一般的に行われる防蟻(シロアリ対策)の主流は、床下などに行う薬剤散布処理です。しかし、薬剤処理は5年しか効果が続かず、効果が切れるごとに再処理を行う必要があります。そのため、一回一回のコストは比較的安いものの、5年ごとにずっとかかり続けるるためトータルコストが高くなるのが欠点です。また、有害な薬剤の飛散・揮発による健康被害も懸念されます。
このモデルハウスでは、薬剤を一切使用しない物理的防蟻を行っております。シロアリの侵入口になりそうな家屋の部位に隙間なくステンレスメッシュを貼り、シロアリの侵入を防ぐシステムです(ターミメッシュシステム)。日本以上にシロアリ被害が深刻なオーストラリアで開発・運用され実績のあるシステムで、日本国内では施工物件12,000棟以上でシロアリ被害が皆無です。
メリットは、薬剤と異なり一度貼ってしまえば再処理の必要がないため、トータルコストを安価に抑えられることです。また、ステンレスメッシュ自体はもちろん、取り付けに使用する接着モルタルにも薬剤は含まれておらず、有害な揮発物も発生しません。薬剤処理のような健康被害の懸念がないのも大きなメリットの一つです。