ダクト式セントラル換気システム

常に新鮮な空気で室内を満たしておくために、換気システムは非常に重要です。このモデルハウスでは、アルデ社のチャンバーファン一体型のダクト式集中換気システム(第3種)を採用しています。大風量の換気装置を用いて屋内の汚れた空気を集中的に排気することにより、入れ替えに各居室に屋外の新鮮空気を取り込むシステムです。給気口には高性能フィルターが装着されており、屋外の埃や花粉、PM2.5などをシャットアウトします。

第3種換気を採用したのは、①建物の気密性能が非常に高いため、強制給気に頼る第1種換気でなくても計画換気が十分に機能することと、②第1種換気に比べ導入コスト・ランニングコスト(電気代やメンテナンス)共にだいぶ安価で済む、という点理由によります。

第3種換気の欠点は、熱交換がないので冷暖房負荷が減らせないこと。特に、冬の冷たい空気の流入による快適感の低下が懸念されます。この点、当モデルハウスでは、断熱性能を上げることにより基本的な暖房負荷を減らし、さらに給気口の位置を工夫(床下エアコンの暖気吹き出し口の近くに給気口を寄せるなど)することにより快適感の低下を防いでいます。給気口から2~30cmも離れれば冷たい空気の流入感はほぼなく、問題を感じることはないと思います。ぜひ寒い日に来場してご体感ください。