雑記帳  
このコーナーは文才も無い、知識も無い、手間も無い三拍子揃った工務店のおやじがブログの真似事でたまに思ったこと、思いついたこと、現場のことなど雑多な事を思いつくまま書き綴る雑記帳です。ご笑読下さい。
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【梅雨明け】 2006年7月31日

 ようやく梅雨明けである、例年より十日ばかり遅い様だ、今年の梅雨には泣かされた。

松江のS様邸29日に無事上棟を終えた、今日は県住宅公社のK様邸の設計最終確認打ち合わせが有り現場には行けなかったが、一層目の屋根仕舞いが終わり明日から屋根外断熱工事に入る、屋根面積が70坪を超える為少し時間が掛かりそうだが、この分だと雨に遭わなくても良さそうだ、盆までには瓦葺きも完了する予定である。

当社オリジナル外断熱の家N様邸はサッシ取り付け、外壁下塗りが完了した状態で来週から大工さんが内部造作に入るので今、水道屋さん、電気屋さんが配管、配線作業をしている処だ。

Y様邸の完成見学会、昨日は三組のお客様にご来場頂いた、其の内の一組のお客様には早速ご用命を頂いた、ありがとうございました。9日まで申し受けますのでお気軽に申し付け下さい。

(見学されても決して押し掛け営業等は有りません)


【完成見学会】 2006年7月26日

 大社のY様邸、心配していた天気もどうにか回復して今週末完成の見通しが立ち完成見学会が出来る事に成りました。

Y様にはご無理なお願いを致しましたが『私たちも沢山見させて戴いたので真剣に家造りを考えておられる方に参考に成れば幸いですから、どうぞ』と快くお許しを戴いたのでご厚意に甘えて下記の通り完成見学会を行います、ご来場をお待ち申し上げます。

(但しお祭り騒ぎで不特定多数の方を入れず、私が責任を持ってご案内をするという条件付きですので予約制で行わせて戴きますので悪しからずご了承御願い致します)

 

               記

*日時、 7月30日〜8月9日  AM、10:00〜PM7:00

ご都合の好い日時をご連絡戴ければご案内させて戴きます。

ご連絡はTEL0853−22−2031又はホームページお問い合わせコーナーよりお願い致します。

*建物概要

和洋折衷、木造二階建て、延べ床面積44.8坪、施工面積56.5坪

無垢材で仕上げたオープンキッチン、吹き抜け、ロフト、ウッドデッキの有る家です


【豪雨の影響】 2006年7月22日

 今日は久々の好い天気、現場の方、豪雨の被害は無かったものの外部仕事は大幅に遅れてしまった。

松江の現場は基礎外断熱材にノンケミカルで白蟻侵入防止が出来るターミメッシュを施工した時点で雨に成り、保護モルタルが塗られず現場はストップしていた。今日は晴れ間も出たので一気に保護モルタルを塗る事が出来た、此れで来週から埋め戻し、犬走りコンクリート打ち、足場組み立てが出来るので29日の上棟にはギリギリ間に合う運びと成った。

一方大社の現場は内部はほぼ完成のめどはたったものの、雨で、外部仕上げ外溝工事が進まず、月末予定していた完成見学会は危うい状態だ、若干ズレルかも。


【集中豪雨】 2006年7月20日

 『梅雨明けまじか」なんて書いた途端、死者まで出る集中豪雨に見舞われた。

被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。

それにしても自然の力は恐ろしい、人間の力では如何し様も無い、そう成らない様に物事を考えて事前に対策をして防ぐしかない。

我が社の現場とかお客様宅の被害は無かったが、協力業者の左官屋さん宅が神戸川の氾濫により床上浸水の被害に遭われた、お気の毒な事だ。水が引いたので昨夕お見舞いに伺った、床上60センチ位水に浸かった様だ。そこらじゅう泥水だらけで車も全て水没でパー、それは酷い状態だった。急にどっと来た為非難するのがやっとで何も出来なかったらしい。

今まではいくら豪雨でも子の様な事は無かったそうだ、話によると高速道の建設工事用の仮設橋が土手より低く架けて在った為流木、ゴミ等が引っ掛り流れを止めた為被害が拡大した模様である。

今日は我が社から大工さんを床の撤去作業のお手伝いに伺わせた。幸いにも畳床が多かったので都合が好かった、畳は勿論使い物にならず廃棄処分だが床板は剥ぐって乾かせば又使用出来るし掃除もし易い。フロリング床は剥ぐらなければ掃除がし難いし、剥ぐれば壁の取り合いが難しいし、大変だ。昨今の床下に入れない様な床だと最悪だ、まだ厄介なのが断熱材のグラスウール始末が悪い、火に強い物は水に弱い、難しい処だ。


【夏仕度】 2006年7月15日

 連日30度を越える暑さ、遂に我が社の事務所兼体感ハウス、今年は梅雨明けを待たずに夏仕度に入った、西側と東側の窓の遮熱対策だ。

西側、東側は太陽高度が低く成る為、南側の様に屋根や庇で対処出来ないので大き目の窓を取り付けるときは要注意だ。我が社の窓は温熱環境は無視して、明るさと眺めを優先して取りつけてるので遮熱対策をしないと温室に成ってしまいます。

遮熱低放射の複層ガラスは入ってるものの其れでは対応出来無い、ガラスメーカーのデーターでは日射を60%カットとは成っているが其れだけでは対処出来ないので、夏場は外付けの日射遮蔽のロールスクリーンを下ろして窓下で固定して風が吹いても飛ばないようにする。此れで日射を70%カット出来るので遮熱ガラスと組み合わせると日射を88%カット出来る計算に成る。

一般住宅では、簾を下げたり、窓の前に棚を造りアサガオやヘチマを登らせたり落葉樹を植える等して窓に日陰を造ると過ごし易く風情も好く成ります。

夏の高気密、高断熱の家の泣きどころは、一旦熱を入れたら中々熱が抜けず住み心地が悪く成るので、この遮熱対策は非常に重要である。


【羽蟻】 2006年7月14日

 今朝早く電話が鳴った、四年前に新築をさせて頂いたお客様からだ「朝起きたらポーチの門灯の下に白蟻らしき羽蟻が落ちているので視て欲しい」と言う内容だった。

4年や5年で白蟻が出る様な仕事はして無い筈だが、取り合えず会社の出がけにお邪魔して視させて戴いた、羽の付いた蟻が10数ひき落ちていた。

良く視ると普通の蟻の羽蟻だった、素人の方は羽蟻=白蟻という認識があるみたいだ、白蟻の羽蟻と普通蟻の違いをご説明してご安心戴いた。

普通蟻の羽蟻と白蟻の羽蟻の簡単な見分け方です。

羽で見分ける

         白蟻=前羽、後ろ羽がほぼ同じ大きさ。

         羽蟻=前羽が大きく後ろ羽が小さい。

胴体で見分ける

         白蟻=胸、腹のくびれが無い。

         羽蟻=胸、腹の間がくびれている。

頭の先の触角で見分ける

         白蟻=小さな玉が数珠状につながり、ほぼ真直ぐ。

         羽蟻=内側に向いてくの字状に曲がっている。

です。


【梅雨明け間じか】 2006年7月13日

 「カナ、カナ、カナ、カナ」今日夕方蜩が鳴き始めた、山が育ちの私はこの鳴き声が好きだ、一日の終わりにこの声を聞くと何故かホットする、蝉時雨を聞きながら冷たいビールでも一杯頂ければ最高である、残念ながら未だ仕事中で飲めない蜩が鳴き始めると間もなく梅雨明け、本格的な夏突入である。

天気に恵まれ大社のY様邸、順調に工事が進み最後の仕上げ作業に入っている先日Y様には、チラシ等は打たないで不特定多数の方を入れ無いと言う条件で完成見学会のお許しを頂いたので、予約制で完成見学会を予定しています。月末頃の予定です、詳しい日程が決まり次第この雑記帳でご案内させて戴きます。

ご興味のある方は是非見学会にいらっしゃって下さい。


【浴室乾燥暖房機】 2006年7月9日

 今日は、お客様との打ち合わせが午前中で終わったので午後は火災事件で騒がれている浴室乾燥暖房機の点検作業に歩いた。

我が社で施工した物件でガス式には対象機種は無かったが電気式で9件有った。ヤマハのユニットバスにセットされた三菱電機の乾燥暖房機が対象商品と言う事で先日より点検を行っていたが、今日残りの二件を点検して九件全て適切な工事が成され安全であるという事を確認した。

それにしても可笑しな話である。メーカーからは「点検要請の依頼」という文言で経済産業省より施工業者に点検を行う様に要請があったから、元請業者は点検をせよ。という内容の文書が届いた。文書の内容からメーカーは経済産業省からこの商品は認可を得ているのでメーカーには責任は無い、施工者の問題だと言う態度だ、勿論施工の問題も有るがそういう施工をされる可能性の有るより線形式の線を容量の大きい電源線に使用する事事態が間違いであり設計ミスである。

今時容量の小さい照明器具でさえVVFの差込形式である。これを見逃して認可した経済産業省の責任は重い、この点検費用いったい何処から出るのだろう、メーカーの無責任さは許せない、対応次第では今後の機種選定を考えなければなるまい。

全ての業者が点検すれば良いが、もし点検されない物件で又火災事故でも起こった場合どうなるだろう、メーカーは又暗〜い声でTVコマーシャルを流し続けなければならないだろう。


【水中養生】 2006年7月5日

 ようやく梅雨らしい天気が続く様になってきた。

30日の予定だったが雨で延び延びに成っていたS様邸の基礎耐圧盤のコンクリートを昨日打ち込んだ、雨が降ると布基礎の様に養生が簡単に出来ないので雨が降るとコンクリト打ち込みは出来ない(しない)、打ち込み後3〜4時間は降ってもらっては困るが、その後は降って欲しい。昨日は好い塩梅に夕方から雨が降り出し基礎はプール状態と成った、基礎外断熱をしているので、水は漏れなく溜まってくれる、水が溜まらない様な基礎は白蟻も入ると言う事だ(水抜きは水中ポンプ用のピットが作って有る)。

ベタ基礎は冬場以外はコンクリト打ち込み後水を張ってコンクリートを養生する。意外と知られていないがコンクリートは化学反応(水和反応)で固まる事だ。コンクリートは温度で乾いて固まるものと勘違いいている方も多い。S様も折角打ち込んだのに雨で良く固まらないのではと心配しておられたがその旨説明をしてご安心戴いた。

水養生を行わないと水和熱が発生する水和過程において水分が十分に補給されず内部の組織が緻密化しないので強度が上がらないし、急激な乾燥によりクラックの発生が起きやすく成る、雨が降らなかったら態々水道水を溜める。水中養生したコンクリートはしないコンクリートと比べると20パーセント位強度が上がると言うデータが出ている。


【プラン図面】 2006年7月4日

 今日はS様邸のプランの最終打ち合わせをさせて戴いた。何故かお客様のイニシャルが良く重なる、今日のS様は平田町のS様だ。

S様には既にプラン図をお渡して一通り説明をして打ち合わせをしているが、如何しても図面では部屋の広さなどのイメージが解らないと言う事で、体感ハウスを見て戴きながらの打ち合わせとなった、特に吹き抜けのイメージが解らないと言う事なので実物でお話をさせて戴いた、やはり話が早い。

プラン図面と言っても我が社の図面はHMの様な綺麗なプレゼン図では無い。フリーハンドの手書きの図面であるが中身は濃いと思っている、動線、風の通り道、夏冬の太陽光の入り方等も色鉛筆で入れてあるし汚い字だが簡単なコメントも入れてある。

プランの方は事前に要望等を書き込んで頂いた設計調書に基づいてプランを造っているので殆ど受け入れて戴いている、プランは二、三通り造るので迷われる場合はある。

プラン図は殆ど自宅で書くことが多い、夕食を済ませ寝るまでの間テレビを聞きながらの作業だ、スラスラと出来る時もあるが中々纏まらない時も有る。臭い話だがトイレの中でパット灯点く事も有るし夢の中で纏まる時も有る、色々だ。

プラン図面が決まると本設計に入らさせて戴く。S様邸は細かい処の若干の変更でプラン決定したので、此れから本設計に入る処だ。


 
有限会社 伊東工務店 島根県出雲市大津町3614-55 TEL 0853-22-2031 FAX 0853-22-9495


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