|  梅雨本番、毎日ジメジメとした天気が続いています。 今朝の事務所の温湿度計です、室内の湿度は59%、外の湿度計は 振り切れてHI表示(90%以上はHI表示)、外は雲の中と一緒です。 
  こういう時期は洗濯物を室内干しをされるお宅はカビ発生の恐れも 出てきますので気を付けて下さい。 昨日お伺いしたお宅でも室内干しをされていましたが、湿度計は70% を指していました。せめて湿度60%前半になる様にエアコン除湿運転 をお奨め致します。(70%以上はカビ発生の恐れあり) 室内干しは冬場は加湿器代わりで誠に良いですが梅雨時の湿度が高い 時は可加湿になりあまり良くありません、換気も外の湿度が高いとあまり 効果ありません。 室内干しをされる時は湿度計を視ながら除湿機かエアコン除湿運転で 除湿されるのがお奨めです。(部屋干しされる階のエアコンを運転) 特に自然素材100%の塗り壁は注意が必要です。(吸湿性能の低い 樹脂の入った塗り壁やビニクロスは大丈夫です)特に高気密の家はカビ にとっては好条件に成ります。 自然素材の塗り壁は室内の湿気を吸ったり吐いたりする吸放湿性能が 高いと言う特長があり、カビの大敵の湿度を吸ってくれるのでカビの発生 が押さえられると言われてるところですが、ここで注意が必要なのが吸放 湿性能の「放」の部分です。吸った湿度を吐かせないと水分が飽和状態と なりカビ発生の条件が整ってしまいます。 自然素材の塗り壁は湿気を吸ってくれますが、吸わせたままではいけません 吸ったままにせず吐かせる事が大事です、外の湿度が低い時は換気も有効 ですが湿度が高い梅雨時はエアコンでの除湿が有効です。 この辺のことは自然素材塗り壁どのメーカーのカタログにも説明書きはありま せん。吸放湿効果は過大に書いてありますが、あまり鵜呑みにしない方が良い ようです。 調湿効果は若干劣るかもしれませんが、アルカリ系の漆喰系の塗り壁の方が カビ発生のリスクが少なくて安心して使えると思う今日このごろです。  (湿度の管理がこまめに出来る方には吸湿性能の高い方がお奨め)         
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