で使用しているボックス型

筋交い金物。

 以上の事は土台に限らず、梁や桁組にも言えることです。最近流行の屋根の出を出さないデザイン重視の箱の様な家や、通し柱は大地震時に折れるから通し柱は使わないという家では危ない仕口を見かけます。何れもその裏にはコストダウンが隠されています。

組み込んでしまうと判らなくなってしまう仕口ですが、家の強度を大きく左右する

大事なところです。

 

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【続いて地盤調査】 2012年1月27日

 本日も続いて地盤調査です。

此方の土地も、50〜60p盛土された造成間もない土地です。

造成間もない土地を調査すると、軟らかくて悪い結果が出ると思われるかもしれませんが、知りたいのは造成された下の地盤の方です。50〜60pの盛土ですと

既に二階建ての建物(木造住宅)と同じ重量が載ったのと同じ事に成っています

これで下の地盤が大丈夫かという事です。盛土部分は盛土の転圧方法にもよりますが、何らかの改良が必要になる場合が多いです。

此方の地盤は思っていたより軟弱層が浅く2mチョイの柱状改良で行けそうです

よく言われるのが「隣の家は地盤改良してないけど何とも無いのに、何故うちは地盤改良しなければダメ?」と聞かれることがありますが、軟弱層が有ったら必ず

不動沈下が起こるとか起こらないとか断言できないのが地盤の悩ましいところですが、ここはもし自分が住む家だったら如何するかという主観的な判断でさせて

いただいています。

但し、過剰な地盤改良は行いません。よくある、本体を安くして、過剰な地盤改良でボッタ繰る様な手法は取りません。

 

 

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【今年最初の地盤調査】 2012年1月24日

 今年最初の地盤調査です。

此方の土地は、我社で土地探しのお手伝いをさせていただいた土地です。

運よくご希望の場所に、二面道路で日当たりも良好な土地が見つかり、お求めいただくことが出来ました。

これで地盤調査の結果が良ければ言う事なしで最高ですが・・・・・・

未だ正式な解析データーは出ませんが、現場でモニターを視る限り思ってたより地盤は少し悪そうで、地盤改良工事が必要に成りそうです。

こればっかりは仕方無いですね。両方良いのが一番ですが、場所を取るか地盤を取るか、中々難しいところです。

(我社は不動産屋ではありませんが、プロの目で視る土地探しのお手伝いはさせて戴きますのでお気軽にお申付けください)無料

 

 

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【久々の登場です】 2012年1月19日

 愛犬「ロン」久々の登場です。

家内が亡くなったことのショックなのかストレスなのか原因不明の下痢に悩まされていましたが、漸く落ち着き正常に戻り安堵です。一時は夜中に一時間置きにトイレに起こされ、寝不足で参りました。偉いもんで家の中では絶対しません、夜中でも二階の部屋に上がってきて、戸を叩いて起こします。

 毎朝すまし顔で元気に二人?で出勤です。

 寒がりやの癖に車に乗ると「窓を開けろ」と催促しますが、「寒いからダメ」と開けません。

窓から顔をだして箱乗りするのが大好きです、もう少し暖かくなるまでお預けです。

 

 

 

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【順調に進んでいます】 2012年1月17日

 ソーラーサーキットの家の現場、一月にしてはまずまずの天気で、工事の方は順調に進んでいます。

 断熱材を外側から張り、家をすっぽり包む外断熱工事が終わり、家を長持ちさせる排湿や住み心地を良くする排熱の為の通気胴縁が取り付けられています。

取付けは外壁の重さにも耐える、外断熱専用のビスで取り付けてあります。

 通気胴縁の上に塗り壁下地板が張られています。この上に防水シート、ラス網を張り、「シラスそとん壁」の下塗りとなりますが、天気と気温との相談になり、今のところ予定は未定です。

 

 

 

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【躯体検査】 2012年1月13日

 昨日はソーラーサーキットの家の現場、躯体検査を受けました。

この検査は「瑕疵担保責任保険」を付けるためのの検査で、JIO(日本住宅検査機構)によって行われました。

これにより「基本構造部分と雨漏り」は10年間保証されますが、当り前の事をしてれば、まず10年で不具合が出るとは考えられず、保険金は溝に捨てるようなものこの保険制度は最初から疑問を感じてるところです。(10年ほど保証する御墨付は付きますが)

本当に消費者の事を考えるなら、保障期間をもっと長くすべきと思います、商売上手は10年もてれば問題無いという家作りを考えます。今やローン返済は35年が主流です。

 

 

 

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【住み心地が良くて丈夫で長持ちする家造り】 2012年1月11日

 

 昨日は2012年の仕事始め、我社の支払日でもあるので、支払いからのスタート、てんてこ舞いの一日でありました。

 ソーラーサーキットの家の現場は明日の躯体検査に向けて、筋交い入れや剛床ユカの施工が進んでいるところです。

又、このお家は「耐震」+「制震」工法を採用した大地震にも安心なお家です。

耐震強度は基準法の1.5倍+揺れを吸収して変形を20%〜50%低減する制震装置を取り付けた制震工法の家です。

 地震時のエネルギーを熱エネルギーに変換して揺れを吸収する制震ダンパー

ダンパーは一ヶ所4個1セットで、10u当たり1セットが必要です(延べ床面積)

今年も「住み心地が良くて、丈夫で長持ちする家造り」に努めます。

 

 

 

 

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【今年はじめての雑記帳】 2012年1月6日

 

 今年はじめての書き込みです。本年も宜しくお願い致します。

今年は年賀状も来ない寂しい正月、ずぅーとCADと格闘してます。正月休みはお客様も少ないので作業がはかどります。

二日にはパソコンが突然凍結、メーカーもお休みでにっちもさっちも行かなくなり、やむなく強制終了、案の定入力したデーターが飛んでしまい、午前中の作業は水の泡というアクシデントもありましたが、気を取り直して作業続行中です。

今年も「住み心地が良くて丈夫で長持ちする」家造りの準備中です、後三日頑張ります。

 

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有限会社 伊東工務店 島根県出雲市大津町3614-55 TEL 0853-22-2031 FAX 0853-22-9495


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